ネット生活 レベル1(仮)

私、魚住千晶(HN)の趣味の話&生存確認。更新遅めです。

最近の?…読書

2014年04月19日 18時35分50秒 | 読書
はい…本はあんまり読んでいないのですが、さすがに記事を更新しないので
PCの横に積み上がってしまいました。(汗)
簡単になりますが、年末くらいから読んだ本を紹介しようと思います。

「桜太の不思議の森」(香月日輪・徳間文庫)

「医は仁術なり」(沖田正午・ハルキ文庫)
著者のハルキ文庫での新シリーズ。

「山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎」(七尾与史・ポプラ文庫)

「富くじ始末 千両役者捕物帖」(幡大介・ハルキ文庫)
旅芸人の千代丸が活躍する、時代小説の続編です。

「花咲家の人々」(村山早紀・徳間文庫)

「インディゴの夜」(加藤実秋・集英社文庫)

「竜宮ホテル」(村山早紀・徳間文庫)
出版社を変えて加筆修正され書き下ろし短編を加えた、不思議な能力を持つ作家と
猫耳の可愛い女の子のお話です。古いホテルの描写がまた素敵です♪

「浅草かみなり大家族 娘の純情なんとする」(沖田正午・徳間文庫)
手違いで大家族のいる家に嫁いでしまった、お多枝さんの話・第二弾。

しばらく前の読書w

2013年07月07日 18時02分31秒 | 読書
やっぱり日曜日しか休みなかったり残業多いとね…。
読書する気力も時間的余裕もないし、ブログの更新も減りますな。

…ま。そんなの言い訳ですけどw


…ってことで、しばらく前に読み終わってた本をさらっとだけ紹介。

『げんなり先生発明始末』(沖田正午・祥伝社文庫)
稀代の天才・平賀源内の死から20年。江戸の下級武士平賀佐衛内の家に
長男が生まれた。名を源成。(源内とはまったくの無関係w)
だがその子は、大人も驚く神童だった…!
そんな、ゆるい系時代小説の新シリーズです。

『猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち』(大山淳子・講談社文庫)
お見合い30連敗・婚活中の弁護士・百瀬太郎は、猫でいっぱいの事務所で
人と猫との幸せを考えている。そこに舞い込むさらなる難題。なんと!
「霊柩車が盗まれたので取り戻して欲しい」と…。

笑いあり涙あり、そして百瀬さんのお見合いの話も気になります。
ドラマ原作大賞の受賞作のようで…。

『もののけ本所深川事件帖 オサキ つくもがみ、うじゃうじゃ』
(高橋由太・宝島社文庫)

オサキをオサキモチの手代・周吉さんが活躍するシリーズ。
今回は連作短編集になっております。やはり個人的には唐傘小僧のお話が
せつなかったですね。それにしても、著者の他のシリーズの登場人物が
ちょっぴり出てきたのにはビックリ&ニヤリでした。

『仏果を得ず』(三浦しをん・双葉文庫)
高校の修学旅行で人形浄瑠璃・文楽を観劇した健は、義太夫を語る太夫の
エネルギーに圧倒されその虜になる。そんな、若手太夫の成長を描く青春小説。
へぇ、人形浄瑠璃ってそういうものなのか…と、知らなかったこともいっぱいです。
あと、芸と仕事の違いについても…。

最近の読書

2013年05月13日 18時17分49秒 | 読書
『下町不思議町物語』(香月日輪・新潮文庫)
妖怪が出てくる小説のシリーズが人気があるようで、気になってた作家さん。
関西から転校してきた小学6年生の直之は、病気のせいで体が小さくても、
方言をからかわれても、母親がいなくて厳しい祖母に辛くあたられても、
挫けない。いっこうにめげない彼には、実は秘密があった…。

ノスタルジックで不思議で暖かい世界で、直之の成長とか、家族の絆を
取り戻す物語が語られます。直之が「師匠」と慕う高塔さんや、
彼の仲間たちがなんとも良い味出してます。でも、高塔さんが直之に
語る言葉は、人としてごく当たり前なことだったり…。

