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エスティマ日和

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』2章まで収録の、エッセイ集です。独立しました。

ちびっ蚊ブーン

2006年09月18日 | 雑記
歌3連発。

今日は、スーパーマイナーな曲。『ちびっ蚊ブーン』。

これ「おかあさんといっしょ」で登場していた新作童謡です。

世にも珍しい「蚊」の歌。

もうこれだけでも希有な歌なんですけどね。

主人公は蚊のブーン。

内容はですねー。やさしいやさしい蚊がおりまして。

この蚊。あんまりやさしいので「人の血を吸うのがイヤ」だったんですね。

なにも飲まず喰わずですから、当然、死んじゃいまして。

で、神様がこの「蚊」を、気の毒に思って星にしてあげる、っていう美しい歌です。

美しいんですけど。


ご承知のとおり、蚊で血を吸うのは産卵を控えたメスだけです。

つまりですねぇ。まぁ、名前から判断してオスの蚊なんですけどね。

やさしかろうがやさしくなかろうが血ぃ吸いません。

「おまえ、もともと血ぃすわねーじゃん!」

みたいなツッコミ入りそうです。

童謡つくるなら下調べが必要です。


親父の一番長い日

2006年09月16日 | 雑記
っていう歌があります。

さだまさしです。

ご存知ですよね?

いつぞやの紅白で、8分近くあるフルコーラスを歌って話題になりました。

この歌、妹が生まれた日から嫁にいく日までを兄の立場から、父との間柄を、あたたかーく歌ったものでしてね。

そらーそらー涙もんなわけです。


えー。私もずっとそう思っておりました。「風に立つライオン」と並んで、さだまさしさんの傑作のひとつ、ってね。


ところがですね。

ある日、それが一変いたしました。


この歌のむすびあたりで妹が嫁に行くんですが

「いつの間にか奇麗になっていた娘に」驚くシーンがあるわけです。

一番の泣かせどころです。



ところが。

この「美しくなった妹」。

後に歌手デビューいたしまして。

ご承知かどうかわかりませんが「さだ れいこ」さん、って言うんですけどね。



美しくなった妹、って、これ?


みたいな・・・・。


いえ。失敬な話なんですけどね。


いや。そりゃぁないだろう。

みたいな・・・・。


はい。失敬この上ないんですが。


うーん。でもなぁ・・・。



これ?



無駄な技術

2006年09月14日 | 雑記
時代が変わると、無駄になってしまう技術というものがあります。

例えば、昔コンピューターは紙テープでプログラムを入れていたのですが、紙テープには穴があいているわけですね。

穴が空いているところが1 空いてないところが0 で、この2進数(オン・オフ)だけでプログラムが書かれておりました。

1行は8桁ありまして 10110110 といったものが延々と何キロにもわたってつづくわけです。

当然、ワケワカメな羅列でございまして、穴なんざー見たって一般のひとにはなにがなんだかわかりません。

が、当時、これを仕事にされていた方々、つまりプログラマーですが、こいつを読むことができた!

しかも、すっごい高速で読めたらしい。

まったく驚きですよねぇ。それで、計算のここがおかしい、とかわかっちゃうんですから。

もう達人という域なわけです・・・・が。

当然、いまやまったく役にたちません。この「達人」がですよ?


こういう、無駄になってしまった技術っていっぱいあります。

こんなすごいのでなくとも。


私のサラリーマンだった頃の友人。こいつがですね。

「人間パワーウィンドウ」というのが、信じがたいほどにうまかった!

なんじゃそら?

と、思われるかもしれませんが、昔、車はみんな窓が自動では開かなかったんですね。

手回しで、窓おろしたり上げたりしてたわけです。

しかし、すごくごく一部の高級車、クラウンのロイヤルサルーンだとか、セドリックだとかベンツとか、こういった車には、早くからパワーウィンドウが標準装備でした。
また、一部の車の最高級バージョンには、パワーウィンドウが付きはじめていたんですね。

そういう「お金持ち」の車は、ギコギコと開く他の「一般ピープル」の車と異なり、すーーーーーーーーっと開くわけです。


で。この友人。
よほどくやしい思いをしたのか、血のにじむような訓練をいたしまして、手動なのにパワーウィンドウが開くかのような動きを習得したのです!

