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部活動ばかりする「名ばかり大学生」

2018-01-29 17:07:09 | 在校生・受験生情報

■ある学生から

  昨年末、ある学生から、ネットに部活ばかりする学生のニュースが
載っているとのメールが来た。

  東洋経済ONLINEのニュースで、「朝比奈なを」という署名入りの記事で
 ある。この方、非常勤講師であるとのこと、

  はじめは体育学部の学生についての記事かと思ったが、よく読むと、
 そうではなく、体育学部とは無縁の学部の学生で、大学の方針でスポーツを
 させられている「スポーツ学生」についての記事である、

  これって、もしや我孫子の大学のことでは、と思った。よく似ているので
 ある。しかし、どうやら違うようだ。

  この記事、どこぞから「圧力」がかかったらしく、すでに削除されている。

           まことに残念!

  でも組合員がコピーしておいたので、以下にそれを転載する(一部削除)。

  日本の大学教育は「終わり」だな!



 部活動ばかりする「名ばかり大学生」の実態
              2017/11/30(木) 6:00配信




  スポーツが人々に与える感動は素晴らしいものですが、大学の現場では
 問題も生じています。
 
  現在の大学の運動部所属学生には、大学生とは名ばかりで、高等教育の場を
 はき違えている者が数多く存在する


■スポーツ推薦で入学した運動部の学生たち

  ある大学の朝の光景である。
  1人の教員が、1限目の授業を行う教室に向かって廊下を歩いているとき、
 教室の後方入口の前で2人の学生が「おはようございまーす!」と大声で
 あいさつをした。

  しっかりとあいさつができる学生は今時珍しい。礼儀正しくて、礼節を
 わきまえた学生ではないかと読者は思われるかもしれない。しかし、教員は
 「おはよう」と返しながらも、心の中では少し苦々しく思っている。

    【我孫子には、「オッス、ウッス」等とあいさつする者もいる】
 
  教室に入ると、授業開始5分前にもかかわらずあまり学生が来ていない。
 9時から始まる1時間目の出席率は、どの大学の、どの授業でもあまり
 芳(かんば)しくない。しかし、この授業の出席率はその中でも特に悪い。
 なぜなら、スポーツ推薦で入学した運動部の学生が数多く履修しているからだ。

  あいさつをした2人の学生は、大きなスポーツバッグを抱えて定められた
 席に着く。担当教員はまじめに授業を行い、出席も厳密に確認するタイプの
 教員なので、最初の授業で指定席を決めているのだ。自由席にして教室の
 前半分に空席が広がってしまうのを避けるため、また、気力のない学生を
 個別に注意しやすくするためである。

  2人は席に着いた途端、スポーツバッグの中から菓子パンを取り出して食べ
 始める。彼らが所属している部活動はかなり強く、全国規模の大学リーグ
 でも近年は新興の強豪として活躍している。

  部員は寮生活が義務付けられ、そこでは栄養に配慮した食事を毎食出して
 いる。しかし、食べ盛りの10代にとっては、2時間近くの朝練習でしっかりと
 体を動かした後は、まだまだ空腹でたまらないのだろう。この教員は授業中
 の飲食を許さないのを知っているので、講義が始まる前にものすごいスピード
 で食べている。

  授業が始まった後から、ぱらぱらと学生が教室に入ってくる。全員スポーツ
 ウエア姿で、自分の席に着くと大きなスポーツバッグを机の上に置く。
 すきあらば、バッグの陰に隠れて寝るためだ。彼らの魂胆を理解しているこの
 教員は、バッグを床の上に置くようにその都度指示を出す。先の2人は間食を
 終えて、バッグを床の上に置いた。しかし、ノートなどの筆記用具は出され
 ないままだ。そこで、教員は筆記用具を出すようにまた指示しなければなら
 ない。
   【我孫子では、授業中にカバンから菓子パンをちぎって
    口に入れている。これはそっとやっている。



■大学に入学はしたが、大学生にはなっていない者たち

  授業が始まって10分も経つと、何人かの学生のうなだれた後頭部が見える
 ようになる。ほぼ毎日、授業開始前と放課後から夜間までの長時間練習を
 こなしている身では、いくら若いとはいえ体に疲労が蓄積しているのだろう
 と同情はできる。

