中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

「獅門酒楼」風ズッキーニの肉詰めと長芋のイタリアン

2014年08月14日 | おいしい横浜

 「獅門酒楼」も「一楽」も、平日の日替わりランチメニューに、「えッ? こんな食材を使うの?」というようなメニューがときどき出てくる。

 たとえば「一楽」では…
 時鮭・ハマグリ・鯖・鯵・ハモ・メゴチ・ウナギ・真鯛・アイナメ・カレイ・マグロ・カツオ・アンコウ・寒ブリ・タラ、などなど。

 「獅門酒楼」では…
 白ウリ・ゴーヤ・ムール貝・穴子・グチ・ハマグリ・ハモ・カマス・活〆スズキ・新さんま・黒舌平目・カサゴ・カレイ・鴨ロース・タラ・黒メバル、などなど

 中華街の多くの店では、いわゆる定番的な料理が日替わりとか週替わりで出ているなかで、こういった食材を使って一日だけ提供するっていうのは、たいしたもんだと思う。
 引き出しの数が相当あるのだろうね。

 私は、そんな両店のメニューをアレンジして、ときどき自宅で創作するのを楽しみにしている。人様に出せるようなものではないが、自分では結構気に入っているのだ。

 今日ご紹介するのは、まず、「獅門酒楼」風ズッキーニの肉詰め。


 これは私が作ったものではないよ。2年前に「獅門酒楼」の日替わりランチに出ていた「白ゴーヤの肉詰め蒸し豆鼓ソースかけ」。
 ゴーヤを輪切りにして、中をくり抜きひき肉が詰められていた。

 今回は、これをアレンジしてみた。使うのはゴーヤに替えてズッキーニ。
 ①まずズッキーニを2,3センチの厚さの輪切りにする。
 ②中をくり抜き小さなカップ型にする。

 「獅門酒楼」では完全にくり抜いていたが、こちらは素人なので底を残すようにした。

 ③黒毛和牛ひき肉と玉ネギのみじん切りを混ぜ合わせ塩胡椒してこねる。
  (生活費が厳しい場合は国産豚肉、それでも厳しい場合はアメリカ産豚肉で代用)
 ④充分練ったら、②のカップ型ズッキーニに③を詰める。

 以上が冒頭の写真である。


 フライパンにオリーブオイルを熱し、④を並べて蒸し焼きにする。



 充分に火が通ったらフライパンから取り出し、お皿に並べる。



 ソースは中華風でもいいし、ケチャップ+ウスターソースでもいいし、マヨネーズ+味噌+みりんというのもあるけど、今回は最近手に入れたコレを使ってみた。
 カレーマンゴーソースだ。サラダやフライに使う物らしいけど、くり抜いたズッキーニの中身を軽く炒め、手早くカレーマンゴーソースで合わせる。


 「獅門酒楼」風ズッキーニの肉詰めカレーマンゴーソースがけの出来上がり!

 1個食べてみると……

 激ウマ!!! ★★★★★ 星5つ!!!


 冷蔵庫で眠っていたゴーヤで作った「ゴーヤの白和え自分風」。

 ≪作り方≫
 ①耐熱容器にキッチンペーパーを敷き、豆腐を入れ電子レンジで2分ほど加熱。
 ②ザルに豆腐を移し、水抜きをして、さらに絞って水分をなくす。
 ③ゴーヤを薄切りにして、酒・みりん・出汁・砂糖で煮て冷ます。
 ④国産の練りゴマに砂糖を少し加え練り合わせる。
 ⑤そこに②と③を加えて和える。 

 ビールの友にもなるし、ご飯のオカズにも♪


 「一楽」でも「獅門酒楼」でも、ときどき長芋が登場する。

 今まで長芋といえば、すりおろしてマグロと和えるとか、千切りにして海苔を添えて山葵醤油で食べるくらいしか、メニューを考えつかなかったのだが、両店で炒めた長芋を体験したことによって、火を通して食べるということを覚えた。