コツは、窓が開くとき、窓側を向かないこと。
レバーを下に下げるとき力を抜くこと。
なのだそうですが、どうやっても彼のようにいきません。

もうね。すごいんです。外から見ると、どう見てもパワーウィンドウ。

スーーーーーーーって。

もちろん中では、必死に微妙な調整をしながらレバー回してる友人がいるわけなんですけど。

芸術でした。


が、ご承知の通り、今や軽自動車の最低バージョンあたりでもパワーウィンドウ、ついてます。

彼が練習に練習を重ねて習得した技術も、もはやどこでも役にたたないのでした・・・。





検索順位

2006年09月13日 | 雑記
最近は便利ですね。なんでもネットで調べられて。

先週、「ぼくちゅう」書くのに、少し調べたいことがありまして(ああ見えても調べたりもしてるんですよ。なにしろ記憶が定かでないとこあるんで)、Googleで「駐在さん」と入れました。

なんと。1位が『ぼくちゅう』

こんなもんで役にたつかぁっ!!!

と、激怒いたしましたが、考えてみたら自分のブログ。

世の中には、同じように「駐在さん」で検索されて、同じように激怒されたかたがいらっしゃるかと思いますと、複雑です。

なにか申し訳ないような・・・。

今日、検索してみたら「駐在さん」では2位に落ちてましたね。

「さもひで」では、相変わらず1位。

この単語で検索したかた、いままでいらっしゃるか怪しいですが・・・。

でも「駐在さん」は、いらっしゃるでしょうねぇ・・・。

すみません。検索されたみなさま。

この場をかりて深くお詫び申し上げます。


カブリオレと運動会

2006年09月12日 | 雑記
車の「カブリオレ」と言われる種類ご存知ですか?