『交換殺人には向かない夜』(東川篤哉・光文社文庫)
烏賊川市を舞台に鵜飼探偵たちが活躍するシリーズ・第4弾。
不倫調査のため、使用人を装い山奥の屋敷に潜入した私立探偵・鵜飼さんと
黎明ビルのオーナーの朱美さん。ガールフレンドに誘われ、彼女の友人の
山荘を訪れた探偵の弟子・戸村流平くん。寂れた商店街で起こった女性の
刺殺事件の捜査をおこなう刑事たち。無関係に見えた出来事の背後で、
交換殺人は密やかに進行していた…。
全編にちりばめられたユーモアとギャグ、そして鮮やかな伏線。

彩子さん、カッコよすぎるだろw(※詳しくは書けない)

『幻魔斬り 四十郎化け物始末③』(風野真知雄・角川文庫)
礼金の良い化け物退治をこなしても、息子・娘のための金策、
妻の薬代などにより、四十郎の借金は膨らむ一方。やむなく彼はまた
新たな依頼を引き受ける。連作短編集か…と思いきや、そこがそう
繋がっていたんですね。街で良いことをする遠山桜の偽物を演じるなど、
四十郎さんも色々と活躍してらっしゃいます。(遠山金四郎さんも)
やっぱり、人の心ってあやういものですね…。

最近の読書

2013年05月05日 18時59分55秒 | 読書
少し前に某ショッピングモールの本屋さんで「ポプラ文庫フェア」やっててね。
やっとこの2冊を買うことができたんですよ。ほくほく…。
あ。「コンビニたそがれ堂 空の童話」「花咲家の人々」は買って積んでます。

私は、その作家さんが好きであるほど未読の文庫本が少なくなると、次に
手を出せなくなるんです。だって、なんだか勿体ない気がするんですよ。
「〇〇先生の未読の文庫がもうない」みたいな状態になってしまうのが…。
荻原浩さんなんかも、次の文庫になかなか手が出せなくなったのも…ね。

『海馬亭通信』(村山早紀・ポプラ文庫ピュアフル)
行方知れずの父親をさがして人間の街に下りてきたやまんばの娘・由布。
自称ワルの小学生、千鶴を助けたことがきっかけで、彼女の祖母が営む
下宿「海馬亭」にやっかいになることに…。
作者のファンにはおなじみの風早の街の古い洋館で繰り広げられる、
由布と個性的で愉快な住人たちの心温まる(ちょっとせつない)交流譚です。

村山早紀先生が1994年に書かれたものを、改題の上加筆・訂正し、書き下ろし
中編を加えて文庫化されたものです。初期の傑作と言うヤツですね。
「コンビニたそがれ堂」シリーズなんかは、むしろ大人が泣けるような
作品だと思っていますが、本書はもっともっと児童書寄りな感じがします。
不思議でワクワクドキドキ不思議成分が多いと言うか…。

「虹色タイルと宇宙船」そう、私が子供の頃は中に星が入ってるようなタイル
たまに見かけましたよね。最近は見ないけど…。あれも一種のノスタルジックで
綺麗なものの範疇に入ってしまうんですかね…。

『海馬亭通信2』(村山早紀・ポプラ文庫ピュアフル)
海馬亭通信の続編。一度は山に帰った由布でしたが、再び海馬亭に戻って
きました。村山先生の作品に出てくる神様や不思議なものたちは、人間を
好きでいてくれる方が多いけど、由布ちゃんも海馬亭の皆が大好きで、
戻ってきてしまったんですね。

お姉さんはどんな人なんでしょう。某ゲームの某彼女のお姉さん同様
由布ちゃんの話や手紙には出てきますが、細かいところは謎のままですね。
しかし、チョコミントアイスのちょっとしたエピソードがクスッと笑えます♪

またまた不思議な住人や街の人が増えておりますw 海馬亭だったら、
どんな不思議な住人が来ても「ふ~ん。そうなのか」と、元いた住人も
読者も受け入れてしまいそうですけどね。

最近の読書

2013年04月30日 18時33分58秒 | 読書
最近、読んだことない作家さんの話題の本に手を出すこともあります。
ちょっと不思議な話系とか、萌えの予感のするものとか(笑)。

…で、気がついたのだが…ここ数年の新しめの文庫作品ってさ、
若者の主人公が就職浪人とかフリーターとか多いな。

…時代…なんだな。

あと、リストラされたリーマンとか…。

『幻想郵便局』(堀川アサコ・講談社文庫)
就職浪人中のアズサは、特技欄に「探し物」と書いて提出した履歴書のおかげで
アルバイトが決定。職場は山の上の不思議な郵便局でした。

