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お仕事(精神科看護)日記

精神科看護歴20年以上が経過しました。
なのに、なぜか現在訪問看護に在籍中!

つい…

2005年10月10日 | 日記
スタッフに対して怒ってしまいました

今日は課長、係長がお休みなので責任者でしたが、
患者さんのご家族からある依頼がありました。
その内容は今日のスタッフに知っていてもらう必要があったので、
その場にいた数名のスタッフに伝えました。

ところが、いざとなるとその依頼内容が実行されずじまいとなってしまったのです。
実行されなかった理由は、情報を知らなかったスタッフが関わったため、
依頼内容が実行されなかったことと、
直接伝えたスタッフが、私からの伝言をすっかり忘れていたこと、
患者さんの担当Nsは、いずれの場も不在であったこと、
いろいろな要素あっての不実行でした。


ところが、私が怒ったのは不実行のことではありません。
不実行となってしまった後のスタッフそれぞれの態度に対してでした。

不実行に直接関わったスタッフは、
「私はその情報を知りませんでした。だけど、まぁ(不実行でも)大丈夫でしょう。」
私の伝言を忘れていたスタッフは、
「そう言えば忘れていました。でも、(不実行でも)なんとかなるでしょう。」
私の伝言を直接聞いていたけど、その場に居合わせなかったスタッフは、
「そう言えばそう言ってましたねぇ。
 だけど、自分は他の患者さんのところに行っていたので、関わりませんでしたねぇ。」

いずれのスタッフの言葉も、
まずは患者さんのご家族へ対する謝罪の気持ちがありません。
それどころか、不実行の辻褄合わせまでしています。
しかも、いずれのスタッフも自分の責任を感じていません。
「私がスタッフ1人1人、全員に言わなければ実行してもらえないってどういうこと?
 お互いの情報交換がされてないってことなんだろうか?
 それと、私からの情報をどう聞いていたの?
 『私は担当じゃないから』と責任持って聞いてくれてなかったのね?」
と、スタッフに対して怒ってしまいました。

もちろん、不実行だったからといって何か害ある事態になるものではありませんでした。
だけど、これが服薬に関することだったり、
治療に直接関わることであれば、確実に医療ミスにつながるんです。

【まぁいいか その一言が 事故のもと】

院内で、リスク標語に掲げてある言葉です。
この時のスタッフの反応は、この【まぁいいか】なんですよ。
毎日勤務最初には、これら標語を掲げながら注意喚起しているのに!

私自身の、情報提供のまずさももちろんあります。
でも、こういった【まぁいいか】的な感覚を、
日頃からスタッフが持ってしまうのは、まずいなぁと強く感じた一件でした。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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怒るのも考えもの (chunk)
2005-12-01 01:45:18
>askaさん



確かに。

私も、学生時代を含めて、本当に先輩たちからよく怒られていましたよ。



でも、スタッフを怒るのも考えものですね。

この日は、明らかに怒ってしまったんですが、やはり上司が部下を怒る、という影響をよく考えなきゃいけないなぁと思いました。

先日、係長がスタッフを怒った際、その怒り方に対してスタッフが感情を露にしたという一件がありました。



怒るのは感情の表出であって、注意とは受け取ってもらえないんですよね。

感情をぶつけられたことによる感覚しか残らず、肝心な注意すべき内容が本当には伝わらないんですよね。

特に、上司が部下を怒る場合、そういう捉えられ方になりがちだということ。

考えさせられた一件でした。



さらにスタッフは私より年上の方が多いので、

怒ることこそ、良くはないんですけどね
返信する
最近・・。 (aska)
2005-11-06 08:50:04
☆「怒る」と言うことが少なくなりましたね・・・。

私も含めて先輩の方々・・・。

私の学生時代は・・・そりゃぁもう・・・・。

うるさがたが大勢居て・・でも今思い返してみれば、叱られたり指摘されたり、怒られて良かったと思えることもしばしばありまして・・・。

 しかし今は・・・・・。



☆そんなわけで、chunkさんに、心から拍手を送りたいです・・・。



☆先月、新病棟の立ち上げメンバーに選ばれました。

準備期間がたっぷりあるので・・・・自分としてどんなスタンスの管理者(?)になるべきなのか、瞑想中の私です(笑
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