読書もノロノロながら読んでおりますよ。
『おきつね祈願』(沖田正午・双葉文庫)
神田小柳町の質屋「八前屋」の主人・仁三郎さんの話です。
彼はかつでは但馬国豊山藩の藩士だったのですが、
7年前に誤って同僚を殺めてしまってから、逐電しています。
質屋が繁盛しないので、仁三郎は朝昼夕の一日三回の
稲荷神社詣でで商売繁盛を神の利益に託してました…。
仁三郎さん、読んでいて「オイオイ…」と言いたくなるほど
お人好しで変な質草を預かってしまったりするのですが、
さらに質草に髑髏を預かった後、不思議な夢を見て…。
ちょっと、仁三郎さんのキャラがハッキリしない感じがするなぁ。
でも、奉公人の二人のやりとりはなかなか面白いです。
推理物としては、最後のエピソードが少々盛り上がりに欠けるかな?
『深川にゃんにゃん横丁』(宇江佐真理・新潮文庫)
やっぱり深川を舞台にした連作モノの時代小説ですよ。
長屋の多いその場所は、近所の猫の通り道になっていたので、
「にゃんにゃん横丁」と呼ばれていました。
そこに住む雇われ大家の徳兵衛と書役の富蔵、二人の幼馴染の
おふよの三人と、長屋の住民たちが繰り広げる人情話ですね。
平均年齢かなり高めですよ。大人向きの小説だと思います。
物語の色々な場面に猫が登場します。
ちょっと今の感覚だとピンとこないことも多少ありますが、
結構考えさせられるお話・しんみりするお話が多いですね。
『嗤う合戦屋』(北沢秋・双葉文庫)
戦国時代、自分が仕える殿を天下人にするのを夢見て、
諸国を渡り歩いていた天才軍師・石堂一徹のお話です。
キタ~~!! 江戸時代の時代小説も良いけど、
戦国時代の独特の男らしくて泥臭い世界もたまにはなんとも…。
一徹は、天文一八年に土豪が割拠する中信濃のある城に流れ着き、
そこの城主・遠藤吉弘に仕えることになりますが…。
城を落とす話とか、なんかワクワクしてきますよ。
数年前にやった大河「風林火山」を思い出しますよ。
時代的にも、武田信玄が村上義清と勝負を決する前ですから、
あのあたりの時代ですね。上田原の戦いとか砥石崩れとか。
一徹さん、かなりの大男らしいがワシの中では内野さんとか、
そんな感じのイメージかもしれない。年齢的にもね。(笑)
『おきつね祈願』(沖田正午・双葉文庫)
神田小柳町の質屋「八前屋」の主人・仁三郎さんの話です。
彼はかつでは但馬国豊山藩の藩士だったのですが、
7年前に誤って同僚を殺めてしまってから、逐電しています。
質屋が繁盛しないので、仁三郎は朝昼夕の一日三回の
稲荷神社詣でで商売繁盛を神の利益に託してました…。
仁三郎さん、読んでいて「オイオイ…」と言いたくなるほど
お人好しで変な質草を預かってしまったりするのですが、
さらに質草に髑髏を預かった後、不思議な夢を見て…。
ちょっと、仁三郎さんのキャラがハッキリしない感じがするなぁ。
でも、奉公人の二人のやりとりはなかなか面白いです。
推理物としては、最後のエピソードが少々盛り上がりに欠けるかな?
『深川にゃんにゃん横丁』(宇江佐真理・新潮文庫)
やっぱり深川を舞台にした連作モノの時代小説ですよ。
長屋の多いその場所は、近所の猫の通り道になっていたので、
「にゃんにゃん横丁」と呼ばれていました。
そこに住む雇われ大家の徳兵衛と書役の富蔵、二人の幼馴染の
おふよの三人と、長屋の住民たちが繰り広げる人情話ですね。
平均年齢かなり高めですよ。大人向きの小説だと思います。
物語の色々な場面に猫が登場します。
ちょっと今の感覚だとピンとこないことも多少ありますが、
結構考えさせられるお話・しんみりするお話が多いですね。
『嗤う合戦屋』(北沢秋・双葉文庫)
戦国時代、自分が仕える殿を天下人にするのを夢見て、
諸国を渡り歩いていた天才軍師・石堂一徹のお話です。
キタ~~!! 江戸時代の時代小説も良いけど、
戦国時代の独特の男らしくて泥臭い世界もたまにはなんとも…。
一徹は、天文一八年に土豪が割拠する中信濃のある城に流れ着き、
そこの城主・遠藤吉弘に仕えることになりますが…。
城を落とす話とか、なんかワクワクしてきますよ。
数年前にやった大河「風林火山」を思い出しますよ。
時代的にも、武田信玄が村上義清と勝負を決する前ですから、
あのあたりの時代ですね。上田原の戦いとか砥石崩れとか。
一徹さん、かなりの大男らしいがワシの中では内野さんとか、
そんな感じのイメージかもしれない。年齢的にもね。(笑)