ぶっちゃけて言うと「オープンカー」ってやつですね。オープンカー。

昨日、家族でドライブしておりますと、そのカブリオレってやつにぶち抜かれました。
屋根を開いて、風をうけて。

で。そこで家人が言うわけです。

「ねぇ。前前から不思議に思ってたんだけど」。

「なにが?」

「オープンカーって、風、露骨にあたるでしょ?」

「まぁ。そうだろうねぇ」。

「なんで帽子かぶってて飛ばないのかなぁって」。

「ふーん」。

「で、思ったんだけどぉ」。

「あい」。

「あれってゴムでとまってるの?」

「ゴ、ゴムって帽子が?」

「そうそう。それ以外考えられないじゃない?」


いやいや。運動会の紅白帽じゃないんだから。
いくらなんでも、そこまではやらんだろう。

せっかくのファッションだいなし。

「ずっとそう思ってたわけ?」

「え!違うの?」

カブリオレにファッショナブルに乗っている皆様。

世の中には、そういう目で見ている人がいることを、知っていた方がいいかも知れません。



電話応対

2006年09月11日 | 雑記
もう昨年のことなのですが、たいへん傑作なことがございました。

家人が救急で病院に運ばれまして。いえ、これが傑作なんじゃなくって。

午後9時すぎでした。

待合室に人待ち顔の若いサラリーマンがおられました。

その時点では、私とその人2人だけ。

そのかた、時折席をはずされると、さかんにいろいろなところに電話をかけておりました。

盗み聞きしておりますと、なんと上司がここの病院に運ばれて来ていて、なにやら飲み屋で倒れ、しかも急死したらしき話。

えらいもんといっしょになっちゃったなぁ・・・と、思っておりましたが、このサラリーマンくん。実に冷静に、着実に連絡網をまわしているのです。

やがて、そこの会社のひとたちでしょうか。ぞろぞろと大勢入ってまいりまして

「部長、亡くなったってほんとか!?」
「ウソなんでしょ?ねぇ!」
「な、なんで・・・・・・」
「ご家族には連絡したの?」

もう天地ひっくりかえした騒ぎ。そりゃそうです。人命ひとつなくなってんですから。

と、そのサラリーマンくん。いきなり嗚咽いたしまして

「そ、そうなんです・・・突然で・・・お、おれ・・・・な、なんでこんなことに・・・・・・」
まわりの上司や同僚が彼の肩に手をやり、なぐさめます。

どうやら、このサラリーマンくんと一緒に飲んでいて倒れたらしい。

ああ。気の毒に。と、思っておりましたら、サラリーマンくんの電話が鳴りました。

間の抜けたミュージック。着信音音楽にするのも考えものです。

「・・・・し、しつれいします・・・・」

少し離れた通路に行ったサラリーマンくん。

携帯とるなり

「ぁあ?おー!おー。あ?かずみ来てんの?そっかぁ。ん。もうちょいしたら行くからさ!待たせとけよ!」

なんなんだ?この変わり身?

で、もどってまいりました。

「・・・・・課長・・・・・オ、オレ・・・・これからどうすりゃいいんですか・・・・」。


カズミんとこ行くんだろ!?










古時計の謎

2006年09月10日 | 雑記
大きなノッポの古時計。おじいさんの時計。

いいうただなぁ、と、みなさんさりげなく聴いておりますが、この唄。めちゃくちゃおかしい唄です。

なにがおかしいって算数。

まず、古時計は「おじいさんが生まれた時に買って来た時計」です。わかりますね?

で、100年休まず動きました。ちくたくちくたく。

で、おじいさんが亡くなった時止まりました。ちくたくちくたく。

つまり、おじいさんは100歳で亡くなられた、ということがまずわかります。ね?

