■全国大学ランキング、下から4位の衝撃!
先ずは、衝撃的なこの資料をご覧ください。
これは、『週刊ダイアモンド』が2012年9月29日号に掲載した、
全国560大学の「総合ランキング」表の最終頁である。
それによると、中央学院大学は557位、すなわち下から4番目である。
■経営能力が問われている
このランキングは、「(専任)教員1人当たりの学生数」「教育研究費充実率」
「教育研究力」「正味の就職率」「公務員就職率」「上場企業役員数」「志願倍率」
「志願者数の増減率」を数値化して行ったものである。
重視されているのは、「教育力」「就職力」「学生獲得力」であり、まさに大学
経営陣の経営能力である。
専任教員1人あたりの学生数を少なくすれば、たちどころに点数は上がり、下位
からすぐに脱出できるのである。ところが、後で述べるように、やっていたのは、
これと正反対のことであった。
スポーツ大学化して、ほぼ無試験で、スポーツ学生を大量に入学させれば、
一般学生は敬遠し、入学してこないから、「志願倍率」は出ない。「1」程度だ。
こうして、557位の評価を受けた。
■「徹底した少人数教育」は虚構
この資料で着目すべきは、教員1人当たりの学生数である。
中央学院大学は、48、0人である。これより多いのは千葉商科大学(49.3人)
だけだ。
つまり、この点では、全国560大学中の559位、ビリから2番目ということだ。
「徹底した少人数教育」が虚構であることを暴く資料である。
■「徹底した少人数教育」とは!
この資料は、後日述べるが、椎名市郎学長(当時)等の「赤字宣伝」に対抗する
ために、ある法学部教授が見つけてきて、教員室(講師控室)で一部教員に
まいたものである。
この資料を見た商学部のある教授が、教員室(講師控室)でこうつぶやいた。
――「少人数教育」というのは嘘じゃないんだよ。あれは、少人数の専任教員に
よる教育のことを言っているんだから。世間が誤解しているだけだよ――
(一同爆笑!)
うまいこと言いやがる!
してみると、「徹底した少人数教育」とは、
「徹底的に少人数の専任教員による教育」のことか!
ガッテンだ!
低賃金の非常勤講師に講義科目の半数近くをやらせても、「徹底した少人数教育」
の看板を掲げられる理由が理解できた、ど!
<続く>