「“呼吸”を教えてほしいのです。 ちゃんと呼吸ができていない気がするのです。」
今日、健康教室で、このような質問をする方がいらっしゃいました。
教えるに及ばず、その方は 生きていらっしゃるので呼吸は ちゃんとできているのですが、呼吸器の病気で呼吸が浅い、不規則などの問題がなきにしもあらず・・・。
“睡眠時無呼吸症候群(SAS)”という病気があります。
SASはメタボリックシンドロームとの関係も深く、肥満者は 気道が塞がれやすくなるためSASになる危険性が高まりますし、睡眠が十分に取れないために交感神経が興奮したり、組織の低酸素や低酸素ストレスよっても、高血圧、耐糖能障害、高脂血症の合併症を発症するという悪循環も考えられています。
その方にSASについてお話しすると、検査済みで大丈夫とのこと。
SASをはじめ呼吸器の既往歴がある方の運動指導を行う際には 呼吸による酸素の供給量・動脈血酸素飽和度(SpO2)を簡単に測定できる装置を用いてチャックします。
高齢者の方には 慢性気管支炎や肺気腫という病気(慢性閉塞性肺疾患:COPD=気道が閉塞状態になる病気)をお持ちの方がいらっしゃいます。
その運動療法として、呼吸筋の運動を行います。
ポイントは 肋骨をたくさん動かす事です。
病気の人でなくても、加齢により、肋骨=胸郭がある体幹の柔軟性が低下します。
「息を吸って肋骨を膨らまして、吐いてすぼめましょう。」
「脇を伸ばしながら息を吸って・・・スペアリブを思い浮かべて~肋骨の間の筋肉が柔らかいで~す。」
と言うと・・・
「えっ!? 肋骨、どこ??」
「肋骨って動くの?」
肋骨の周囲にも筋肉があり、呼吸筋とも呼ばれ、機能する・・・はずです。
動きが分かりづらいのは 筋力低下しているからでしょう。
呼吸に意識しながら肋骨周辺を動かし続けると、機能改善・向上します。
肋骨だけでなく、人間の身体で動かして足りないところって、案外あるのですね。
呼吸法・呼吸筋ストレッチについて・・・参考サイト:環境再生保全機構 慢性閉塞性肺疾患:COPDの基礎知識
呼吸筋について・・・参考サイト(専門家・マニア向けです):生命科学教育シェアリングの呼吸筋の項目
今日、健康教室で、このような質問をする方がいらっしゃいました。
教えるに及ばず、その方は 生きていらっしゃるので呼吸は ちゃんとできているのですが、呼吸器の病気で呼吸が浅い、不規則などの問題がなきにしもあらず・・・。
“睡眠時無呼吸症候群(SAS)”という病気があります。
SASはメタボリックシンドロームとの関係も深く、肥満者は 気道が塞がれやすくなるためSASになる危険性が高まりますし、睡眠が十分に取れないために交感神経が興奮したり、組織の低酸素や低酸素ストレスよっても、高血圧、耐糖能障害、高脂血症の合併症を発症するという悪循環も考えられています。
その方にSASについてお話しすると、検査済みで大丈夫とのこと。
SASをはじめ呼吸器の既往歴がある方の運動指導を行う際には 呼吸による酸素の供給量・動脈血酸素飽和度(SpO2)を簡単に測定できる装置を用いてチャックします。
高齢者の方には 慢性気管支炎や肺気腫という病気(慢性閉塞性肺疾患:COPD=気道が閉塞状態になる病気)をお持ちの方がいらっしゃいます。
その運動療法として、呼吸筋の運動を行います。
ポイントは 肋骨をたくさん動かす事です。
病気の人でなくても、加齢により、肋骨=胸郭がある体幹の柔軟性が低下します。
「息を吸って肋骨を膨らまして、吐いてすぼめましょう。」
「脇を伸ばしながら息を吸って・・・スペアリブを思い浮かべて~肋骨の間の筋肉が柔らかいで~す。」
と言うと・・・
「えっ!? 肋骨、どこ??」
「肋骨って動くの?」
肋骨の周囲にも筋肉があり、呼吸筋とも呼ばれ、機能する・・・はずです。
動きが分かりづらいのは 筋力低下しているからでしょう。
呼吸に意識しながら肋骨周辺を動かし続けると、機能改善・向上します。
肋骨だけでなく、人間の身体で動かして足りないところって、案外あるのですね。
呼吸法・呼吸筋ストレッチについて・・・参考サイト:環境再生保全機構 慢性閉塞性肺疾患:COPDの基礎知識
呼吸筋について・・・参考サイト(専門家・マニア向けです):生命科学教育シェアリングの呼吸筋の項目
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます