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カンボジア 時空を超えて 12 <おまけ>

2012-03-18 | カンボジア
カンボジア最後の夜にアプサラーダンスを見に行きました。
ドリンク付きで15ドル。お初の冬瓜ジュースを頂きました。
冬瓜ジュースは黒砂糖の水割りといった感じです。


アプサラーダンスはとても優雅な踊りでした。


最後にダンサーさん達と舞台に上がって記念撮影です。
 

はじめはとても臭いと思ったシェムリアップも、毎日カンボジア料理を食べているうちに気にならなくなっていました。
多分、自分もナンプラー臭くなっているからかしら。。。

カンボジアの人達はとてもフレンドリーでした。
朝の出勤風景。みんなカメラを向けると笑顔を返してくれます。


お土産売りの少女。


そして、ついつい沢山お土産を買ってしまった友達。


高床式のシェムリアップ近郊の住宅です。


私達がシェムリアップを後にする日、空港にX線検査の装置が導入されました。
でも、まだ稼動していなかったので、私達のスーツケースはすべて中身を出して遺跡の持ち出しチェックです。もうちょっと早く導入してほしかったな。。。

帰路は往路と同じく、バンコクで一泊です。
そこでバンコクの夜の市場を楽しみに、深夜の散策に出発する9人。
みんな、小銭だけ持っておでかけです。


蒸し暑くないバンコクの深夜は、昼間より賑やかです。




天井に届かんばかりに積まれたスイカ。早朝に再度市場を訪れると、ほとんど売れていました。


いよいよ日本に帰ります。
途中、飛行機の窓から、ベトナム戦争の激戦地ダナンの海岸が見えました。


この後機体は大きく揺れだし、ずっとシートベルト着用サインが点灯
成田空港では、バシバシと落雷する中での着陸でした。
カンボジアの旅は興奮と楽しい思い出を残して終わりました。
更なる刺激を求め、次はどこへ行こうかしら…







カンボジア 時空を超えて 11 <ロリュオス遺跡群>

2012-03-16 | カンボジア
午後3時、ロリュオス遺跡群へ出発です。
王都がアンコールに移されるまで、このロリュオスが王都だったそうです。
まずはロレイ。今はただの丘ですが、建設当時は大貯水池の中央の小島に建てられ、東側には船着き場だった階段があります。


まだ世界遺産に指定されていないため、修復が全くされていません。






ロレイには4基のレンガ造り祠堂が残っています。


レンガ部分は削れてかなり酷い状態ですが、辛うじて残っているデバター像もありました。




右手に見えますのはプリア・コーでございます。


遺跡群の中で最古の寺院で、「聖なる牛」という意味だそうで、寺の周りには牛の形のナンディン像が置かれています。


プリア・コーには前列に3つの祠堂、後列に少し小さめの3つの祠堂が並んでいます。




祠堂への階段はシンハの像が固めています。




プリア・コーから200mほどでバコンがあります。
遺跡の近くには現在の寺院があって、オレンジの袈裟のお坊さんがいました。




バコンを囲むナーガ。かなり傷みがひどいです。


バコンは、ロレイやプリア・コーと違ってピラミッド型の寺院で、アンコール・ワットの原型とも言われています。ひまわり畑の奥にバコンがそびえています。


それほど高くはないですが、近くまで来るとやっぱりそびえてる感じ




階段はそれほど急ではありません。


裏側の階段です。急階段を体験し過ぎたので、多少の角度では驚かなくなってます。


階段を見下ろすようにシンハが、テラスの四隅にはナディンがいます。




どうやら次の団体が来たようなので、混み合う前にバコンを後にします。







カンボジア 時空を超えて 10

2012-03-06 | カンボジア
これは2000年春に旅した時の記録です。
現在のシェムリアップは観光地として整備され、まったく様変わりしているようです。


この日も午前中のバンテアイ・スレイの見学を終えて、ホテルでの昼食とお昼寝タイムです。
ホテルに向かう途中、プレ・ループとスラ・スランに立ち寄りました。
プレ・ループは内部を工事中のため、全景のみ。




こちらが宿泊ホテルのノコール・プノンです。




お部屋は2階でした。


ベランダからはホテルの門とタイへ通じる国道が見えます。が、、、それ以外の建物はまったくありません。


ホテルの隣では水牛が草を食んでいましす。


この辺りは空港に近いため、現在は大きなホテルが沢山できているようです。

お昼寝を終えて、カンボジア最後の観光ロリュオス遺跡群へ向かいます。

カンボジア 時空を超えて 9 <バンテアイ・スレイ>

2012-03-01 | カンボジア
これは2000年春に旅した時の記録です。
現在のシェムリアップは観光地として整備され、まったく様変わりしているようです。

バンテアイ・スレイ、「女の砦」と名付けられたお寺は、私達が行くほんの一年前まで外国人の立ち入りが禁止されていました。
それと言うのも、ポルポトの本拠地に非常に近く、1998年春にポルポトが死んだ後もポルポト派残党が出没し、危険な状態が続いていたからです。
東洋のモナリザと言われるデバター像があるバンテアイ・スレイは、アンコール・ワット、タプーロムと共に是非行ってみたい場所でした。
2000年にカンボジア旅行を決定したのは、バンテアイ・スレイの観光が可能になったからでした。

