BGMはトルコ軍隊行進曲のはずだった5 ~ひたすら移動~

2011-09-02 | トルコ
旅も4日目、トルコ語での朝の挨拶もかなり慣れてきました。
朝食はプールの見えるレストランです。
出発も8:25だったので、ゆったり朝食をとることができました。


今日は9時間のバス移動です。観光場所はコンヤのメブラーナのみ
バスからの景色は、北海道と見まがうような見渡す限りの畑です。


最初のトイレ休憩所で、この辺りでしか食べられないという蜂蜜ヨーグルトを食べました。甘酸っぱくて半分は美味しく食べられましたが、一人ではかなり辛い量です。
上にかかっているのはケシの実。元の形は右下です。振るとマラカスのようにカシャカシャと音がします。


次にバスが止まったのは、昼食のレストラン。


昼食はトマトのスープ、トルコ風ピザ、ナスのケバブ & スイカです。






そしてまたバスへ。
バスでは運転手さんの好みで音楽が流れています。一人のドライバーさんはトルコ風のポップな曲が多く、もう一人のドライバーさんはトルコ風民謡。なんだかインドの曲のような感じです。
ところで、トルコに着いて、いまだにトルコ軍隊行進曲は聴いていません。。

パムッカレから430キロ、やっと今日最初で唯一の観光地、コンヤのメブラーナ博物館に到着です。食後のお昼ね中だったので、ぼーっとしてます。

メブラーナ教の総本山だったところだそうです。






この辺りに来ると、女性はみんなスカーフを頭に巻き、長いコートを着ています。
こんなに暑いのに、コートの中は汗疹だらけじゃないのかしら。。。
家族連れが小さい日陰に寄り添うように座ってました。


博物館の中には高僧のお墓が沢山ありました。とても失礼ですが、すっごく変な格好です。


観光も終わって、カッパドキアまで3時間のバス移動です。
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BGMはトルコ行軍隊進曲のはずだった4 ~パムッカレ~

2011-09-02 | トルコ
夕方パムッカレに到着。
本当は早目にホテルへ入り、のんびり温泉やハマム、プールを楽しむはずでしたが、明日のカッパドキア洞窟ホテルでのんびりできるように、今日の内にパムッカレを観光することになりました。
パムッカレは聖なる都市という意味のヒエラポリスにあります。

地図の右側の方にゲートがあり、白く下側に突き出している部分が綿の城(パムック・カレ)石灰棚が連なるパムッカレです。

チケット売り場と土産物店は近代的な建物で、売っているお土産もおしゃれです。


ゲートはチケットをかざしてバーを回す、いつものこれ


遺跡の市壁を通り抜け、崖の上の遊歩道を少し歩くと、いよいよパムッカレです。




じゃ~~~~ん
夕方とは言え、まだまだ日は高く、水盤がキラキラと輝いています。 




遊歩道を通って張り出している崖の上を回れると言うので、強風にめげず一周しました。
植木が崖下からの風で斜めになってます。帽子も飛ばされそうです。


風に煽られちょっと怖いですが、絶景です。




パムッカレでは現在、自然保護のため入れる水盤が決められています。この水盤を歩きながら、崖下まで下りられるようになっています。遠くに蟻の列のように見えるのが、人です。これからあの蟻になりにいきます。


水盤には靴を脱いで入ります。足元は石灰でヌルヌル、ツルツル。気を付けないと転びそうです。
両手を自由にするため、携帯用のリュックに靴と足拭きタオルを入れていざ出発。


滑らないように、水のないところを進む人が多いですが、幅が狭いのですれ違いが大変。


もう濡れてもいいように準備万端の人も


最近はお湯の量が減っているそうで、ただの石灰棚になっている所も多かったです。


パムッカレと同じような石灰棚は中国の黄龍(ホアンロン)にもあります。
黄龍はなんとなく黄色い棚ですが、水量は豊富で、森の緑と青い水のコントラストがとてもきれいでした。こちらもお奨めな場所です。
JIU ZHAI GOU 九寨溝


さて、石灰棚の散策を終え、遺跡を見ながら集合場所であるパムッカレ・テルマルに向かいます。


テルマルは大理石の柱などヒエラポリスの遺跡が底に沈む温泉です。
入浴料は別にかかり、温泉に入る階段には係員が座っています。
時間が許せば是非入ってみたかったです




温泉プールの奥には源泉が湧き出している所があり、プツプツと泡がでていました。
井戸のポンプで湯を汲み上げ飲むことができるようですが、みんなが入っている温泉だし、葉っぱや虫など沢山浮いてて、ちょと…


遺跡の中を歩いてゲートに戻ります。
アポロン神殿の脇には有毒ガスが出ている穴があって、ここに入った司祭がトランス状態で神のお告げをしたとも言われています。
右側の↓印の所からガスが出ています。


この辺りは何処でも掘ると温泉がでてくるようです。
おじさんが、タダで足湯を楽しんでました。


遺跡に佇む子猫です。


パムッカレを下から見ると


今晩のホテルは温泉リゾートホテルのLYCUS RIVER THERMALです。ハマムもあります。


夕食はプールサイドで8時からでした。バンドが入ってなかなかムーディーなのですが、外だったので蜂が沢山いて、ブッフェのお料理の中にも入ってました。
ハマムとジャグジーは夜10時までだったので、夕食もそこそこに切り上げていざ温泉へ
となる筈が、部屋のカギが開きません。修理のお兄さんがカギをばらしている内に、どんどん時間がたっていき、結局ルームチェンジ。
バタバタと温泉に入ったので、あまり楽しむことができませんでした
このプールとんでもなく深いです。


