忘年会シーズンなのに！ これは…？！

１２月に入って、中華街には紅い提燈やイルミネーションなどが飾られ、春節を迎える雰囲気が盛り上がってきた。 　夕方になると、みなとみらい線・元町中華街駅や根岸線・石川町駅からドッと吐き出されたお客さんたちが、これから食べる料理の話などをしながら、つんのめるようにして中華街へと突き進んでいくのを見かける。 　石川町駅から延平門（西門）をくぐり西門通りに入ると、白い電飾が巻かれた街路樹（オガタマ）が迎えてくれる。この白というのは、中国の風水思想では西方を守る白虎のイメージカラーなのだ。 　ちなみに、朝陽門（東門）から入る道では青、朱雀門（南門）から入る南門シルクロードでは紅、そして玄武門（北門）から入る北門通りでは黒色、いや、黒はないのでオレンジっぽい色の電飾が巻かれているので、今度行ったときには皆さん確認してね。 　 　さて、その西門通りを進んでいくと中ほどに“九龍陳列窓”が現れる。ここは季節に応じた飾り付けや、横浜中華学院、山手中華学校の生徒さんたちの作品などが展示される中華風のスペース。 　今はクリスマスバージョンで仕上げられており、龍や獅子の下で元宝をかたどった照明器具がキラキラと輝いている。 　ああ、きれいだなぁ～、もうすぐクリスマスだなぁ～、キラキラはいつまで見ていても飽きないなぁ～ 　なんて思いに浸りたいのだが、後ろを振り向くと…！ 　　なな、な、なんだァ～～！　これはッ！ 　ゴミが散らかっているなんて生易しい状態ではない！　大型家具が放り出されているのだ。しかも、レンガ敷きの歩道幅いっぱいに広がっている。 　石川町駅から来た来街者は、まずこのバリアーに遭遇することになる。４列縦隊で歩いてきた人々が、ここで１列に絞られるため、縦隊が渋滞するのだ！　これは重大な問題ですよ。 　最近は外国人客も多くなっていることだし、ナントカしなければね。中華街は横浜の中の街というよりも、もはや日本を代表する街だと思う。 　他所から持ち込まれた不法投棄だという話もあるが、商店街、町内会、行政機関、そして中華街ファンを交えて、ゴミを捨てにくいきれいな街づくり対策を考えてほしいものだ。 美しい横浜中華街を願ってクリック！ 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