…なんとなくだけど、NHK様に(ここ重要)ドラマ化してもらったら
面白そうだよなぁ…と、思ってしまいました。個性的な人々が多くてさ…。
郵便局の皆様にしても、幽霊の真理子さんにしてもね。

真理子さんの死の真相が気になって仕方なかったんですが…そうだったのか。
そこが、そういうふうに繋がるのか…。

『浅草かみなり大家族』(沖田正午・徳間文庫)
ちょとした食い違いが、運命を狂わすことがある。
間違いで、四十七歳になる松五郎と見合いをしたお多枝。(二十二歳)
さっそく、松五郎の七人の子供を紹介されるが…。

これはシリーズものの第一弾になりますね。

ゆるく笑いながら読める系の時代小説です。お多枝さんカッコいい。
あと、松五郎さんの双子の息子たち…時次郎と三郎太の今後に期待だな。
年の差夫婦に、ヒロインの兄貴分の十手持ちの親分、イケメンの双子…。
これから色々な事件が起こりそうで楽しみだ♪

『樽屋三四郎 言上帳 福むすめ』(井川香四郎・文春文庫)
若き町年寄・樽屋三四郎さんが活躍するシリーズ・第5弾。
江戸庶民の幸せを考える彼が関わることになる、4つの話が語られます。
江戸時代の制度とか、そういうものも知ることができて良いですね。
現代で言えば「生活保護」のようなものもあるとか…。

今回は、三四郎さんと佳乃さんが一緒にいる場面が少ないなぁ。

『ご依頼は真昼のバーへ Barホロウの事件帳』(加藤実秋・角川文庫)
就職浪人中の隼人は、友人の楓太に連れられて怪しげなバーを訪れた。
朝オープンすると言うその店には、魔女のようなママと、謎のイケメン
バーテンダーのイズミ。イズミにうまく丸めこまれた隼人と楓太は
なぜか素人探偵をすることに…。

正直、萌えがあるんじゃないかと思ってこの本に手を出したわけですがw
イズミくんがいい味出してます。本当に、何者なんだろうか…。
ミステリよりも青春小説っぽいのかな? 昔からの友達同士だから故の
隼人と楓太の確執があったりして、ドロドロした部分もあります。

最近の読書

2013年04月20日 18時35分39秒 | 読書
最近は少しは読書をする余裕が出てきましたな。

『東海道五十三次殺人事件』(風野真知雄・実業之日本社文庫)
若き歴史研究家の月村弘平は、雑誌の取材のために訪れた箱根の旧街道で、
女装をした中年男性の死体を発見する。一方、月村の恋人でもある警視庁刑事の
上田夕湖は、品川で起きた変死事件の捜査を始めていた。(本の裏より)

なんでも著者初の現代トラベルミステリーらしいです。私も著者の本は
時代小説は何冊か読んでおりますが、現在モノと知ってちょっとビックリ…。
イケメンだけど胴長短足の月村弘平は、「四十郎化け物始末」シリーズの
月村四十郎の子孫であるとか…。

トリックなども、なるほど現代モノらしいなぁ…って感じです。

『質蔵きてれつ繁盛記 質入れ女房』(沖田正午・双葉文庫)
質屋・八前屋の主人・仁三郎と女番頭のお紋、手代の歌八の物語・第5弾。
ある日、八前屋に女房を質に入れて金を借りたいと言う夫婦連れがやってきて…。
 
…ところで、著者は双葉文庫から新しいシリーズ出てるようだが、このシリーズ
もう終りなんですか? 仁三郎に思いを寄せてるお紋と島村屋の秋乃さんだが、
恋の行方はどうなったの? これで終わりだったら寂しいじゃないか…!

奇妙な質屋…と言うか、無限講の話は「こうなんじゃないかなぁ…」ってのが、
途中からなんとなくわかったぞ。時代小説だけど、ちょっと現代的。

『ひまわり事件』(荻原浩・文春文庫)
隣接する老人ホーム「ひまわり苑」と「ひまわり幼稚園」は、理事長の
思いつきで、相互交流を開始する。当初は困惑するものの、しだいに
打ち解けてゆく園児と老人たちだが…。
一緒にひまわりの種を蒔いて育てようなんて、良いじゃないですか。

恐る恐る歩み寄って交流を始めていく、「ひまわり苑」の誠次と園児たちの
様子がユーモラスだけど…なんかいい。晴也、すっかり成長したな…と。
そして、作中の某人物の長きにわたった思いが…本当にせつない。

