懐かしい未来

常に迷子だと感じてる、帰国後の混乱を擦り抜けようとしてる、無職っぽい休憩を楽しんでるアメリカ人です。

ゴールデンウィーク計画:決定!☆

2011-02-22 | 人生

ヤッータぁぁーーーー~~~!

ゴールデンウィークにタイに行くことに なっ・ちゃっ・たぁ~

しかもパパと!   

海外旅行に行った事のない私にとっては本当にたいしたことなのよ

(...日本に住みながらよく言うよ!)

(でも違うよ!日本は「外国」じゃないんだもん!)

とにかく、今日私とパパの航空券を買って、パパがアメリカを出発して、成田空港で乗り換えて、それで私と同じ飛行機でバンコクまで行く。

アメリカから日本が遠いと思っている方がたくさんいらっしゃると思うけど、大間違いよ。だって、パパがミルウォーキーを出発して、13時間後成田に到着して...そしてまた日本を出発してもう7時間飛行機に乗るよ!きつッ!

それでもアメリカからは日本はタイに行く途中なのよ!それを考えると東京とロスの10時間の距離はまだマシ。

いつも海外旅行したいけど一人で行けないので、パパと一緒に行くのがとても安心だね。 ペルーに行ったことさえあるパパもとても楽しみにしている。

自信をつけてこれからも色んな旅に出かけられるように~ とにかく4月まではワクワクゥ!


ちなみに今週末、鬼怒川温泉に行ってきま~す

県内に短期で住んでいる外国人にぜひ県の誇りを経験してもらいたいと思って、計画を立てた。

結局20人も来ることになったすばらしい!

......とりあえずみんな、周りの日本人をむかつかせないように騒ぎすぎないでいい子にしててくださいねおねが~い

(どうせジロジロ見られるから)


アメリカと日本の違い:行事の挨拶

2011-02-16 | 見解

アメリカと日本の大きな文化の違いの一つは挨拶です。特に違うのが開会式・閉会式です。


アメリカのイベントや行事では、行事によってはオリエンテーションを行うか、短いお礼・歓迎の言葉と目的・情報をはっきり述べてすぐに本番に入る準備をする事が多いので、日本のような「開会式」がありません。

しかし、日本に来て初めて日本の開会式を経験したら、内容が深くなく、しかも話が長いと感じました。最近佐賀県にある通訳研修に行った時も、改めて日本の行事の挨拶が気になりました。開会式に司会がいましたが、それでも研修の関係者は全員順番にマイクを持って挨拶をしました。

私の感覚では、司会が代表者のような役割なので他の人が関係者だからといって、わざわざマイクを持って同じ歓迎の言葉を言わなくてもいいと思います。そして、閉会式でも同じような挨拶が20分もあり、司会が何のために話しているか私には分からなくなりました。

一週間ず~っと大変な訓練をしていて、死にそうなくらい疲れていたから挨拶を聞くのがいやで、「早く帰りた~~い」と思ったままでした。

しかし、アメリカ人として実用性を優先する私でも、日本の開会式等をありがたく思う時もあります。それは県内の学校へ訪問する時です。もしアメリカでしたら、講座の前に学校の教師がスピーカーを紹介するに過ぎないでしょうが、日本の学校で話をする前に、学生の代表の一人が歓迎の言葉を言って、講座の最後にお礼の言葉や感想を言ってくれますので、あまり知らない学校へ行っても、必ずよく歓迎してくれるのをうれしく思います。

ところで、アメリカで新しい仕事を始める時は、もちろん会社によって違いますが、新社員をサポートする人(仕事の内容などを説明するなど)が新社員と一緒に職場を回って一人一人に紹介するだけです。

