ネット生活 レベル1(仮)

私、魚住千晶(HN)の趣味の話&生存確認。更新遅めです。

最近の読書

2012年07月28日 20時38分19秒 | 読書
ハイ♪ 今回は時代小説ばかりでございます。

『大江戸怪奇譚 ひとつ灯せ』(宇江佐真理・文春文庫)
料理茶屋の隠居・清兵衛は、病の床についているところを幼馴染の甚助に
助けられる。聞けば、妙な男の霊にとり憑かれていたという。
命拾いをした清兵衛は、甚助に百物語をするという「話の会」に誘われるが…。
いつしか話の会の妖しい魅力に取り憑かれた彼だったが、
やがて「話の会」の各々の身辺で奇妙な出来事が起こり始める。

どこまで現実でどこまで幻かわからなくなる、幻想的なお話です。

『もののけ本所深川事件帖 オサキと江戸の歌姫』(高橋由太・宝島社文庫)
白狐に似た魔物のオサキと、オサキモチの手代・周吉の活躍を描くシリーズ。
雨が降り止まない本所深川。雨止めの伝え歌「十人の仔狐様」を歌う、
十人組の歌組「本所深川いろは娘」が大流行していた。
ある日、一番人気の小桃が行方不明になり、大川で死体となって見つかった…。

「本所深川いろは娘」って、アレからヒント得たんですか。(笑)
結構重いお話。ミステリとしては…ちょっとなぁ。
あの落ちで、ああいう風に死んでいるのが発見されたって…アリなのかな?

『質蔵きてれつ繁盛記 貧乏神の軍配』(沖田正午・双葉文庫)
質屋・八前屋の店主である仁三郎、女番頭・お紋、手代の歌八が活躍する
シリーズものの第四弾。お紋は行商に行った先の雑貨屋「十越屋」の主から、
関ヶ原の戦いで使われたと言う古めかしい軍配を見せられる。
ところが半月後、流行っていたはずの十越屋は潰れ、軍配を質入れされた
八前屋の商売は突然窮地に陥ることに…。

この話に出てくる武将は筆者の創作なのかな?

『樽屋三四郎 言上帳 まわり舞台』(井川香四郎・文書文庫)
若き町年寄・樽屋三四郎と江戸の町人の平和を影で支える百眼の活躍を描く、
シリーズものの第三弾。江戸時代の色々な社会の仕組みもわかったりして
勉強になる小説だと思っています。町人の自治や武家社会のね…。
幼馴染の佳乃に誘われ人気芝居を見に行った三四郎。ところが、舞台に突然
現れた狐面の男たちによって芝居小屋が乗っ取られてしまう…。

三四郎さん、なんだかんだ言っててやっぱり佳乃さんのこと好きなんだよね?
幼い頃の二人のエピソードが、結構きゅんだったりする。

宇宙農家♪

2012年07月28日 19時36分38秒 | ゲームアーカイブス
ここしばらく、ゲームアーカイブスで買った「アストロノーカ」を
チマチマとプレイしておりましたが、やっとクリアしました♪

スクリーンショット非対応なので、画像ないですが悪しからず…。
でも、プレイステーションの公式チャンネルで、このゲームについて
紹介している良い動画があったので貼ってみますね^^



舞台は遠い未来、小さな小惑星に入植した主人公は、
農業用ロボット・ピート君とともに宇宙一の農夫を目指すことになります。
畑に種をまいて野菜を育て収穫し、交配マシンを使ってより品種改良をして
より良い野菜を作ってコンテストに出て、ランクを上げて行きます。
実績を上げて行くことにより、レベルの高いコンテストに出られるようになったり、
交配マシンをパワーアップしたり、畑を増やしたりすることも…。

うん…ここまでは、結構普通の農業SLGだと思うんだ。

しかし!!!

主人公の住む星には、害獣・バブーと言うモンスターみたいなヤツがいます。
こいつらは夜になると畑を荒らしに来て、せっかく育てた野菜を食べてしまいます。
そこで、畑の前にトラップを仕掛けることになるんですね。
トラップは最初は数が少ないのですが、ゲームが進むにつれて増えて行きます。
バブーは同じトラップばかり使うと耐性がついて進化してしまうので、
なるべく嫌な方向に進化させないように考えるのが結構悩みモノだったり…。

地味に中毒性が高いゲームです。

ムカつくけど、ユーモラスなバブー達の動きと言い、
ユルく脱力系のメールの内容と言い、個人的にはかなり好きかも。

ただ、後半はバブー罠にかけるのヘタレには少々難しい。
畑1を犠牲にする方法が確実なので、トラップバトルの面白味は主に中盤まで?
あと、持てる種が99種類って…終盤には少しキツイような気がしますね。
(私のやり方が悪いのかも知れんが…)

…でも、ゲームとしてはかなりハマったし面白かったです!!

最近の読書

2012年07月18日 19時25分53秒 | 読書
『千両役者捕物帖 姫さま、お輿入れ』(幡大介・ハルキ文庫)
旅芸人一座で女形をしている美青年・千代丸たんのお話、第2弾。
将軍の娘・溶姫が加賀へ嫁ぐ慶事で好景気に沸く江戸の町。
ところがある日、前田家の家紋の入った椀を巡る詐欺事件が
持ちこまれます。桜山家で同心を勤める女形の千代丸は、
今度は姫を守るために、花嫁に化けることに…。
芝居の腕を生かした藤本勘太郎一座の活躍が読んでいて楽しいです。
終盤、個人的には少し盛り上がりに欠けたような気がしますが、
相変わらず千代丸たん可愛い。キャラが良いことでポイントが上がってる1冊。

『こいしり』(畠中恵・文春文庫)
町名主の息子・麻之介と幼馴染の二人が活躍する、『まんまこと』シリーズ第2弾。
麻之介はついに寿ずと祝言をあげることに。ところが、花嫁を迎えに
出ようとしたその時に、悪友・清十郎の父が卒中で倒れてしまう。
結婚したとたん、昔から想っていたお由有が未亡人になってしまうという、
なんといういじわる展開!!(褒め言葉) さすが、わかってらっしゃる。
読んでしばらく考えてしまうような話が揃った短編集です。
…ああ、人生って色々上手く行きませんよねぇ…。本当に…。

『愛しの座敷わらし』上・下(朝日文庫・荻原浩)
今年の春頃に映画が上映されてましたね。
気になっていましたが、気がついたら上映終っていましたよ。(苦笑)

食品メーカーに勤める父・晃一の地方への左遷から、田舎の古民家に
引っ越してきた高橋家。家族は色々な問題を抱えていました。
そんな家族が、「座敷わらし」の存在をきっかけに絆を取り戻すお話。
ああ、やっぱり荻原さんの家族小説だなぁ…って感じでニヤニヤ読了。
娘を気遣ってるのにズレてて空回りするお父さん…なんかわかるな。
こういう父娘関係。親にとってはいつまでも小さな子供なんだろうけど…ね。
どう見ても、カッちゃんに恋心抱いて自覚してないだろう…な長男・智也。
サッカーやってて少し複雑な女の子って、「なかよし小鳩組」思い出すなぁ。
そして、ユーモラスだけど悲しい背景を背負った座敷わらし…。
智也と座敷わらしがシャボン玉やけん玉で遊んでるシーンが、
なんと言いますか…ノスタルジックな感じがして素敵♪