『思い出のとき修理します』(谷瑞江・集英社文庫)
仕事にも恋にも破れ、都会を離れた美容師の明里。引越し先の、子供の頃に
少しだけ過ごした思い出の商店街で奇妙なプレートを飾った店を見つける。

なんでも、文庫本では今かなり売れている本のようですね。
私も表紙と帯の言葉に惹かれて、なんとなく買ってしまいましたよ。
物語の舞台はシャッターが閉まっている店も多いさびれた商店街ですが、
そこには若くして商店会の会長をやっている、やさしくて不思議な
時計屋さんが住んでいます。
ちょっぴり不思議な事件に巻き込まれるうち彼に惹かれいくが、
実は明里はある秘密を抱えていて…。

個人的に色々あったので「過去を修理する」って言葉に惹かれたのかも…。
「茜色のワンピース」が実にせつないお話でした。

最近の読書

2013年04月07日 18時47分10秒 | 読書
やはり村山早紀先生の『コンビニたそがれ堂』シリーズは良いです。

『コンビニたそがれ堂 星に願いを』(村山早紀・ポプラ文庫ピュアフル)
「星に願いを」
ずっと兄妹のように育ってきた、お隣のお兄さんに恋心を抱く女の子の話。
引っ越してしまう彼と最後に流星群を見るために、お弁当を作ろうとします。
せつない…実にせつない。お兄ちゃんが素敵な子だから、尚更…。
こんなお兄ちゃんいたら、自分が愛ちゃんでも好きになってしまうと思うんだ。
そして、彼女のことを気にかけてはいるけど、恋心に気づかない所がね…。
こういうの個人的にツボなんですね!!!!

そうだね。「できることから、ひとつずつ、覚えていけばいい」んだね。
何か困難にぶつかったとき、大人でも忘れてしまうけど、本当にそうだ。
ペットが死んでしまった時の気持ちも、凄く共感できるなぁ…。
たそがれ堂で買った、お弁当箱と万年筆の「おまけ」が実に素敵だ。
そして、最後の最後がニクいじゃないですか…!

「喫茶店コスモス」
奥さんの鳩子さんとともに「喫茶店コスモス」を経営する宗一郎さんの話。
海のそばのコスモス畑を見に行く約束を果たせなかったため、鳩子さんは
怒って機嫌を悪くしてしまいます。止まってしまった大切な時計を修理に出しに
出かけた宗一郎さんでしたが…。

なぜ鳩子さんにとってコスモス畑がそんなに大切なのか、それを知ると
どうしようもなくせつなくなりました。そして、コスモスの約束を果たすことが
できなかったとき、宗一郎さんが言った「来年だって再来年だって咲くだろう」
って、あのあたりの会話が…。

そして、「喫茶店コスモス」常連の客さんにも愛されて、素敵なお店ですね。
…と言うか、空襲で西半分が焼け野原になりながらも、人々が一生懸命
居場所を作ろうとして復興させた「風早」という町がなんと魅力的なことか。

「本物の変身ベルト」
直属の上司の女性に失恋してしまった青年のお話。
彼は幼い頃に変身ヒーローになりたいと、憧れていたのでした…。
物語の小道具として、ブログやツイッターが出てきたりします。

個人的に一番入りこんで、馬鹿みたいに泣けてしまった一編。

上手くいかないときって、何事もどんどん悪い方に転がっていくんですよね。
それで、自分は「世界にいるたくさんの人間のひとりにすぎない」とか、
「なんのために、この世界に生まれてきたんだろう」なんて思ってしまいます。
まさにその通りだよなぁ…と。

それで、自分も第2ブログに花や風景の写真載せたりしてたの、すっかり
嫌になってしまっていたから、彼の心境わかりすぎて辛かった…。
(自分の場合は、もっと心構えが悪かったり努力不足も大きいですがね・爆)
写真撮ってブログに載せる気すっかり失せた気分を、村山先生にズバリ
言い当てられてしまった気さえしたんですよ。
(ワシの場合はパワハラ・退職勧告の嫌がらせ・リストラのコンボね)

…まぁ。私自身のつまらん話は横に置いておいてだな。

主人公・良太さんは居酒屋で怪しげな求人を見つけます。
高給・高待遇らしいのですが、それがなんと…!!

