「落ち込んだりもしたけれど、私は元気です。」
本当にそうなんですね。
3月11日、私は栃木県庁の新しい建物にいたので無事でしたけど、その日から、ショックで何週間も心に穴があいた状態が続きました。普通に感情を感じられるようになったのはたぶん一ヶ月後でした。
その間、恐怖や不安が主で、アメリカにいる家族や友達は皆、私のことをすごく心配してくれたけど、自分の人生なりの問題もまだいつも通り色々あって、結局アメリカにいる人と話すのがとてもイヤになりました。ツィッターを見るだけで、災害にあっていない人の悩みを見るとすごくむかつきました。
日本で、停電や余震の怖さを我慢しながら、アメリカにいる友達がツィッターで、例えば「ちょうどプレイステーションをやりたい日に故障するなんて!今日ってサイアクゥ~~(怒)」みたいなつぶやきを書いて、私は日本の惨事との対照を耐えられませんでした。
いきなり、全てがささいなことに見えて、一瞬災害にあっていない人にかかわることができなくなってしまいました。
それでも、被害が少なかった栃木県で住んでいる私はなんでそんなに大げさに反応しなければいけないのかと自分を批判してはいました。近県の人たちのほうがずっーと大変だと分かったので、複雑な気持ちで心の穴が大きくなる一方でした。
そして今になると、日本人とともに少しずつ希望が見えてきて、できることをやっています。
これからも大好きな日本のためにがんばりたいです。
東日本大震災について、在日外国人として言いたいことがまだたくさんあるけど、これからも続けて感想を言わせて頂きます。
とりあえず、仕事でビデオメッセージを頼まれたので、せっかくですからリンクを入れます。どうぞクリックして栃木県に住んでいる外国人の感想を見てみてください。私のメッセージは一番最初です。
http://www.pref.tochigi.lg.jp/english/message.html
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