このところ、花器の紹介では、椿の花にずいぶんお世話になりました。
椿はというと、故玩館裏、安藤広重ゆかりの竹藪を今春伐採しました。その竹藪に椿が何本か自生していたのです。竹の緑に椿の赤が映えて、とても綺麗でした。しかし、今は、影も形もありません。
一方、中山道沿い、表側に変わりありません。
玄関階段下に椿らしき二本。
可憐ではありますが・・・
10年以上たっても、この大きさ。
それもそのはず、これは山茶花です(^^;
階段を上がった玄関先、ポットのパンジーの方が眼を引く?(^^;
気を取り直して、向いをみると、
輪中堤に見事な椿が(ミラーにうつっているのは故玩館)。
可憐に咲く椿とは程遠い、爆咲き(^.^)。
これなら、巨大花器に、いくらでも椿を入れられます。
ところで、この満開の椿、どこかで見たような・・
【広重に描かれた当時の故玩館(イメージ)】
おお、故玩館の向かいに、満開の椿が描かれているではありませんか。
今満開の椿は、当時の何代か後の木かも知れませんね。
なお、TVのお宝鑑定番組で広重のこの絵が紹介された時、満開の椿を、椿の花ではなく、名産の富有柿が描かれていると説明していました。
確かに、富有柿は当地が原産ですが、富有柿が世に出たのは明治中期、広重の絵より、半世紀以上後のことなのです。いくら広重でも、この世にない物を描きだすのは無理でしょう(^.^)