やはり、風早三郎さんは人間のことが大好きな神様なんだなぁ…と。
ネットで殺人予告をして、お祭り会場にナイフを持って現れた少年…。
いかにも現代的だ、でも彼が人を殺してしまわなくて良かったな…と。

良太さん、カッコ良かったよ。

後書き・解説読んで。
やはり「思い出」はちゃんと作らなきゃいけませんね。
悲しい過去を見ない振りして蓋しただけじゃ…ダメなんだね。

今年入ってからの読書

2013年03月17日 18時07分15秒 | 読書
…はい。正月明けくらいから読書メモサボってたので、
簡単にタイトル+αくらいでも書いておきませんとね…。
(これは、殆ど自分のために記録しております)
ここ1週間くらい、気が向いたらノロノロと本を読んでおります。
新しい職場では昼休み等に本を読める環境じゃないからな…。
以前以上に家にいるときにちゃんと読書する時間を確保しないと。

『ヒトリシズカ』(誉田哲也・双葉文庫)
ドラマ化もされたらしい、警察?犯罪?小説。
確かに色々と予測不可能な展開です。

『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉・小学館文庫)
御存知、世間的にも人気のある1冊。ドラマ化もされていましたね。
やっぱり、自分は執事萌えってあんまりないようですw
ユーモアミステリとして、元々この人の小説結構好きだけどね。

『アコギなのかリッパなのか』(畠中恵・新潮文庫)
政治家事務所を舞台にした現代ものミステリです。

『娘同心七変化 謎の黄金観音』(鳴海丈・廣済堂文庫)
男装の娘同心・小手川美鈴が活躍する時代小説・第二段。

『失踪トロピカル』(七尾与史・徳間文庫)
バンコクを旅行中に失踪した女性を追って、恋人の国分は…。
サイコスリラーって言うのかな。結構グロいシーン多かった。

最近の読書

2013年02月02日 18時00分10秒 | 読書
近くにポプラ文庫扱ってる本屋さん少なくてね…。
大体、近隣の大きな町まで出かけた時に買ってきますよ。

『コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状』(村山早紀・ポプラ文庫ピュアフル)
大切な探し物がある人だけ辿り着ける、不思議なコンビニ「たそがれ堂」のお話。
今回は、もう会えなくなってしまった人との絆を再確認する物語…と言って
良いのかな? そんな連作短編集です。
児童文学寄りの暖かいお話なんだけど、決してただの懐古主義じゃないですし、
たそがれ堂の店長さんが、ひたすら「良い人」ってのじゃなくて
(素敵なキャラだし基本的に暖かい人ではあるけど)いたずらっぽいのがイイね♪

「雪うさぎの旅」
父の再婚に従い、新しい母と3人で暮らすようになった小学生のさゆきが主人公。
彼女は空想が大好きで、冬休みには田舎のおばあちゃんの家の近くの森で
雪だるま二つと雪うさぎを作って、4人でお話したり、冒険の旅に行っている
想像をして遊んでいたのでした。
さゆきは、新しい街で友達ができるか不安で、あの森の雪だるまさんや
雪うさぎさんに会いたくなるのですが…。

主人公はさゆきちゃんだけでなく、雪だるまさんたち(兄弟)と雪うさきさんも
このお話の大切な登場人物なんですね…。

私も小学生くらいの時、お気に入りのキューピーちゃんのために毛糸で
マフラー編んだりしてたから、さゆきちゃんが雪だるまさんや雪うさぎさんに
どんぐりで飾った手編みの赤いマフラーをあげた…って言うのが、実感として
小学生の女の子がいかに精一杯の親愛の情を持って接しているかわかるなぁ…。

あと、小学生の頃って綺麗な毛糸やビー玉って本当に眩しい宝物だったなぁ…と。

春になると雪は溶けてしまうけど、新しい芽が出て花が咲くように
新たな出会いもあるんですよね。

「人魚姫」
従姉妹の死をきっかけに引きこもりになってしまった17歳の少女・真衣のお話。
 
出かけた先の公園で読んでて、うっかり泣きかけた。ヤバい…。

彼女は早く高卒認定試験に受かって、大学生になりたいと考えています。
それと同時進行で、アルバイトもしたいと思っていました。
けれども、なかなか部屋の中から外の世界に出られないでいます。

