夜の一献もいいが、昼のカレーうどんも ～元町・「久佑」～

「久佑」は小料理屋風の居酒屋。というよりも、酒屋が営む居酒屋と言ったほうがいいのかな。酒屋の奥座敷で、女将さんの作る手料理を食べながら呑める、そんな感じのお店だ。 　この居酒屋は元町ショッピング・ストリートの石川町駅側ゲート横にある酒屋「愛知屋」が経営しているから、酒は売るほどある。 　料理はお惣菜といった雰囲気で、大皿に盛られてカウンターに並んでいる。そのどれもが懐かしくて旨そう。おもわず、大皿に箸を延ばしてつまみそうになってしまうほどだ。 　そんな店が昼間はランチをやっている。メニューは「合鴨つくね入りカレーうどん」と「穴子ちらしすし弁当」の２種類のみ。それぞれ９００円、９５０円と、ボリュームの割にお値段は張るが、それなりに美味しい。 　この日、私が食べたのは「カレーうどん」。蕎麦屋のカレーうどんとはチョット異なる、優しい感じのカレーである。添えられたクリームを回し入れると、また別な味わいを楽しめる。 　ドンブリに投入されている合鴨のつくねが美味しい。一気に食べてしまうのがもったいないほどだった。 　ところで、「カレーうどん」って、ずず～っと啜ると、そのうちの１，２本がペンダントのようにプラプラとして汁を周囲に振りかけ、最悪の場合、真っ白なＹシャツが黄色い水玉模様に変化してしまうことってありませんか。 　そんな危険性を予知して、ここでは食べる前にタオルが手渡される。もちろん、これは、跳ねた汁を拭くためのものではなく、赤ちゃんの「よだれかけ」のようにＹシャツの首筋にかけるものだ。 　おかげさまで、きれいに食べることができた。ご馳走様でした。 　お店の住所：中区元町5-196 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