2014年43冊目の本。
「リーン・イン」シェリル・サンドバーグ/村井章子 訳(日本経済新聞出版社)
素晴らしい経歴の持ち主で、2人のお子さんのお母さんで、現在はフェイスブックの最高執行責任者の著者。自身の経験の中から、どうしたら人生の選択を悩むことなく自由に行える社会にしていけるのか、具体的事例や数字を挙げながら述べている。
男性は仕事、女性は家庭、というようなステレオタイプな考え方は男女ともにまだまだ根強く残っていて、女性が社会の中でエグゼクティブを目指すにはいろいろな障害がある。でも、「一歩踏み出し(=LEAN IN)」てテーブルに着き、手を挙げ、自分にできることを行い、高い地位に就くことで社会の考え方のスタンダードを少しずつ変えていける。鶏と卵の話のようだが、それでも一歩踏み出す勇気を持とう!
男性も女性も、仕事や子育てや家事や様々な人生の事柄に、「本人の望むように」かかわっていけたらと思う。本望を押し殺し諦めたり我慢したりすることなく、対話を続けよう。
梯子ではなくジャングルジムなキャリアプランが、すべての人のものになりますように。