「現実の人生が足掻いても上手くいかない…でも、趣味としてゲームは好き。
ゲームの中では勇者なんだけどな…」みたいな人って、ぶっちゃけ
現実世界にも結構いると思うんだ。私もヘタレゲーマーではあるんだけど、
去年からかなり低調な現実よりも、ゲームの方がまだ活躍できてるし…。
(GEBの「生餌」でB評価しか取れない程度のヘタレだけどなw)
(もちろん、MHP3の「終焉を喰らう者」なんてクリアできんぞw)

…でも。

「ゲームなんて辞めて、現実に出よう」なんて切り捨てないでくれて
ありがとう、先生。ゲームも確かに現実世界の一部なんだよなぁ…。 

実際、自分も不本意な理由で会社辞めてから、外歩いて近所の人に会うのが
憂鬱でたまらなかったんですよね…。でも、確かに近所の人はモンスター
じゃないから、いきなり襲いかかって来たりはしないよね…。

「魔法の振り子」
学生時代のクリスマス直前にボーイフレンドが行方不明のままになっている
薫子のお話。なんか、高校時代の憧れの人を思い出しました。(笑)
薫子と一字違いの薫は、とても旅慣れていてお料理が上手で、
でもクリスマスに約束をしていたのに帰ってきてくれなくて…。
そんな中、十二月に入った頃から薫子のアパートの台所で鍋や皿や薬缶が
大きな音を立てるようになりました…。

銀の指輪の湖の話、ロマンチックだなぁ…。そして、ラストにああ繋がる。
せつないよ…実にせつない。

「エンディング~ねここや、ねここ」
遠い戦国時代、平和な国を作ろうと夢見ていたある海辺の小さな国のお話。
一匹の黒い子猫が、館の若君と乳きょうだいの娘に可愛がられて住んでおりました。
「ねここ」と名付けられた子猫は、領主の息子の若君に妹のように
かわいがられて育ちました。そして、国も豊かに育っていきました。
…けれども、ある時国に恐ろしい病が流行って…。

ヒロインが黒い猫だから映えるお話だよなぁ…と思いましたね。
せつなくて妖しくて…でも、やはり最後に暖かい救いがあると言うか…。

最近の読書

2013年01月09日 18時53分31秒 | 読書
来月初旬に漢検あるから、今のうちに本読んどく!
あ、もちろん漢検の勉強は始めてますよ。

『一鬼夜行』(小松エメル・ポプラ文庫ピュアフル)
井戸幕府が瓦解して5年、強面で人間嫌い、周囲からも恐れられている
若商人・喜蔵の家の庭に、ある夜、不思議な力を持つ小生意気な少年
小春が落ちてきた。自らを「百鬼夜行からはぐれた鬼だ」と言うが…。
小春と同居する羽目になった喜蔵は、次々と起こる妖怪沙汰に
悩まされることに…。

喜蔵と小春の凸凹コンビがいいね♪
妖怪も人間も、サブキャラ達が生き生きしていて良い味出してます。

『恋は愚かと 姫は、三十一 2』(風野真知雄・角川文庫)
「物凄いモテ年になる」との占いが出た、31歳になる静湖姫のお話。
時代モノですが、コミカルな感じもします。

ある日、赤穂浪士を最後に預かった大名家で奇妙な文献が見つかり、
そこには討ち入りについての驚愕の新事実が…!!
さらに、その記述にまつわる殺人事件が発生します。

『君微笑めば 姫は、三十一 3』(風野真知雄・角川文庫)
モテ年が到来した静湖姫のお話、第3弾。
ある夜、豪商〈薩摩屋〉の蔵から聞こえた猫の声。
不審に思った番頭が蔵の扉を開けると、蔵の中には驚くべき化け物が!
〈謎解き屋〉を始めた静湖姫が不思議事件のなぞを追う!

まさか…あの人まで静湖姫に恋してしまったよ!
これからどうなるんだろう。ドキドキ…。
あと、岡田可哀想。

『一万石の賭け 将棋師お香 事件帖1』(沖田正午・二見時代小説文庫)
かの水戸黄門の曾孫で隠居の梅白は、供侍二人を従え江戸の町で”事件”を
探していて、大道いかさま将棋を懲らしめる娘将棋指し「お香」と出会う。
一方、とある藩と藩の賭け将棋に巻き込まれた骨董商の主は、お香の強さに
店の窮地を救ってくれと頼む。

み…水戸の納豆屋の隠居www
将棋について知識があったら随分違うんだろうな…と思いましたね。