
フランス語の「切った」を意味するクーペが語源といわれるコッペパン。昭和30年代の学校給食では、この紡錘形のパンが、膜の張った脱脂粉乳とよく一緒に出てきたし、町のパン屋さんでも「甘食」や「シベリア」と並んで売られていた。 今では、パンの中央部分に切り込みを入れて、ハンバーグやハムカツなどの具を挟んでいるが、当時はせいぜいマーガリンを塗って食べるのが普通だった。 たまに、マーガリンとジャムの「ダブル」やピーナツクリームを塗った“贅沢品”を買ってもらうと、もうそれだけで感涙に咽んだものである。 そんなコッペパンを売るパン屋さんが野毛に残っている。「キムラヤ・ベーカリー」だ。 ![]() 小型(ハーフ)のコッペパンに手づくりコロッケを挟んでもらった。懐かしいパンの味。柔らかく揚げられたコロッケ。脇役のキャベツ。それらが渾然一体となって郷愁の味を演出する。 美味しい。 ![]() これはカレーパン。 今日は食べなかったが、ここは揚げパンが絶品である。次に寄ったら買ってこよう。 ![]() 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒ ![]() |
ここのコッペパンはおすすめです。
食パンも美味しい。