また、アメリカの学校では、入学式がないのが日本と違いますが、卒業式の違いは卒業する3年生しか式に出席しないということだけです。


1Q84 日本語版 VS 英語版

2011-02-12 | 人生

村上春樹の1Q84ただいま読書中

普段は村上氏を英語で読んでいるけど1Q84はまだまだアメリカに登場しないし、日本語の勉強にもなるから日本語版を読むことにした

1巻を去年読んだけどその時、日本語の小説をクリアするのが初めて(何冊も買ってるのに!)だったので、日本語で読むのがすごく遅かった。

もともと英語で読むのも遅いけどねっ

最初はせっかくだから知らない単語を調べながら行こうぅとやる気満々だったけど.... 私は常用漢字を勉強したのに目にしたこともなくてふりがなもついていない漢字がどんどん現れて、小説でしか使わないような言葉もたくさんあって、調べてばっかいて何ヵ月経ってもぜんぜん進まなかったの。

しかも勉強するつもりでいても、私は使う機会のない単語が多すぎて、日本語を読むのも嫌なままで...

そこで、知らない単語を飛ばすことにした。一言ぐらいわからなくても筋がわかるだろう!と自分に言い聞かせた。

それでずんずんと1巻を読み終えた

そして先週2巻を読み始めたら、連休に入って本に夢中になって、もう半ばに達しちゃった。ということは英語で読んでいるスピードに近づいてきたかも~

やっぱり何だって上達するのに練習するしかないんだね!ヤルしかない

アメリカで英語版は秋に発売するけど、いつも通り日本語版と全く違うものになっているそうだ。1Q84の場合、日本で3巻に分けられているけど、アメリカでは小説を分けることが少ないので1Q84の英語版はまとまった1000ページの一冊の本として出版されることになっている。

特に村上春樹の作品は英語に翻訳されると、かなりの編集を受けて、日本語版の一部の長さになることもある。っていうことは、編集者によって不必要とされるところはただパーになっちゃう!

英語版しか読んでいない私からすると、なくなった部分が気になったけど、日本語版を読んでみて編集に賛成した。やっぱり日本人の読者が求めている事と違うなぁと思った。

アメリカ人にとって、特別な意味を持っている場合以外に、小説で何回も同じことを繰り返して書くのが無駄だと見られているからできるだけ話に役に立つことに制限したほうがいい文章ができる。

しかし、1Q84の日本語版を読んでいると、べらべらべらべらと話が進まないようなところがあった。特に1巻に、もう、わか!ったから次行け!よ!っていう気持ちになったりした。

...だから今のところ、村上春樹の小説のさらに編集された英語版のほうが好きだと思う

 


アメリカのユーモア

2011-02-08 | 見解

アメリカと日本のユーモアのセンスはかなりの違いがあります。アメリカ人のユーモアは何かと言うと皮肉です。英語の駄洒落とかオヤジギャグもありますが、アメリカ人が言ったら「さむい冗談だね」と言われるだけです。その一方、アメリカ人が面白いと思う冗談は日本人が分からないことが多いようです。たとえば、予想外なもの、あるいはすぐには分からないがじっくり考えてから「なるほど!」とぴんとくる瞬間に一番笑い出します。特に人気があるのはザ・ファー・サイドというアメリカの「1コマ漫画」です。困った事態に追いこまれたキャラクター、起こりそうにもない事件、人間のように振る舞う動物などを描いているコミックストリップが多いです。こういった「ありそうもない」シチュエーションがアメリカ人にとって非常に面白いです。


「冷酷にやっちまったに決まってるじゃん、バーカ!俺は爬虫類だぞ?!」

 

 

上の漫画を見ると、最初はわけが分からないかもしれません。これは駄洒落っぽい冗談で、よく考えると「冷酷」と「冷血動物」の言葉をかけています。それが「なるほど!」と分かると、笑いをもたらします。

 

 

 

もうひとつのザ・ファー・サイドのコミックを見ましょう。

 

 

 窓に「ペットショップ」と書いてありますが、この漫画の中で、重要な点は魚です。「ピラニア」です。そして猫を見ると、木製の義足が見えます。

 

 

状況を描くだけで、それから読者に自分で考えてもらうということが面白いのです。冗談のおちを説明すると、効果が完全になくなります。そうすると、もし日本の漫才がアメリカにもあるとしたら、ボケのばかばかしい話は受けますが、突っ込み役の人は「邪魔!」とみんなに思われるかもしれません。