シェムリアップから40キロ北のバンテアイ・スレイまで1時間半、ガタガタ道を揺られながら、ガイドさんが体験した内戦中の悲惨な話を聞いて、、、そして爆睡

バスを降りる前に
「寺院まで道から外れて歩かない 寺院の敷地から外には出ない 森には絶対入らない
と厳重に注意を受けました。
ポルポトの本拠地に近いだけあって、最も地雷の多い場所で、完全には撤去されていないとのこと…


第4東塔門です。まだ観光客が少ないせいか、土産物売りの子供もまばらです。


明方、地面を揺るがすような落雷と滝のようなスコールがあったためか、そこら中水溜りになってます。そして、この第4東塔門前の水溜りをどう切り抜けようか、暫し思案です。


薄紅色の砂岩で造られたバンテアイ・スレイは、こじんまりしたお寺ですが、そのレリーフの彫りの深さ美しさは今まで見たどの寺院とも比較にならないほどです。


フランス人のアンドレ・マルローが「東洋のモナリザ」と評したデバター像へ期待が膨らみます。
リンガが並ぶ参道を進みます。このリンガ、実はシヴァ神の○○だとか


ボロボロの門らしきもの通るとこじんまりした第二東塔門と周壁です。






どの門の破風も建物の壁も、紅色砂岩に掘られたレリーフが非常に細かい上に深く、美しさに溜息です。






中央はナラシンハです。


ツチノコのようなナーガが並んでいます。


ラクシュミーと象の破風です。下にはガルーダが。


水牛に乗るヤマをナラシンハが支えています。


三頭の象に乗るインドラです。


踊るシヴァ


サンスクリット文字が書かれた柱もあります。誰も解読できないのだとか。


門などの屋根は「迫り出し構造」で造られています。そして内部にもレリーフが。


門の中の暗さと外の明るさが幻想的
どこまでも続くような門くぐりです。


そして、ジャジャーン 主祠堂です。
2012年現在、主祠堂付近は立ち入り禁止になっているようですが、12年前は自由に入れ、みんなが東洋のモナリザの前で撮影しています。




主祠堂の上部です。


先ずはデバターと同じポーズで撮影会
東洋のモナリザ、デバター像は思っていたよりかなり小さいです。
決して、隣でポーズをとるデブだ~が巨大な訳ではありません。
 

アンコール・ワットやアンコール・トムで見たデバターとはまったく違い、とても肉感的で今にも壁から出てきそうな感じです。




色々な表情の東洋のモナリザがいましたが、一番のお気に入りは穏やかに微笑むこれです


主祠堂の前には、守護坐像のナラシンハが構えています。


主祠堂に向かい合うようにある経堂です。


ドヴァラパーラの背中と経堂です。


裏側にあたる西塔門やその周りの壁は、かなり崩れていました。


当時あの奥の森には、地雷がまだまだいっぱいあると言うことでしたが、12年経った今、ちゃんと地雷は撤去されたのでしょうか。。。


カンボジア 時空を超えて 8 <アンコール・ワット>

2012-02-27 | カンボジア
これは2000年春に旅した時の記録です。
現在のシェムリアップは観光地として整備され、まったく様変わりしているようです。

ホテルから一歩外に出ると物凄い蒸し暑さで、掌にもぐっしょり汗、目にも汗が入って痛いです。
ホテルでのお昼ねタイムを利用して、茶色い水のバスタブでお洗濯。
午後2時半、首にタオルをかけて二度目のアンコール・ワットへ出発です。

上空からの写真を本から頂きました。


橋の上からのお堀とアンコール・ワットです。
外国人は入場料を払いますが、カンボジア人はただなので、中には地元の子供達が沢山います。


西塔門から延びる道を経堂まで進み、聖池手前で左に迂回。
聖池の水面にアンコール・ワット本殿が綺麗に映し出されていました。


聖池を回りこむと、本殿はまた違う顔を見せてくれます。


そして第一回廊への最初の階段の洗礼
低そうに見える第一回廊も以外に高いです。


一辺200mにもおよぶ長い第一回廊


第一回廊の壁一面には様々な物語の浮き彫りが施されています。
場所によっては赤い色も残っていて、昔はとても綺麗だったんでしょうね。


第一回廊を一周して中に入ると、でで~んと第二回廊です。
またまた現れた急階段にちょっと疲れモード


回廊の連子窓は明り取りとしての物と、ただの飾りの物があります。
そして壁には、美しい女神デバター達が






最後の難関、第三回廊への階段が待ち構えていました。




希望者だけが荷物をガイドさんに預けて登ります。
ここまで来て登らなくちゃ女が廃る なんて言っても、こ・こ・怖いです。


這いつくばって上まで登り見下ろすと、ぎょぇ~
遥か下の方にお坊さん達に混ざって荷物を預かっているガイドさんが見えました。


第三回廊の内側は十字回廊と同じで、沐浴のための池になっています。


神が降臨するとされる中央祠堂です。地上65mだとか。




こんなところにもデバダーが掘られています。


連子窓から見える西塔門


第二回廊の屋根越しに西塔門が見えます。


東側の第三回廊からは、どこまでも続くジャングルが広がっています。なんだか異次元の世界にいるようです。


第三回廊からの下りは恐怖そのものです。
なんでも、週に一人は落ちて怪我をする観光客がいるのだとか
一ヶ月前に、階段横に手摺が1本付けられたそうで、しがみついて下りるのを、地元の子供達が面白そうに見ています。


帰りは十字回廊を通って西塔門へ向かいます。


もう足がバキバキで、膝が笑ってます。
ナーガにもたれて暫し休憩です。


凄く疲れたけど、達成感もあって大満足のアンコール・ワットでした。