弱い文明

「弱い文明」HPと連動するブログです。 by レイランダー

石神井公園から(1)~石神井池

2008年11月19日 | Weblog
 いつも堅苦しいことばかり書いているとアレなので(堅苦しくしか書けない自分が悪いのだけど)、息抜きに、今日散策してきた石神井公園を写真で簡単に紹介する。
 武蔵野近郊の人にとっては井の頭公園の次くらいには有名な公園で、今さら紹介というほどのこともない。ただ、僕はもっぱら鳥を観にここに行くもので、鳥とそのほかの生き物中心にレポートすると、人によっては少しは新鮮な感じを持ってもらえるかも知れないと期待して。ただし写真は安物のカメラだから、ピンボケ気味のものが多いことはご容赦願いたい。

 まずは2つある池の片方、石神井池から。

石神井池はボート乗りもできる大きな方の池で、特に休日などは人でにぎわっている。そのため、警戒心の強い生き物はいつかないのだが、カモ類はわりと平気で暮らしている。

左から、キンクロハジロ、カルガモ夫妻、オナガガモ♂。オナガガモとキンクロハジロは秋に大陸から日本に渡ってくる。ここ石神井で冬を越すのも、そうやって来た者たちだと考えれば、「お疲れさん」の一言も言いたくなる。


オナガガモはカモ類の中で一番シックだと、個人的には思っている。派手じゃなく、美しい。


対して、一番ブサイクっぽいのがハシビロガモ。休んでいる時の姿は結構綺麗なんだけど、食事中がブサイク。幅広のデカいくちばしで、水面のプランクトンとかをこし取ってるそうだが、上から見ると掃除機をかけてるようにしか見えないし、正面から見ると怪獣に見える。

そのほか、水辺の鳥としてはバン、オオバン、カイツブリなどがいる。今回はいいシャッターチャンスに恵まれなかったが。

一応これがオオバンなんだけど、薄暗くてよくわからんでしょう。バンはくちばしが赤く、オオバンは白いんだけど。


これはちなみに夏に撮ったバンの親子。

鳥とは別に、石神井公園にはラクウショウとメタセコイアという、よく似た巨木が生えている場所がある。ラクウショウは別名「沼杉」と呼ばれ、メタセコイアは「生きた化石」と言われている。どちらも日本原産というわけではないが、僕にとっては他の樹以上に、なんだか惹かれるものを感じる樹である。

ラクウショウは写真のように、周囲に「気根」あるいは「膝根(しっこん)」と呼ばれる呼吸のための根が突き出している。この原始時代のような佇まいがいい。

大きなクルミのような実をいっぱいにつけている姿も、なかなかプリミティヴな趣がある(左は夏に撮影)。絵葉書みたいな、いかにもという感じの紅葉の景色にはさほど惹かれない僕でも、この樹の赤い色づき方や実の成り方には不思議と興をそそられる。なぜだろう?

次回は「三宝寺池」。 

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