本日は晴天なり

誰しも人生「毎日が晴天なり」とは行かないものです。「本日は晴天なり。明日はわからないけどね」という気持ちを込めました。

励まし役、けなし役

2006年04月15日 01時02分34秒 | 歌手活動(?)記録
実は私、こう見えても大変な上がり性であります。
人前に出ると、スピーチでも歌でも踊りでも、非常に緊張してしまうのであります。しかし、そんな私の趣味は音楽とダンスなのですから運命とは皮肉です。

なぜそんなに緊張するのか、と聞かれてもこればかりは私にも分かりません。自意識過剰なんじゃないのと言われれば、そうかも知れない、うまくやろうとするからじゃないと言われればそうかも知れない、といちいち思うのですが、自分の順番が来ると、どうにも心臓がバクバクと鳴り出し、喉は締め付けられるようになり、声が裏返ってしまったり、お腹に力が入らなかったりしてしまうのです。

そんな私なのに人様の前で歌う人になりたいと決意して練習を始めたのが2年ほど前。
いまさら歌手デビューなんていう年齢でもないのですが、家の中で口ずさんでいた歌を聞いたパートナー殿に「歌ってみたら」と背中を押され、人生は1回しかないんだから後悔しないように、と思い、一念発起して始めたのであります。

歌の技術は、少しずつ上達してきたように思っているのでありますが、人前で歌うのにはなかなか慣れることができないのであります。

そして明日は月3回通っているボーカルクラスの発表会の日なのであります。

パートナー殿は初めのうちは励ましてくれていたのですが、私があまりに毎回緊張するのであきれ果てたのでありましょうか、最近は厳しいコメントです。しまいには「歌はあきらめたら」。

しかし、私も最近はさすがにそんなことでくじけたりはしないのであります。
そして彼のことを「この人は私に嫌なことを言う役回りの人」と思うことに致しました。たぶん物事にはネガティブ面を考えてくれる人も必要なのでありましょう。そして身近な人間がそういう役回りになることが多いのかも知れません。
そう考えて、わざわざ憎まれる役を買って出る人も大変だなあと思ってみます。

そして心ひそかに励ましを期待して(!)、その悩みを親しい友人に話すことに致しました。そういうことを話して励ましが本当に上手だなあといつも感心するのは外国人の友人であります。「そういうことは慣れなんですから、練習すれば、大丈夫になっていくものですよ。」「私も若かった頃○○し始めたときはとても緊張したものです。」「ボーカリスト募集広告を見て応募してみたらどうですか。大丈夫、できますよ。」と実に力強い励ましを与えてくれるのです。どうしてそんなにポジティブなんだろう、と不思議に思うくらいです。が、多くの日本人には、このポジティブさが必要なのかも知れないと思う今日この頃。

もちろん日本人にも励まし上手な人はいます。今日の最後は私の歌の先生でもあるミュージシャンの人に心強いアドバイスと励ましをいただいて(半分ラテンが入っているような気配の人たちではありますが。)、明日は頑張りたいと思います。