深いのはプールだけでなく、温泉も
打たせ湯も、私達では肩が水面から出ないので、打たせ湯になりません
ジャグジーも隅の浅い所以外は、呼吸がやっとの深さ。背の低い日本人向きじゃないわ~
この山の上からかなり熱いお湯が流れてきて、右の方に深い(ちょっと汚い)温泉がありました。
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BGMはトルコ軍隊行進曲のはずだった3 ~炎天下のエフェソス~

2011-09-01 | トルコ
今回のツアーのコースです。イスタンブールからアイワルク、パムッカレ、カッパドキアで2泊してイスタンブールへ。バスの走行距離は2500キロを超えます。


ホテルを出発して3時間エフェソスへ到着
昨日のエフェソスは42℃だったとか
トルコの遺跡のゲートは、どこも入場チケットをかざしてからレバーを回して入場します。南口から入場して丘を下って行きます。
チケットです。よく見ないと何処のだかわかりません。

そしてゲート




入口すぐの所にヴァリウスの浴場があり、かなり立派で出発前に読んだ『テルマエ・ロマエ』を思い出しました。


今日も40℃近くて超暑いですが、UVカットの日傘で頑張ります。それにしても、みなさん直射日光を浴びて大丈夫なのかしら。
右奥に見えるのは、オディオン(小劇場)です。


ポリオの泉は商業センターの建物跡


ポリオの泉から振り返るとドミティアヌス神殿


クレトス通り入口には、ライオンの毛皮を纏ったヘラクレスの門があります。
照りつける太陽を避けて、ちょっとした日陰でもみんな休んでます。


通り沿いには勝利の女神ニケ(ナイキの語源)が微笑んでいます。




通りには邸宅が並んでいたそうで、床の綺麗なモザイクが残っています。
それにしても、このクレトス通りは総大理石なので、気を付けて歩かないとツルツル滑ります。


通り右手に三角ファサードのトラヤヌスの泉があります。


そこから通りを見ると、遥か下に、エフェソス遺跡のシンボル ケルスス図書館と、その右奥には下のアゴラが見えます。


ハドリアヌス神殿のアーチには女神ティケのレリーフが彫られています。アーチの上にはギラギラの太陽が


猫も犬も、日陰でグッタリ




え~ これは水洗トイレです。みんな並んで座るんですね。トイレで座って雑談するのかな


そして遂にケルスス図書館に到着です。あまりの美しさに暫し時を(暑さも)忘れて見とれてしまいました。正面のレリーフは知恵、運命、学問、美徳の寓意を象徴する女性像ですが、いずれもレプリカで、本物はウィーンにあります。




運命や高潔さを象徴するアレーテ


知識を象徴するソフィア


ケルスス図書館には12000もの書物が収められていたそうですが、内部は意外に狭いです。


図書館からクレトス通りを振り返ると炎天下に凄い人です。ここを下りてきたんだ


図書館から下のアゴラへ抜けるウス&ミトリダテスの門


下のアゴラは110m四方の広さがあったそうで、当時の繁栄ぶりはかなりなものだったようです。


マーブル通りを抜けると野外劇場が現れます。24000人が収容できる巨大な劇場です。その収容人数から当時の街の大きさを推測すると、20万人以上が生活していたことになります。
劇場の上からは舞台だけでなく、アルカディアーネ通り、そして今は見えない海が見えたのでしょう。


港へと続いていたアルカディアーネ通りには当時には非常に珍しい街灯があったそうです。
クレオパトラとアントニウスがこの道を連れだって歩いたんでしょうね
今は海も遠くなり、通りの先にはペンペン草が生えています。


正午に近くなり、直射日光もかなり厳しくなってます。日陰はどこも早い者勝ち状態です。


アルカディアーネ通りを右に曲がって北口に向かうのですが、この角の木陰で一旦集合です。振り返って一枚。野外劇場の大きさがよく分ります。


またまた日陰で犬達が昼寝をしていました。その横には猫の親子が
本当にトルコは、野良犬と野良猫が多いです。でもみんなが世話をしているので、どの子も幸せそう




北口から遺跡を後にし、日除けの付いた長い土産物商店街を通って、次はアルテミス神殿跡に向かいます。


アルテミス神殿跡と言っても、1本の円柱以外ほとんど何も残っていません。遠景には聖ヨハネ教会と城塞のあるアヤソルクの丘が見えます。今はコウノトリが巣を作るシーズンらしく、円柱の上に4羽のコウノトリがやってきて、同じ方向を向いて羽を休めていました。しかし、なぜに同じ方向




エフェソス遺跡のあるセルチュクを後にする前に、少し遅めのお昼です。
家族経営の小さなレストランで、家庭料理のブッフェです。
20種類位の家庭料理があって、どれも美味しかったです。
レストランのおばさん、チョク、ギュゼル & ティシュクレ


一路パムッカレに向かいます。



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