 そこで、今回はこんなのを考えてみた。

 ①1センチくらいの厚さで輪切りにした長芋に、トマト・ピーマン・パプリカをのせ、軽く塩胡椒をする。
 ②その上にケチャップをかけ回す。


 ③さらにとろけるチーズをのせて、オーブントースターまたは魚焼きグリルで数分焼く。



 本来なら中のよく見えるトースターで焼くところだったのだが、魚焼きグリルで短め(2,3分)に火を通し、そのあとは余熱で充分…なんていう意見が横から飛び出してきたため、そのようにしてみた。

 ところが、これがいけなかった。
 余熱で火を通している間、他の料理を食い、ワインを呑んでいて、すっかりこのことを忘れてしまったのだ。

 気がついたのは翌朝。
 塩鮭を焼こうと思ってグリルを開けて、発見したのだ、冷え切った「山芋のイタリアン」を。
 
 今回はできあがったのを一晩おいてしまったが、温め直して食べたら、これまた絶品であった。
 みなさん、これを作ってみるなら、トースターでやるのが賢明だよ。 


 バテバテのメルちゃん。あと少しで12歳。


 お詫び
 ズッキーニとゴーヤを間違えていました。
 ばんどさんのコメントを見て、今、誤りに気付いたというわけです。
 最初、「獅門酒楼」風ゴーヤの肉詰めとしていましたが、ズッキーニの肉詰めに修正し、お詫び申し上げます。


 嗚呼…だんだんボケてきたのかなぁ…

 

←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね




コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「一楽」のBGMを聴きなが... | トップ | 我が家の猫 »

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トースターでやっても (ばんど)
2014-08-15 08:51:49
酒が進んでしまい忘れてしまえば一緒のような気が・・・

肉詰めはズッキーニや茄子でもよさそうですね。挽肉は豚
か合挽きのほうが自分は好みです。
返信する
嗚呼 (管理人)
2014-08-15 12:08:37
>ばんどさん
コメントありがとうございます。
おかげさまで自分の誤りに気がつきました。
私が作ったのはズッキーニの肉詰めでした。

それからトースターでも魚焼きグリルでも、
たしかに呑んで忘れてしまえば同じですねぇ…

嗚呼・・・
返信する
獅門さんや一楽さんの両店の (吉継)
2014-08-15 15:09:33
料理を再現しようとする団長の姿勢は流石です。マンゴカレーソース甘酸っぱく辛いんしょうか?
返信する
すみません(汗) (ばんど)
2014-08-15 16:52:59
指摘や揚げ足取りをしたつもりではないんですが・・・と、
いうか気付いてませんでした。(大汗)

ゴーヤで作っても美味しいと思いますよ。
返信する
そういえば (てつあん)
2014-08-15 18:06:15
両店のランチでは、普通のお店では使われない食材を使っていることが多いですね。
先日に獅門酒楼でいただいた日替わりランチの
「海老と枝豆のうすしお炒めにも山芋」が使われていました。

どちらもお酒のつまみに美味しそうです。
返信する
Unknown (るる♪)
2014-08-15 21:08:07
わぁ~、手が込んでいておいしそうですね。
私もマネさせてもらおうっと。
カレーマンゴーソース初めて見ました。探せるかなぁ~
返信する
 (管理人)
2014-08-16 06:37:25
>吉継さん
まさに、カレーとマンゴーをあわた味です。
ちょっとだけ酸味もあります。
返信する
ありがとう (管理人)
2014-08-16 06:39:21
>ばんどさん
コメントの中に「肉詰めはズッキーニや茄子でもよさそうですね」の一言があったので気がつきました。
以前、ゴーヤでもやったことがあるんです。
それで勘違いした…
返信する
獅門酒楼 (管理人)
2014-08-16 06:41:02
>てつあんさん
「海老と枝豆のうす塩炒め」といっても、
必ず他の食材がはいりますもんね。
それが山芋なら最高だ。
返信する
カレーマンゴー (管理人)
2014-08-16 06:42:20
>るる♪さん
ハインツのカレーマンゴーソースは、
日本では売っていないようです。
これはドイツの土産でした。
ハインツ以外なら日本でも買えますよ。
返信する

コメントを投稿

おいしい横浜」カテゴリの最新記事