B&B&B

回り道を全力疾走

コミュニケーショントレーニング

2009-12-07 15:52:50 | 未分類
先日、足を運んだカンファレンスのインパクトが強すぎて、福祉について考えることが多くなりました。


俺って感化されやすすぎ…。


自閉症の研究をされている先生が、何度も実演してくれていたのですが、コミュニケーションをとるけとが出来ない子にその方法をうまく学んでもらう方法を見せてくれました。


ポイントは構造化と必然性を作ることです。

例えば、クラスではそれぞれの椅子や机には決まった生徒が座ると決めます。

これは、学校なんかでは当たり前ですが、これも一つの構造化です。

普通ならクラスに入ったら自分の机には自分以外誰も座らず、ただ座ればいいというだけでコミュニケーションの必要性はないのですが、

その自分の机にわざと別の人を座らせておくと、必ずその人とコミュニケーションをとらないといけなくなります。
これが必然性をつくるということ。


つまり、そこで『ドイテクダサイ』というコミュニケーションを起こす動機が生まれるということです。


ここまで聞いて、ふと思ったのが、幼児教育と全く変わらないということです。

違うのは、段階的にゆっくりと行うというレベルとスピードの問題だけで他は何も変わらない。


過保護と言われる子どもたちは、構造化した社会には慣れてはいるが、後者の必然性に対するトレーニングが行われてはいないように思える。


必要なはずの必然性を親が教師が奪ってしまっているからだ。


よく、社会を構造化しすぎるとコミュニケーションがなくなるなどと思われているが、実は逆で構造化すればするほどコミュニケーションの必然性が出てきて、コミュニケーション能力がつくという話だった。



と、ここまで聞いて思ったのは、確かにトレーニングとしては構造化は必要かもしれないが、やっぱり理想は自発的で爽やかで気軽なコミュニケーションを身につけてもらいたいと思う自分もいた。