エッセイ -日々雑感-

つれづれなるままにひくらしこころにうつりゆくよしなしことをそこはかとなくかきつくればあやしゅうこそものぐるほしけれ

 葉書の樹・たらよう

2018年06月15日 | 雑感

 

2018年6月15日

                              


 久しぶりに家内と宝ヶ池まで散歩し、帰り道でタラヨウ(多羅葉)をとってきた。

郵便局のシンボルツリーだ。


この葉の裏にとがったもの、たとえばツマヨウジで字を書くと、しばらくして文字が現れ

くる。  これは紙の役目をたすから、戦国時代には実際に用いられていたようだ。

奥ゆかしいともいえるが、戦いの通信用となれば、ちょっとどうだか。

                        

                                            

これは実際にハガキ代わりに使える。


好奇心だらけの私の友達が、これに切手を貼って郵便局まで持って行った。

局員はそれがハガキとして通じることを知らなかったが、結局納得して受け取ったという。

ハガキ(葉書)の由来は、この葉から来ているらしい。

むろん字は少ししか書けなくて、定形外料金だ。


                              

 

京都の西、広沢の池近くの印空寺が、タラヨウ樹で有名だが、そこまで行かなくても、

あちこちにあるのじゃないかな。

 

タラヨウについては以前にも書いたことがある。




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