『鹿男あをによし』(万城目学・幻冬社文庫)
大学の研究所を追われた28歳の主人公「おれ」は、
教授の勧めで奈良にある女子高に講師として赴任することに。
ところが、ある日鹿が中年男の声で話しかけてきて…。
少し前『武士道シックスティーン』を読んだ時、巻末の解説に
女子高の剣道部が出てくる面白い小説として紹介されていたんです。
そういうわけで、なんとなく手にとってみましたよ。
ちなみに、ドラマ化されたのは知っているけど観たことありません。
鹿さんは山寺さんの声らしいですけどね。(笑)
最初、主人公の「おれ」と同様、読者も意味がわからないのです。
どうして堀田に無視されるのか? なぜ、あれがばれたのか?
そして、「サンカク」ってなんなのか…?
「おれ」の下宿や学校には、なかなか味のある人物がいるし、
最初は突っかかってきたのに、剣道部に入部する堀田の謎、
色々な謎や先の展開がきになって、どんどん読み進んでしまいました。
奈良は中学の修学旅行でちょっと訪れただけですが、
なんとなく奈良をゆっくり歩いてみたくなりましたよ。
ラスト、憎すぎ!!(褒め言葉)
『空中庭園』(角田光代・文春文庫)
郊外のダンチで暮らす京橋一家は、「なにごともつつみかくさず」を
モットーにした、ごく普通の家族。でも本当は秘密を持っており…。
何年も前に買って積んであった本です。
どういう心境でこの本を買ったのかも、本人覚えてません。(笑)
家族の絆とか、再生の物語ではないのか…。
解説を石田衣良氏が書いており、ワシこの人の本肌に合わんので、
(お好きな方、すみません)これも読めなかったらどうしよう?…と、
不安になったりしたのですが、最後まで読了できました。
ただ、やっぱりと言うか後味あんまり良くないです。
家族で食卓囲んで誕生会とかやってるのですが、
食べ物が全くおいしそうでなく、リアルで胃がもたれてくるのが凄い!
…いや、これは褒めてるんだよ。誤解しないでいただきたい。
家族で今風のオサレな食材囲んで笑ってても、それがウソ臭くて、
誰もが見た目と違うこと考えてて、ドロドロしていて…。
だから、美味しく見えるハズないんですよね。
大学の研究所を追われた28歳の主人公「おれ」は、
教授の勧めで奈良にある女子高に講師として赴任することに。
ところが、ある日鹿が中年男の声で話しかけてきて…。
少し前『武士道シックスティーン』を読んだ時、巻末の解説に
女子高の剣道部が出てくる面白い小説として紹介されていたんです。
そういうわけで、なんとなく手にとってみましたよ。
ちなみに、ドラマ化されたのは知っているけど観たことありません。
鹿さんは山寺さんの声らしいですけどね。(笑)
最初、主人公の「おれ」と同様、読者も意味がわからないのです。
どうして堀田に無視されるのか? なぜ、あれがばれたのか?
そして、「サンカク」ってなんなのか…?
「おれ」の下宿や学校には、なかなか味のある人物がいるし、
最初は突っかかってきたのに、剣道部に入部する堀田の謎、
色々な謎や先の展開がきになって、どんどん読み進んでしまいました。
奈良は中学の修学旅行でちょっと訪れただけですが、
なんとなく奈良をゆっくり歩いてみたくなりましたよ。
ラスト、憎すぎ!!(褒め言葉)
『空中庭園』(角田光代・文春文庫)
郊外のダンチで暮らす京橋一家は、「なにごともつつみかくさず」を
モットーにした、ごく普通の家族。でも本当は秘密を持っており…。
何年も前に買って積んであった本です。
どういう心境でこの本を買ったのかも、本人覚えてません。(笑)
家族の絆とか、再生の物語ではないのか…。
解説を石田衣良氏が書いており、ワシこの人の本肌に合わんので、
(お好きな方、すみません)これも読めなかったらどうしよう?…と、
不安になったりしたのですが、最後まで読了できました。
ただ、やっぱりと言うか後味あんまり良くないです。
家族で食卓囲んで誕生会とかやってるのですが、
食べ物が全くおいしそうでなく、リアルで胃がもたれてくるのが凄い!
…いや、これは褒めてるんだよ。誤解しないでいただきたい。
家族で今風のオサレな食材囲んで笑ってても、それがウソ臭くて、
誰もが見た目と違うこと考えてて、ドロドロしていて…。
だから、美味しく見えるハズないんですよね。