  しかし、大学に、しかも体育学部以外の学部に入ったからには一般教養や
 学部の専門などスポーツ以外の学びも行わなければならないのだ。

  教員は授業をしながら「寝るな!」「起きろ!」という注意を繰り返して
 いたが、恐れていたことが起こった。

  照明を少し落として15分間ほどパワーポイントを使って授業をした後、
 照明を元に戻してみると、あちこちに机やカバンに突っ伏して爆睡している
 学生がいるのだ。先の2人も完全に寝てしまい、しかも、1人の学生の口元
 からは机まで唾液が流れている。

 【我孫子では、どうどうと寝ている、授業開始数分で、睡眠体制にはいる。
  集団でやるので壮観である
。】

  大学教員には授業中に寝ている学生を放置しておく人が多い。「いくら
 起こしても寝てしまうし、騒がしいわけではないのでまだマシ」と指導を
 あきらめてしまっているのだ。

  教員の指導の足並みがそろわないので、注意を繰り返すこの教員は、
 運動部学生からだけでなく顧問やコーチからも「口うるさいヤツ」と陰口を
 たたかれている。

  しかし、先に挙げたような学ぶ気のない学生の姿は授業の雰囲気を壊し、
 少数ながらも存在する向学心のある学生を失望させてしまう。
教員として
 教育を重視するからこそ、口うるさく注意しているのだ。

  生活のほとんどを部活動に費やし、ほかの勉強には興味・関心を示さない
 学生たちのことを「大学に入学はしたが、大学生にはなっていない者たち」
 と、この教員は断言する。

  スポーツの指導過程で顧問や先輩への礼儀を教えられていると思うが、
 なぜかそれが目上の人や教員への行動には拡大しない。あくまでも、自分の
 所属する部活動にかかわる世界だけのものととらえている学生が多いようだ。

  冒頭に登場した教員にあいさつをした学生たちは、常識をわきまえている
 ほうだ。授業を担当する教員とすれ違ってもあいさつせず、少し離れた場所に
 いる部活動の先輩には丁寧に大声であいさつをする運動部学生の姿は、キャン
 パス内でよく見られる。運動部学生は「あいさつがよくできるから」と就職
 の際に一部の企業で人気があるようだが、部活動を離れた場で、TPOに応じて
 心のこもったあいさつや対応ができる能力が身に付いているのだろうか。

  大学内での彼らの言動を見て、疑問に思う教員は少なくない。


■学力や学習意欲もほぼ問わずに入学させている大学も…

  【スポーツ学生を入学させる】この動きは大学の財政基盤の強化にも
 つながり、経営自体にもプラスになると考えられられる。



  しかし、この動きに手離しで賛同してよいのかという疑問がある。すでに、
 メジャーな競技を中心に、スポーツを行っている高校生を、経営のために
 学力や学習意欲もほとんど問わず入学させている大学があることは暗黙の
 了解となっている
(もちろん本人の希望もあるが)。

  【我孫子の大学に当てはまる。いや、当てはまるなんてものでは
   ない。なんせ、商学部と法学部に、それぞれ「スポーツなんたら
   コース」などというきっかいなコースをつくり、商学や法学をろくに
   勉強しなくても学士様になれるようにしているのだから。】


  そうしたことが原因で、繰り広げられるのが冒頭の授業光景なのだ。

  これは、受験偏差値の高低を問わずに見られる「教育困難大学」の象徴的
 な場面だ。

  知名度があり入試難易度の高い大学でも、「自分がどの学部で何を専攻
 したか、運動部所属の学生の多くはわかっていないのではないか」と嘆く
 教員がいる。それほどまでに学問に対する姿勢は希薄なのである。

  現在の大学スポーツ界、特にメジャーな領域では、勉強時間をほとんど残さ
 ないほど熾烈な練習を課しているようだ


  【駅伝の度重なる合宿のため、「僕たちの学ぶ権利を奪っている」
   との声を生んでいる

   

  学問に関心を示さず、スポーツだけを行っている大学生が多数存在する
 ことを認めることは、大学だけの問題ではなく高校や中学の部活動や、勉強の
 あり方までも悪いほうに変えてしまっていると筆者は考える。

             朝比奈 なを :教育ライター

   https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171130-00198897-toyo-bus_all&p=4



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