港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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旅の友・ポップス編 (420) 『二人でお茶を』

2018-04-25 23:17:11 | 旅の友・ポップス編

『二人でお茶を』 ドリス・デイ
”Tea For Two” Doris Day  【YOUTUBEより】


1950年制作のデヴィッド・バトラー監督による同名のアメリカ映画の主題歌で、映画スター・ドリス・デイの実質的な
デビュー作品になりました。
この曲は元々ミュージカル”No, No, Nanette”の主題歌で1925年にアーヴィング・シーザー作詞、ヴィンセント・ユーマンス
作曲により、初演時には主演のジェイソン・グレーとレベッカ・ルークの掛け合いで唄われました。
その歌詞は、「誰にも知られていない隠れ家で二人でお茶を楽しみましょう、そしてあなたに似た男の子と私に似た
女の子に囲まれるなんてとても素敵じゃないかしら」と愛し合う二人の将来の夢物語を綴っています。

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旅の友・ポップス編 (419) 『ケ・サラ』

2018-04-24 23:26:40 | 旅の友・ポップス編

『ケ・サラ』 ジミー・フォンタナ
”Che Sarà” Jimmy Fontana   【YOUTUBEより】


この曲は1971年にフランコ・ミグリアッチが作詞、ジミー・フォンタナが作曲したカンツォーネで、同年のサン・レモ音楽祭
においてホセ・フェリシアーノとリッキ・エ・ポーヴェリが唄って2位入賞を果たしています。
この時の大会には本来 ジミー・フォンタナが自作曲を引っ提げて颯爽と唄う予定だったのですが、レコード会社の都合によって
盲目歌手のホセ・フェリシアーノに変更されました。 ジミー・フォンタナは怒り心頭だったようです。
タイトルの”Che Sarà”は「どうなるのだろう」という意味で、ドリス・デイの『ケ・セラ・セラ』と同意語なのですが、歌詞は、
「古びた故郷から出ていくけれど、この後私の人生はどうなるだろう、それは誰にも分らないが、やがてそれを知るときがくる」
といった内容になっており、「なるようになるさ」という意味合いとは少し違うようです。

Paese mio che stai sulla collina
Disteso come un vecchio addormentato
La noia l'abbandono
Niente son la tua malattia
Paese mio ti lascio e vado via
Che sarà che sarà che sarà
Che sarà della mia vita chi lo sa
So far tutto o forse niente
Da domani si vedrà
E sarà sarà quel che sarà


ジミー・フォンタナといえば、『太陽の下の18歳』の主題歌を思い出します。
最高のステージをホセ・フェリシアーノに奪われた無念の想いはいかばかりか…
そんなわけで、今回はジミー・フォンタナにいたしました。

旅の友・ポップス編 (418) 『バン・バン』

2018-04-23 23:54:40 | 旅の友・ポップス編

『バン・バン』 シェイラ
”Bang Bang” Sheila   【YOUTUBEより】


元々はアメリカのシェールが彼女の夫ソニー・ボノの作詞・作曲によってヒットさせた曲でした。これをイエイエ系の
フレンチ・アイドルのシェイラがカヴァーしたものです。
タイトルの”Bang Bang”はピストルを撃つ時の擬音で、幼い頃に泥棒ゴッコをした彼氏との淡い恋の思い出を唄った曲
となっています。

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旅の友・ポップス編 (417) 『オンリー・ユー』

2018-04-22 22:25:50 | 旅の友・ポップス編

『オンリー・ユー』 プラターズ
”Only You” The Platters  【YOUTUBEより】


1954年にバック・ラムとアンディ・ランディが共同で作詞・作曲、ブラターズを代表する大ヒット曲になりました。
「あなただけが私の心を満たしてくれる唯一の人」という一途な愛を綴ったラヴ・ソングです。

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旅の友・ポップス編 (416) 『カクテル・フォー・トゥー』

2018-04-21 22:22:29 | 旅の友・ポップス編

『カクテル・フォー・トゥー』 レス・エルガート楽団
”Cocktails For Two” Les Elgart  【YOUTUBEより】


1934年制作のミッチェル・ライゼン監督によるアメリカ映画『絢爛たる殺人』(Murder at the Vanities)の主題歌で、
アーサー・ジョンストンとサン・コスローが共同で作詞・作曲し、カール・ブリッソンが歌ってヒットしたものです。
映画の方は戦前作品でもありかつ未公開作品となっていますので残念ながら私も未見です。
低音管楽器を効果的に使うレス・エルガートのビッグ・バンド演奏による1960年盤も魅力たっぷりです。

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