『破船』吉村 昭 新潮文庫

先月『朱の丸御用船』を読んで、この本を読み返したくなりました。
この本を読むのは２回目ですが、
最初に読んだのが１５年以上前なので、細かいところを忘れてしまっていました。

家族を支えようと一生懸命海に出て漁をし、
立派な男にならなければと健気に頑張る９歳の少年に心打たれます。
季節が移り替わる様、貧しい村の人々の暮らしぶり・・。
やりきれない、哀しい物語ですが、傑作です。

ルスビーの花が咲きました

ルスビー
小さな葉挿しっこルスビーを育て始めて約２年、
ようやくお花が咲くまで成長しました。
ちょっと地味な感じのお花ですが、なんとなく達成感。
雌しべからは、蜜がたっぷり出ています。



こ～んなに茎が伸びてしまったので、そろそろ仕立て直しますね。
お花を見せてくれてありがとう♪



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『雲の階段(上)』『雲の階段(下)』 渡辺 淳一 講談社文庫

ドラマを放映中ですね。
ストーリーが面白そうなので、原作を読んでみました。
原作とドラマの違いが、なかなか興味深いです。
私が読んだのは新装版ではなく昭和60年に発行された古い文庫ですが、
その巻末の解説によると、子宮外妊娠の手術のくだりは、
渡辺淳一さんが医者になったばかりの頃の実際の経験に基づいているそうで、
少なからず驚きを感じました。