昔から“○○と××は食べ合わせが悪い”という言い伝えがありますね。たとえばウナギと梅干。あるいは、天ぷらとスイカ。茄子の漬物と冷たい蕎麦という組み合わせもある。 子どもの頃から、これらを一緒に食べると良くないと言われてきたが、はたして本当だろうか。そんな疑問を持ったおじさんは、3日かけてそれぞれ実験してみた。 結果は? 何も起きませんでした。腹が痛くなるとか、嘔吐するとか、そんなことは一切なかった。 実はこれって、単なる戒めなのね。梅干で口中を爽やかにすればウナギをいくらでも食べられるし、天ぷらを食べたあとだとスイカ1個ぐらい平気で平らげてしまうとか、要するに食べ過ぎを戒めるための注意報なのだ。 一方、同じ食べ合わせでも、絶対お勧めというペアもある。 生ハムとメロン! ブリと大根! 豚カツとキャベツ! この“3大お勧め食べ合わせ”は食い物界の最強コンビだ。たとえば生ハムとメロン、これを芸能人に例えれば三浦友一と山口百恵に相当する。トップスター同士の結婚だ。 ブリと大根、これは何に例えられるかな。そう、網元をやっているお大尽のところに嫁いだ小さな農家の娘。大根はブリから出た旨みを眼一杯吸い込み、じっくりと美味しく煮えている。 この“3大お勧め食べ合わせ”はどの組も大変仲が良いのだが、決して食器の中で混じり合っているわけではなく、それぞれが独立し自己主張もしている。 だから、それぞれ別々に食べようと思えば、そういう食べ方もできる。 ところが、ここにガッチリと一体化したペアが登場してきた。「横浜大世界」に新しくオープンした上海カレー丼「好好吃」で食べられる麻婆咖哩丼だ。 麻婆豆腐とカレーが半々の“相乗り”ではない。麻婆豆腐の中にカレーが入っているというか、いや、カレーの中に麻婆豆腐が入っているというのか、まあどっちでもいいけど、両者が完全に混じり合って混沌とした丼である。 カレールーは、インドから直輸入したターメリックに、中国産のコリアンダーや八角、肉桂、フェンネル、レモングラスなど数十種のスパイスを独自にブレンドしているという。 そんな辛いカレーに、さらに辛い麻婆豆腐を加えてしまったのだ。これはもう、口中火炎放射器状態。 麻婆豆腐を食べているようでありながらカレーライスを食べている、あるいは、カレーライスを食べているようでありながら麻婆豆腐を食べている、そんな錯覚を呼ぶ。 頭からは大汗がダクダクと流れ落ちてくる。ああ、健康に良さそうだぁぁ。 この丼、ただ珍しいだけではなく、けっこう美味しいぞ。麻婆の中からフンッとカレーの香りと味が飛び出してきて意外なコラボレーションを演出している。もしかしたらリピーターになってしまうかもね。 こんな国際的な組み合わせを発案したのは中印両首脳の力によるところが大きい。 いま、中華街は春節燈花で、あちこちに紅い提燈がぶら下がっている。ここ横浜大世界でも、こんなに真っ赤だ! 赤い世界で食べる麻婆咖哩丼は、さらに赤く燃えている。 ←中印友好のために乾杯! 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒ |
確かに春節の提灯ぶら下がっていましたが
夜はこんなにきれいになるのだったのですね…
次回は是非夜に、、、
本日の目的は、中華まん、探訪で、
実食6店、お土産購入4店、
酔華さんのおススメの店はどこですか?
以前は日日華、萬福楼、聘珍楼でしたが、今では「日日華」ですね。
私は店頭で蒸しているもの専門です。店内ではほとんど食べないし、冷凍のものを買ってきて自宅で蒸すということもほとんどやりません。
麻婆とカレーって、合うんでしょうね。今まで聞いたことがないけど。
どんなものか、調べに行かないといけないな~。
週末中華さんが、これと似たようなランチを謝謝で食べているそうです。