「感染症は実在しない」岩田健太郎(北大路書房)
「病気」とされているモノは医療者や役人により恣意的に規定されているだけで、健康と病気の明確な境目はない。
病気はモノではなくコトである。
モノとして扱うと、検査や対処が本当の必要性とは関係なく発動してしまうけれども、
コトとして扱うと、症状や状態に対して選択肢を提供し、個個人の生き方に合わせた選択(医療を受ける受けないを含め)をできる。
ざっくり、こんな内容かなと。
さて、ワタシの生き方に合わせて、
どのような医療を選択するのか。
これはワタシ自身が決めるコトであって、スタチンを飲むのを止めたコトもあれはあれで有りだったのだなぁと安心した。
正しい正しくないの問題じゃない。
どのように生きたいか(死にたいか)を
他人任せの無責任にせず
自ら決断するというコトだ。
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症状がない現象でも病気と名づけましょうね、というコンセンサス、約束事がなされているということ。そしてこれこそが病気の本質であり、何かの病気という実態があるわけではないこと。このことが了解されていればよいのです。それを何か実在する「もの」のように捉えてしまうと、いろいろ困った事が起きてしまうのです。
(「7 メタボ、がん……感染症じゃない病気も実在しない」p.115より)