するってーとですよ。

まず100歳のじいさんの息子ってのがおるわけですね。なんてったっておじいさんの時計ですから。

まぁ、当時の時代背景から、28歳のとき子供が生まれたとして、この子が同じように結婚するのが28歳だとします。

これで56歳。

何年かたって孫が生まれます。

つまり、この唄を歌っているはずの孫ですね。「おじいさんの時計」ですから。

するってーとですね。この唄を歌っている孫は、もし、末っ子の末っ子だとしても、最高齢で40歳以上。最低でも30歳以上です。



40歳にもなって「ちくたくちくたく」。って。

もういい大人なんだからさ。


コードレス電話の怪

2006年09月07日 | 雑記
知人のデザイナーさんは、個人営業。

電話をとるのも、伝票を書くのも、配達も、もちろんデザインもおひとりでやられています。

良く言えば、フリーデザイナー。かっこいい。

で、電話をとれない、という事態はいくつか発生するわけです。

いえ。外出じゃなくって在宅のときに。


で、このかた、そういう場合どうするかっていうと、話し中にするのだそうです。

こうすれば、呼び出しだけが鳴って、留守と思われずにすむわけです。


ある日、仕事でこの方に電話かけました。

すると一度も呼び出しがならず、いきなり通じました。

通じましたが、様子がヘンです。


「バタン、ドスドス」と、音がしたかと思ったら、しばらくラジオかなにかの音が聴こえています。

そのうちに

「うーーーーーーーー」

とか、唸り出しまして

唸ったかと思うと

「はぁ」。

とか安堵の溜息。


これを何度か繰り返しまして、最後に

ザザーーーーーーーーー

っという大量な水の音がしました。


そうです。このかた、トイレに入ってたんです。

トイレに入るので、話し中にしよう、と、通話ボタンを押したわけですね。

コードレス電話で。

これをトイレに入ってからやってしまっちゃったわけです。

そこに偶然、ピッタリのタイミングで私が電話したものですから、トイレの実況中継になってしまったわけです。

思えばすごいおっかない状況ですよね。これって。


この電話ですか?もちろんこちらで勝手に切りました。

だってねぇ。

ちょっとねぇ。

皆様もコードレス電話にはご注意を。


弱音

2006年09月04日 | 雑記
バックナンバーを見てわかったのですが、ここ、もうすぐ1年です。

すげー。

よくここまで続いたものです。

7月には『ぼくちゅう』が独立して、どうなることかと心配いたしましたが、なんとかここまでやってこれました。
これも「シャア大佐」と「ぬりえ」と皆様のおかげですね。

もちろん、まだまだ続けていらっしゃるかた。いっぱいいるわけですが。

いろいろ書きたいこととかあったんですけど、エッセイみたいなのは、ほぼ書き尽くしました。
あとは今の「ぼくちゅう」5章を書き終えれば、真っ白に燃え尽きる予定です。
こっちは何度かコメントでお答えしましたように『バス停』書いた時点で、とりあえずは目標果たしてました。

あれからずるずると8ヶ月。


ん~。その後ですか?

今、考え中です。「ぼくちゅう」も6章書くかどうか悩んでます。実は。

なにしろ5章の「花火盗人」、巨大なものですから。ここがノンフィクションのつらいとこですねー。
時系列変えられませんからね。
もし続けば、5章の「感動路線」から、いきなり地べたに落ちる(もどる?)予定です(笑)。

こっちはですねー。さすがに「合体証明書」が最後じゃ困りますから(笑)。
そこそこのものをご用意いたしております。

書いてておもしろかったのは、けっこうお客様や友人がここをご覧になっていて、ダイレクトに意見をいただけたことです。
意見より注文くれよ、とも思ってましたけど。
今は注文より、ランキングクリックしろよ、って思ってます(笑)。注文、じゅうぶん多いので・・・。

特に「ぼくちゅう」に限って言うなら、ほんと、たくさんのお言葉を頂戴した記事でした。
代表メールに督促とどくし(笑)。
独立させてよかったなぁ、って思ってます。読みやすいですよね。なにより。

というわけで、まことに勝手ながら、本日はガス抜きさせていただきました・・・。
※あんだけのもん、毎日書くのはたいへんなんですよ・・・。


すいません  m(_ _)m

合体証明書

2006年09月02日 | 雑記
ひさしぶりに街を歩きました。

ちょっと脇道に入ったところで、親子連れに合いました。

ご夫婦と男の子。

で。この男の子が奇妙なことを大声で叫んでいます。

「がったいーーーーーー!しょうめいしょ!」

合体証明書?

1度だけではなく、何度も何度も繰り返します。

聴き間違いかな?と思いまして、聴き直しても

「がったーーーーい!しょうめいしょ!」


いや。確かに君は合体証明書だけど・・・・。

こんなこと真っ昼間に言われて、親は恥ずかしくないのかな?と、不思議に思いましたが、ご夫婦はなんともない様子。


この年頃の男の子は、同じこと何度でも繰り返しますから。

街中の大通りに出ても叫び続けるわけです。


「がったーーーーーーーーーい!しょうめいしょ!」

あっちのひとに向かって「合体証明書」。こっちのひとにも「合体証明書」。


でね。子供の気持ちになって考えました。

なにか別のことを言いたいのだろう、と。


わかりましたよー。


彼は「合体フォーメーション!」と言っているつもりなのです。

でも誰が聞いても「合体証明書」。

うん。確かに仲睦まじそうなご夫婦でした。





となりのケンちゃん

2006年09月01日 | 雑記
えー。ひさしぶり、好評「ぬりえ」シリーズです。本当に好評なのか、かなりあやしいものはありますが。



「となりのけんちゃん」です。

どういう状況なのか、けんちゃんになにがあったのかわかりませんが、かなり深刻な事態であることは、なんとなくわかります。

本来は竹垣ではなく、鉄格子として描きたかったという、作者の意図が、それぞれの表情からうかがえます。

ああ・・・。人生とは?

