ネット生活 レベル1(仮)

私、魚住千晶(HN)の趣味の話&生存確認。更新遅めです。

本棚から一掴み・17

2005年06月10日 19時13分48秒 | 読書
週末も雨らしいですよ。読書がいいよ。

『十角館の殺人』
綾辻行人著/講談社文庫

ミステリの世界にしか存在しない、怪しげな館って魅力的ね。
たまに「コナン」のスペシャルでも出てくるじゃないすか。

いいところ突いてるよね、と思う。

トリックの魅力に力を与えるような洋館、いいね!!
そして、「館」と言えば綾辻先生の館シリーズよね。
ワシはグロいの苦手だから、綾辻先生の一部の作品は
ちょっと…読めません。(ファンの方、すみません)
…でも、館シリーズは好きです。(数冊未読ですが…)

その記念すべき1冊目ですよ。
アッと驚くトリックをお楽しみあれ。

『脅迫状であてましょう 他 -名探偵になるための必須9項目!』
小説推理編集部 編/双葉文庫

最近読んだ本では、一番ヒットかもしれん。

筆跡鑑定・尾行・変装・鍵…ミステリ好きならば、
多少は興味がおありでしょう? 奥さん。

この本は、作家や芸能人が書いた脅迫状を見て
筆跡鑑定士の先生が、どんな人物か当てたり、
変装や尾行を実際やってみたり…そんな企画をやってます。

筆跡鑑定、怖いよ。(笑)
ちょうど私の目の前に、仕事のメモがあったのさ。
それをこの本に書いてある通り、ヘンとツクリの間隔とか、
「口」の書き方とか、意識して見てみます…。

気が若い。融通が利かない。リズム感がない…。
当たってますよ。キャー!!!!

これを読むと、事件記事とかミステリの見方も少し変わってくるかも?
キーワード別に、おススメの名作ミステリも紹介されてます。

本棚から一掴み・16

2005年06月10日 18時49分38秒 | 読書
梅雨です。初夏のこの時期は個人的には
長野まゆみと京極夏彦がおススメだぜっ!

『巷説百物語』
京極夏彦著/角川書店

ときは、江戸…。
まだ闇が濃くて、妖怪がいた時代です。京極堂のシリーズより
随分昔になりますね。
今度は、黒衣ではなくて白装束の男です。
しかも、妖怪を祓うのではなくて…。

『夏至南風』
長野まゆみ著/河出文庫

長野先生、わりと初期のちょっと少年同士で官能的入ってる小説の代表作。
最初に読んだときは「い、い…いいのか!?」と思ったけど、

人間って慣れますなぁ。フハハハ。

抽象的な表現や比喩も多いし、結構テーマが重いのですけど、
雰囲気を楽しむってのも悪くないと思います。

ただ、繰り返しますが
少年同士のあんなシーンやこんなシーンがあります。
苦手な人は、間違っても手を出さんように!!!

<余談>
先日「遙か3」やってたら、鎌倉で「鉄鼠」という敵が出てきた。
…きょ、京極ネタ!!?(大笑)
…まさかね。