
「大徳堂漢薬局」の隣は「トムサン・テーラー」の展示だ。手前のお盆は新装開店の記念品として配られたもの。その奥はアイロン、霧吹きだ。ハンガーの手前にあるのは裁ちばさみと重り。![]() ≪外国人居留地で暮らす西洋人と、洋服を着るようになった日本人のため、横浜では中国人のテーラーやドレスメーカーが活躍した≫と書いてある。 トムサン・テーラーは1905年から2016年まで存続したそうだ。 ![]() ≪戦後すぐは山下町73番地の角に店を建てたが、この年、同じ番地内の正面が本町通りに面する場所に移転した≫ ![]() 店の前で微笑む経営者の張方廣と張陳卓華夫妻。1954年頃と思われる。 ![]() ≪仕事中の張肇揚氏。トムサン商会最後の経営者で洋裁師≫ この方が亡くなったため2016年に閉店したそうだ。 ![]() 私は既製服を買ったり、デパートで作ったりしてきたが、やっぱりこういうお店で作っておくべきだったなと今になって思う。 テーラー「トムサン」で思い出すのは、同じ本町通りにあったテーラー隆新(ロンシン)だ。あそこは中華料理店も同居していた。いい店だったなぁ…… ![]() |
この人に限らず、洋裁師の方々は仕事中もピシッと決めていました。
真似できませんけど。