そんなことを考えさせてくれる逸品です。

「となりのけんちゃん」。


エスティマ日和(7)

2006年08月31日 | 雑記
ああ・・・エスティマ日和。こんなに続くとは・・・。

まったく書いていた当人も予期せぬことでございました。

さて。パソコンのUSBファンだけで、細々と冷房を続けておりましたが、ふと運転席を見ていて、見つけたものがありました。

それは。「冷蔵庫」です。

我が家のエスティマ。古いとは言え、超フル装備でございまして、運転席横に冷温蔵庫というのがついております。
これ。言うまでもなく缶ジュースとかの類いを冷やすものなのですが、なにしろ7人乗りのエスティマ。けっこうでかいのです。
しかも「製氷機能付き」。

「これ開けたら涼しくなんないかな?」

「やってみれば?もうなんだっていいわ」。
暑さでぐだぐだの家人。なげやりです。

じゃぁってんで、冷蔵庫を開けまして、製氷オン!

とたんにそのあたりから、ひやぁ~ っと、冷風が吹いて来ます。

お!意外に涼しい!

そりゃ製氷ですから。閉じてりゃ氷できるほどですからね。無理もありません。

いまいちききめは薄いのですが、ないよりずいぶんとましです。

そこでリアのエアコンは弱にもどし、パソコンのファンで風を送りつつも、子供の厚着は解くことができました。

まぁ・・・それでも前は暑かったんですけどね。

「そろそろ買い替えようよ」。
と、家人。

「トヨタでエスティマハイブリッドの見積持って来てたわよ」。

「ん~。そうだなぁ。もう潮時だよな。これだけ壊れると」。

なにしろ、すでに今年 修理に50万 もかかっているエスティマ。

どこの家庭でもそういう結論に至るわけです。



その会話の途中、コンビニを見つけ、ちょっとした買い物に。

普段、我が家は、コンビニなどでは100%エンジンは止めるのですが、今回はそうはいきません。

なにしろファンが動かなくなったのは、同じようにコンビニでエンジンを止め、再スタートした時から。

今度、リアエアコンが停止してしまおうものなら、旅は熱地獄です。

去年のエアコンが壊れた旅がよみがえります。

というわけで、アイドリングしたまま店内へ。

まぁ。コンビニの涼しいこと涼しいこと。天国です。

しかしそれは「親」の話であって、子供たちは違います。

「うわぁ~。涼しい!天国だぁ」という親に対し

「うわ。あったかーい。気持ちいい!」という子供。

どういう親子でしょう?

我々(特に親)は、その天国からエスティマにもどりたくないものですから、ついつい長居してしまいました。

そしてエスティマにもどると・・・・・・。


「さ、さ、さ、寒い!」


なんとファンが勝手に復活しておりまして、それもマニュアルモードに切り替わっていて風力「強」。

加えてリアエアコン+冷蔵庫製氷モード!

ほとんど真冬な車になっておりました・・・・・・。

もし、そこに水滴があれば、絶対ツララ下がってたと思います。それほどの「超冷房」。


で。わかりました!

その後も同じことがおきたのでわかったのですが

「新エスティマハイブリッド」の見積の話をすると、ファンが復活する!

いや。本当なんですってば。


なんか宿っちゃってます。うちのエスティマ。

ますます廃車できそうになくなってきました・・・・・。   

     おしまい。

エスティマ日和(6)

