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お仕事(精神科看護)日記

精神科看護歴20年以上が経過しました。
なのに、なぜか現在訪問看護に在籍中!

苦難続き?

2006年05月26日 | 日記
うちの看護部では、何年も前からクリニカルパス導入を目指し、
看護部で委員会を設置して取り組んでいます。
私も昨年からクリニカルパス委員会に入っており、
中心的に進行する役目になっています。

しかし、精神科分野でのクリニカルパス導入の難しさは、
ご存知の方にはきっとうなずいてもらえることと思いますが、
いまだ導入できていないのが現状です。
院内導入はまだまだ夢の話に近いような気もします

でも、私自身は、
管理者として急性期病棟勤務になり、委員になったことで
パスの考え方は、看護に大いに役立つものだと感じています。
それは、急性期だけに限らず、慢性期も同様だと思っています。
パスの基本的な考え方は変わらないわけだし、
どこに視点を置くかの違いだと思うんです。

しかし、出口の見えない委員会では、
委員のスタッフさえ困惑しているのも事実です。
しかも、院内は長期入院患者を抱える療養病棟が多いこともあり、
『そんな先が見えない患者さんにパスを導入する意味があるのか
というのが、おおかたのスタッフからの声でもあります。

しかし、病院の看護部の方針が変わらない限り、
委員会も消滅するわけにいかないし、委員には任命されちゃってるし
『無理』とマイナスに考えるより、
『今できることをやる』と考えて、この1年やってきました。


ところが。
今年度委員会に入ってきたスタッフの1人が、委員会最中に
「現状に納得がいかない」と言い始めました。
彼はこの春まで私と一緒に急性期病棟で勤務しており、
パスにも少なからず通じているスタッフでした。
どうやら個人的不満を正式な場でぶちまけた様子が分かったので、
あとで話を聞くことに。

そして、後から彼が言った言葉は、
「オレは、課長(会の責任者)とchunkさんが関わっていながら、これだけしか進んでないんかと、がっかりした
と、この1年何していたんだと責めるのです。
しかも、もっとパスはこうあるべき、ということも言うのです。

『それならお前がやってみろー←心の叫び

そんな怒りを抑えつつ、
じゃあ、どうすればいいと思う?と問うと、
「それはオレはスタッフに過ぎんのだけぇ、オレが考えることじゃない
と言いやがるしっ

腹が立ちすぎて、情けないやらで、涙が出そうでしたよ。
ホントに。
自分は正当なことを言っているとでも思ってるんでしょうが、
こういう言葉が人のやる気を殺ぐってことを知らないんでしょうね。

せめて、私が誰かにこんな思いをさせることのないようにしたいと思います。