中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

酔華の中華街おすすめランチ(2)~中華菓子から始まった翠香園~

2017年09月29日 | 中華街(市場通り)

 私がまだ若い頃、今日ここに載せた「翠香園」はまだ中華料理店ではなく、中華菓子の専門店だった。同店や「横浜のれん会」のHP記事によると、東京の「翠香亭」で修業した人が、昭和元年に中華菓子専門店として「翠香園」を立ち上げたという。
 
 「横浜のれん会」のサイトには、昭和27年、神奈川区内に旅館「翠香園」を出したと書いてある。それが現在、松本町にある「翠香園」になったそうだ。(松本町の「翠香園」ではバンメンが食べられるよ)

 さて、話は中華街の「翠香園」だが、昭和50年代半ばだったろうか、中華料理の部門ができた。「横浜のれん会」の情報によれば昭和54年だそうだ。
 そのときのことは私にも記憶がある。以来、月に1,2回はここでランチを食べるようになったが、やがて転勤とともに足が遠のき、しだいに訪問回数が減っていった。
 
 先日、市場通りを歩きながらそんなことを思い出していたら、フラフラと店内に吸い込まれてしまった。


 この日のランチ看板。「翠香園」では、あまり凝った料理は出さない。王道のメニューである。


 時間的に遅かったこともあって、先客は左奥に数組。このあと、数組が入ってきたが、広いこともあってゆったりできる。


 私が選んだメニューは「揚げ鶏の特製ソース」。
 まずは大きな容器に入ったスープと漬物が運ばれてくる。


 そしてメインの特製ソースがけ揚げ鶏♪
 2段重ねになっているから、けっこうなボリュームである。しかも肉が柔らかい♪
 もちろん特製ソースもいい味を出しているよ。


 料理が美味しいのは当然として、特筆すべきものは、このご飯だ。まともなコメを上手に炊き上げているようで、なかなか旨い。
 ご飯と料理が相乗効果を発揮して、どちらも美味しくなるみたい。

 ということで、大満足のランチを終えた。

 さて、ここで「翠香園」を地図上で眺めてみようか。


 昭和31年の市場通り。店名だけで、何屋さんかは分からない。
 当時は測量に基づかず、調査員が歩いて回り、看板や表札を見て手書きで作図していたそうだ。
 なので、読み違い、書き違いも多かったようで、右上にある「服新牛肉店」は「服部牛肉店」の誤りだね。 


 昭和34年。なぜか「中華料理 翠香園」と書かれている。外形から判断したのだろうか。


 昭和40年。このときも中華料理になっている。
 
 市場通りをよくみると、盆栽の店があったことが分かる。
 この頃の市場通りを歩いてみたかったなぁ…


 【参考に】
豚バラ肉と大根の煮込み
酢豚
骨付き豚バラ肉の黒豆ソース煮

横浜のれん会

 

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