2006年08月29日 | 雑記
あまりに冷えるエスティマのカーエアコン。

おかげで夏も暖房併用でございましたが、その必要が突如なくなりました。

なんと。今度はファンが動かなくなったのでございます。

ファンってなにかって、風を送るファンです。

つまり、風量ゼロ。

これではどんなにエアコンが動いていようと意味がありません。

しかし、ツインエアコンのついたエスティマ。後ろはどうかな?と思いましたら、こっちは動くわけです。

で、例によりまして、リアエアコンは、極端な冷房。まぁ、後ろにペンギン飼えます。

じゃぁ、それでいいかってーとそんなわきゃないのでして、前は地獄の暑さ。

「前はアフリカ、後ろは南極な~んだ?」
「エスティマ~」
「あたり~」
などというくだらんなぞなぞを子供とやってましたが、シャレになってません。

それでもしばらく走れば、時折後ろから冷気がおとずれまして、少しは涼しくなるのですが、

ご存知のかたも多いと思いますが、エスティマの前部というのは、極端に傾斜したウィンドウが自慢なのでありまして、言ってみりゃ、ほとんどガラスだけ。温室みたいなもんです。

こりゃたまらん、ということで、後ろから風を送ってもらうわけですが、子供たちだって、ウチワであおぎ続けるわけにはまいりません。

またしても旅先でしたので、しかたないので扇風機購入。それもでかいやつ。

が。これもご承知の通り、車ってのは12V直流なのでありまして、100V交流の扇風機は動きません。

昔はDC12V(直流12V)の扇風機とか売ってたみたいでしたが、今時車載扇風機なんか売れませんから、当然どこにもありません。
そうです。うちで買ったのも家庭用扇風機。

こいつをどうやって動かすか、と申しますと、100V交流へのコンバーターってのが売られてるわけです。

1万円くらいするんですが・・・。

こいつもいっしょに購入いたしまして、扇風機をつみ、後ろのカーエアコンから冷風を送る、という、実にバカバカしいことをやっておりました。

しかしですね。所詮は家庭用。
ブレーキ踏むたび倒れまして(笑)。

そのうち、カキコキ、っていうわけのわからない音がしたかと思いましたら、びくとも動かなくなりました(泣)。

で。次にとった手段が。

100V交流電源はありますので、こいつに持って来ていたノートパソコンつなぎました。

なんでエアコンにパソコン?って思うでしょ?

そこなんです。今時のパソコンはUSB端子ってのがあります。

で、USB端子用の小型扇風機ってのが売られてるわけです。900円くらいのちっこいやつ。

つまり、車の12Vから、わざわざ交流100Vをとって、これをアダプターで直流12Vで動くパソコンにつなぎまして、さらに5V直流で動くUSB電源ファンを動かしたわけです。

えーえー。馬鹿だなぁ、と思いましたよ。私も。

このUSBファン。けっこう効き目がありまして、運転席は適温をたもつことができました。

ただし、後部座席側はあいかわらずペンギンが住める環境。

仕方ないので、子供に厚着させまして・・・うう・・・・書いてる側から泣けて来る・・・・。

    つづく まだあるんだこれが。


エスティマ日和(5)

2006年08月27日 | 雑記
一部のかたは気づかれたかも知れませんが、一度『バス停 その日のこと』をアップいたしました。
が。
あまりに哀しすぎて、削除してしまいました・・。今「下書き」になってます。いずれまた折を見ましてアップいたします。


それにしてもまたエスティマ日和です。

なんかカテゴリーとして独立できそうです。エスティマ・・・。

初めてごらんになる方は、バックナンバーたどってくと見つかります。これもある意味でとても哀しい話なのですが。


先日膨大な予算を裂きまして、治しましたエスティマのエアコン。

修理工場さんが、ガスの量を大サービスしてくださったものですから、効くどころの騒ぎじゃないほど効くようになりまして、ほぼ冷凍庫のような「寒さ」(涼しさではありません)。
通常は4本しか入らないエスティマのエアコンのガスを

「7本入れときました!」

と、修理工場のおやじさん。
そのときは「そんなに入るものなのか」とだけ感心しておりましたが。

まぁー。とにかく寒い寒い。


エスティマは他の高級車と同様、オートエアコンが標準装備です。
それどころか、後部座席用にもうひとつエアコンがついておりまして、ツインオートエアコンです。
普通乗用車ですと、これはすでにレクサスやらクラウンでも、高級バージョンにしかついていません。

