関帝廟通りの「聚英」でサンマーメン

　２００１年オープンという比較的新しい、オーナーシェフの店です。ここには以前、中華街一安いランチを出す「菜有喜」という店がありました。
　安いといわれている「謝謝」でさえ５００円なのに、ここでは４５０円でランチを提供していたのです。台湾家庭料理から海鮮料理までこなし、材料の持ち込みもオーケーという不思議な店だったのを憶えています。
　そのあとにできたのが、この広州名菜「聚英」です。どんな意味なのか分かりませんが、店内の「書」に「聚材彙珍巧手創英」と書いてあるところを見ると、この８文字の最初と最後の文字をとって店名としたようです。
　
　テーブルの上のコップには割り箸がギッシリと詰められています。コレだけを見れば、どこか小さな町の大衆食堂風ですが、かかっているＢＧＭは凄いですよ。クラシックからポピュラー、イージーリスニング等、洋楽でまとめているのです。

　さて、ここのサンマーメン、漢字では生馬湯麺と記載されていました。サンマーの表記としては、「生馬麺」または「生碼麺」が主流のようですが、この店では「生馬麺」を採用しています。
　ドンブリは小さいのです。直径を測ったら直径１３～１４ｃｍでした。もう少し量がほしいところですね。
　でも、具のメンバーは多いですよ。モヤシ、豚肉、ニンジン、椎茸、タケノコ、玉ネギ、ニラ、小松菜と８種類も使われていました。お味の方は普通に美味しかったです。
　でも、ここの“ウリ”は何と言ってもサービス精神、にこやかな応対、愛想の良さでしょう。これだけで料理が２倍も美味しくなります。