遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

竹花入れ⑦ 『大花生け』

2022年12月29日 | 花道具

竹花入れも一段落ところが、ところが、年末になり、大掃除を仰せつかって納戸を開けたところ、この品が掃除道具の間に鎮座しておられました。

高 55.3㎝、底径(最大) 18.7㎝、口径(最大) 11.4㎝、重 2.0㎏。明治―大正。

先に紹介した巨大竹花生けとよく似ています。

高 73.7㎝、底径(最大) 25.2㎝、口径(最大) 16.7㎝、重 3.75㎏。明治―大正。

今回の品は、先日の物より一回り以上小さいです。なので、名称を、『大花活け』としました(^^;

竹の風格や味わいは、先の巨大花活けと遜色ありません。

今回の品の特徴はその形です。基本的には先の品と同じく、2つの口が開いています。しかし、今回の品では、二つの花入れ部分が上側が非常に大きく、下側が小さいのです。

 

こんなに異なった大きさの口、特に下側にどうやって花を入れたらいいのでしょうか。上と下とで使い分けがありそうですが、私には全くわかりません(^^;

 

ということですので、今回も花はパス。かわりに、その肢体を眺めて遊ぶより外ありません。

何か言いたげな・・・・

しかし、誰も聞いてくれないので

寂しそう(^.^)

 

 

 

 

コメント (6)
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