いえ。自慢したいんじゃないんです。

このツインエアコンがみそなんですよ。

オートエアコンとはその名の通り「オート」で風量やら温度が調整されまして、室内が適温に保たれる、という装備です。
ついてる車、最近多いのでおわかりのかたもいらっしゃることと思うのですが。


カーエアコンのある夏は、今年ひさびさだったものですから(昨年、壊れてきかなくなっていましたから)、もう大よろこびの夏だったのです。

が。とにかくすさまじく効くようになってしまいまして

オートエアコンを「25度」に設定すれば、快適生活だったエスティマカーライフは一変いたしました。

「寒い・・・・・」。

とにかく寒い。

ツインエアコンなどとんでもない話です。

そのままなら、まちがいなく凍死します。

エスティマの中で、真夏に家族が凍死していた、というのも、なにやら全国ニュースになりかねない事態ですので、仕方ないので、この「猛暑」の最中、我が家のエスティマは

後ろのエアコンは止めまして、それでもまだ寒いものですから、「冷房」と「暖房」をいっしょにつけておりました。

上から冷風。下から熱風。

体はちょっとヘンになりますが、車の中で「遭難」するよりはましなので、今日も今日とて、暖房と冷房、いっしょにつけているのでした。


それでも昨年の「エアコンのないカーライフ」よりは、かなりましでした。

子供が、同じエスティマに遭遇するたびに

「よそのおうちも、暖房と冷房いっしょにつけているのかな?」
などとたずねるものですから

「あったりまえだろ?同じ車なんだから」。
と、騙しつづけておりましたが

そんなわきゃないのでありまして、外気温30度の猛暑の中、足下から吹き出す熱風。実に不自然。
しかし冷房吹き出し口から出て来る風は、ハンドルを握る手がかじかむ(笑)ような超冷房でございまして
こうしないと、耐えられません。

しかし・・・・・。


これで終わりませんでした。エスティマ。

  つづく・・・・・・。


相馬の野馬追

2006年08月23日 | 雑記
 
福島県の相馬市には、野馬追(のまおい)というお祭りがあります。

実は、私は見た事がなかったのですが、家人が「すごいすごい」と言うものですから、じゃぁ見て来ようってことになりました。

家人が言うには

「走って車に乗るんだよ」
というわけです。

そらぁすごい!

「それってすっごいスタントだよね」。

「スタント?んー。そうね。とにかくすごいのよ」。

私。スタントを実際に見たことがありませんでした。

でも、歴史的な相馬の野馬追。どうしてそんなスタントをやるんでしょう?

まぁ。客集めのひとつだろうなぁ、と思いまして、

「お祭りもいろいろと変わるんだねぇ」。

と、しみじみ話しましたが

「え?ずっと昔からやってるのよ?」

と、家人。

「走って車に乗るのを?」

「そう。ずーーーーーっと昔から」。

「すっげー。それてジャパンアクションクラブとかの比じゃねーじゃん」

「そ、そうねぇ。比じゃないわねぇ」。


というわけで、相馬野馬追にまいりまして、わくわくとスタントショーを待ちました。

が。待てど暮らせどスタントショー。始まりません。

わざわざ見に来たのに。

「ねぇ、スタントショー始まらないね」。

「なに?スタントショーって?」

「だからさ。走って車に乗るやつだよ。どういう速度で走ればできるんだろうねぇ」。

「走って車に乗る?」

「君、言ったろ?それが見たくてわざわざ来てるんだぜ」。

「言ってないわよ?そんなこと」。

なーにすっとぼけてやがる!

と、言い合いをしておりますと、

目前で、武将の姿をした方が「走って来る馬」に飛び乗りました。

あれ?

はしってくる馬に乗った?

はしってくるうま・・・・

はしってくるうまにのる?

はしってくる・・・・・・・・・

ああああああああああああああああああああああああああああ!