古代エジプト展 ほぼ貸し切り

2021-03-13 | 日記
両国の東京江戸博物館で開催されている古代エジプト展へ
両国駅の階段はひな祭り仕様です。


更に下の階段は国技館のある両国らしく、お相撲さんです。


平日の開園前、2~3人しか人がいません。


展示室に向かう通路ではホルス神の左目を表す「ウジャトの眼」がお出迎え


最初の部屋には冥界の神、腹ばいになる山犬の姿をしたアヌビス神像
カッコイイですね~


幻想的な展示室に入ります。
中心にはナイルの神の像があります。




セクメト女神立像です。
雌ライオンの頭を持つ女神で、地上の退廃した人々を根絶やしにするために、太陽神ラーが遣わした、攻撃的で恐ろしい神様になります。


有翼の女神、おそらくヌウト女神の形のミイラの装飾


バステト女神座像
雌猫の気まぐれな性格から、彼女も気まぐれな恋の女神とされています。
なんだかみんな雌ですね。


この他にも多くの動物像がありました。ちょっと理解に苦しむけど。。。
ハヤブサ頭のワニの小像


日輪を戴く礼拝するエジプト・マングースの小像


平日朝一は驚くほどに人がいません。
本当に貸し切り状態。
この後、出口まで、スタッフの方以外誰とも一緒になりませんでした。


ハトシェプスト女王の葬祭殿への参道と中庭に置かれていた女王のスフィンクス像。
とてもきれいです。


アメンエムハト3世と思われる礼拝する王の立像


ハトシェプスト女王のスフィンクス像頭部です。


王の書記ホリのステラ
書記であったホリが王の使者として、数多くの祭ができるよう神々に願ったことが、書かれているそうです。
ひえろぐヒエログリフの彫がとてもきれいです。


メンフィスのプタハ大司祭の墓出土のレリーフ
右側に描かれているのが、埋葬された人物で、特徴的な大司祭の衣装、編んだ髪の毛の束がついたかつら、首元に襟飾りをつけています。


サティス女神とアヌキス女神に捧げられたプトレマイオス1世の供物盤


神格化されたイアフメス・ネフェルトイリと思われる王妃の立像


ヒヒを肩にのせ、ひざまずく男性の像
書記の守護者トト神の化身であるヒヒが肩に腰かけていることから、この男性は書記であった可能性があります。


プタハメス墓のピラミディオン
新王国時代の高級官僚の記念碑的墓の上部構造に不可欠な小ピラミッドだったっそう。


太陽讃歌が記されたネフェルヘテプのレリーフ
色彩もきれいで見入ってしまいました。


死後の審判の展示室の壁にスカラベが写し出されていました。


タレメチュエンバステトの『死者の書』
古代エジプト人は死後に冥界で復活し、楽園「イアル野」で暮らせると信じていたけど、
復活には様々な試練を乗り越える必要がありました。
死者の魂がオシリスの裁きの庭で行うべきこと、冥界の生活で注意すべきことなどが祈祷文、呪文の形で書かれたのが死者の書です。
文字がとっても小さくて、老眼だったら読めないんじゃないかしら。




最後の審判の様子です。


死者の書の後ろの壁に描かれていました。


ポスターにも載っている デモティックの銘文のあるパレメチュシグのミイラ・マスク
金箔が貼られ、多数の守護神や象徴の装飾が施されています。




背面には、マアト女神の羽根を掴んでいる死者のバー鳥がいます。


タイレトカプという名の女性の人型棺・内棺
棺の中の文字は、死者の書の呪文でしょうか??






足元にはウジャトの目も描かれています。


タシェリトエンアメンという名の女性のミイラのカルトナージュ ミイラ・マスク、胴部、足部


ネスコンスパケレドという名の女性のカルトナージュ棺


有翼スカラベ形のミイラの護符


タイレトカプという名の女性の人型棺・外棺






王の書記サアセトの人型棺蓋
映像で棺から魂?が抜けていく様子が、、、
回りに誰もいないので、ちょっと不気味です


クウイトエンプタハの偽扉、現世と来世の間の扉とされています。
下にあるのは、ラー神とハトホル女神の神官であったマアケルウプタハの供物台
窪みには、ビール、ワイン、パン、果物が捧げられていたそうです。


王の書記ウプウアウトメスのステラ
墓所の中心的な崇拝の場所です。


気付くと出口です。
遂に、誰とも一緒になることはありませんでした
コメント
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