(英語で)ちょうど到着したところなの?

英語は方位や空間でものごとをとらえる言語です。例えば、「使われる」は英語の発想では単に「使用」の「範囲内」に、「存在する」、つまりbe in useととらえているだけです。
それをbe in use=「使われている」とイディオムして丸暗記の対象とされています。なぜなら「使われる」は日本語では受身形を想像するからです。
in useとかbe in useと何度もくり返し声に出してください。その時あなたは英語世界に浸ることになります。

　According to the dictionary, this word is no longer in use.
　その辞書によれば、この語はもはや使われていない
　The electronic computer has been in use only since 1946.
　電子計算機はやっと1946年から使われだしているに過ぎない
　You may borrow the ruler later; at the moment it is in use.
　定規は後で借りなさい、今使用中です
　Will the music hall be in use next Monday?
　次の月曜日は、音楽ホールはふさがっていますか?
　This sort of machine is still in use in that country.
　こういう機械がまだその国では用いられている

以上の文例は当研究会発行の教材English trekking basic 「be -Two-Word Verbs」「be inの動詞フレーズ」に含まれています。ちなみにこのinのフレーズは886所収されています。

ところでもちろん「使われる」はbe usedを使えますが、これは受身形での表現てなり、動詞の変化形を使うので意味は動的となります。ちなみに(be動詞系列7つの補語フレーズのタイプ)には(7) 補語がed形動詞フレーズ　※受身形での表現展開となります。ただし、この場合は受身進行形の表現に展開します。being used

　① 現在形動詞フレーズ　　② 過去形動詞フレーズ
　　　(is) used　　(was) used
　③ 原形動詞フレーズ　　　④ ing形動詞フレーズ　　⑤ ed形動詞フレーズ
　　　be used　　　being used　　　been used

　According to the dictionary, this word is no longer used.
　その辞書によれば、この語はもはや使われていない

　プログ「英語の九九　英会話発想トレーニング」
　The shortest study program for speaking English freely
　　(自由に英語を話すための最短学習プログラム)

ファンクションメソッドによる教材は動詞表現を(意味ある単位)として２色刷りで表記しているのはこの英語の発想をことばとして身につけるためです。

このブログの記事の元になっているのは「ムリなく話せるイメトレ英語学習法」中嶋太一郎著　日本実業出版社刊です。
私が提唱しているファンクションメソッドは、ネイティブの子供たちが英語を身につけていくプロセスをふまえ、「英語の発想」を元にした英語・英会話メソッドです。
さらにこの本には77の音声つきイメージトレーニングが所収されています。

現在、電子書籍「ムリなく話せるイメトレ英語学習法」(音声CD付き)としても販売しています。

　　　　　　
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[今日の学習]

ネイティブの子どもはどのようにして表現を拡大するか?
　　～５つの動詞フレーズを使って～
　　動詞フレーズを使いこなす

CHAPTER 3
ed形動詞フレーズを使いこなす
ネイティブは受身形や完了形をどうとらえているか

さて、今回はどうして私が今まで書いてきた市販の本の多くや当研究会の教材が2色刷りになっているのか、そのことについて述べましょう。

ファンクションメソッドは、言うまでもなくファンクションフレーズと動詞フレーズとの順列・組み合わせで英文を生産するメソッドです。もちろんこれは英語発想に基づいたものです。

今回登場した3つの現在完了形の用法の用例、9つをご覧ください。ただし、疑問詞で始まるものは除いてください。

これらの赤文字で記したフレーズ，これが動詞フレーズです。
これらの動詞フレーズだけを，話し相手を仮想して上げ調子で言ってみてください。ネイティブの生の会話では普通に使われている表現です．

[継続用法]
　　Been dead for two years?
　　死んで2年になるの?
　　Been busy today?
　　今日は、ずっと忙しいの?

[完了・結果用法]
　　Just arrived?
　　ちょうど到着したところなの?
　　Just come in?
　　ちょうど入ってきたの?
　　Had lunch yet today?
　　今日は、もう昼食を食べたの?

[経験用法]
　　Gone[Been] to Venice?
　　ベニスに行ったことがあるの?
　　Ever heard of such a thing?
　　今まで、そんなことを聞いたことがあるの?
　　Ever read "I am a cat."?
　　今まで、「我が輩はネコである」を読んだことがあるの?

もちろんこれらの文の主体(主語)は、様々です。相手に向かって「死んで20年になるの?」といった表現は普通では考えられません。
でもBeen married for two years?「結婚をして20年になるの?」だったらO.Kですよね。

一方対話者間でその主体が話題になっておれば，「彼って」ということはわかります。あるいは「飛行機」や「交通事故のニュース」が話題になっておればこれもわかります。

ここでよく考えてください。生の英会話というものは常に主語や動詞などが完備されているものではありません。ここで重要なのは，ネイティブの子供はまずこのようなワンフレーズ表現で言葉を覚えていくということです。

私の経験ですが，そんな生の実況を聞いたのは，古い話ですがケネディーが暗殺されたニュース番組でした。
アナウンサーが，必死にBeen shot!とくり返していたのを今でも覚えています。
　　President Kennedy has been shot!

相手に向かってBeen dead for two years以外の動詞フレーズで，「相手のこと」を聞いてください。もちろん上げ調子ですよ。
すべてHave youの省略であることは言うまでもありません。

　　Have you been busy today?

　　Have you just arrived?
　　Have you just come in?
　　Have you had lunch yet today?

　　Have you gone[been] to Venice?
　　Have you ever heard of such a thing?
　　Have you ever read "I am a cat."?

さらにHave youをHas heやHas she, あるいはHas your husbandなどに変えてください。

　　Has he been busy today?

　　Has he just arrived?
　　Has he just come in?
　　Has he had lunch yet today?

　　Has he gone[been] to Venice?
　　Has he ever heard of such a thing?
　　Has he ever read "I am a cat."?

ここで結論です。一文を丸暗記をしようとするから自由な英会話ができないということです。まず動詞フレーズだけのワンフレーズ表現をしてください。そしてそれにファンクションフレーズをつける、これが最も効率的な英会話学習法です。

だからカーソルを会わすと動詞フレーズだけが浮かび上がる教材を開発したり，このブログの音声も動詞フレーズをまず読み，次に全文を読むようにネイティブの人に頼みました。
言う間でもありませんが，これは現在完了形だけのことではありません。すべてに共通していることなのです。

どうですか。これがファンクションメソッドです。

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【一般動詞フレーズ５段活用】 「read "I am a cat"」　「我が輩はネコであるを読む」
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(1) read(s) "I am a cat"　　現在形動詞フレーズ　
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) read "I am a cat"g　　過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。　　
(3) read "I am a cat"　　原形動詞フレーズ
※命令形，助動詞、to不定詞で使われる。
(4) reading "I am a cat"　　ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) read "I am a cat"　　ed形動詞フレーズ　　
※完了形で使われる。　
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　　対話形式の文例
　　How many times have you read "I am a cat"?
　　あなたは、何度我が輩はネコであるを読んだことがありますか?
　　I have read "I am a cat" several times.
　　何度か読んだことがことがあるよ

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