Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

運動会とバイクの季節

2016年09月26日 | Life
今週末、運動会の撮影が三つあるが、秋雨前線の影響でお天気があやしい。
雨で延期になると、たちまちほかの仕事とバッティングするので、カメラマンを外注しなければならない。そういう場合を想定して、一応知り合いのカメラマンには声をかけてある。でも予定どおり行なわれたときには必要なくなるので、もうしわけない気持ちがする。
毎年のことではあるが、この時期の撮影が一番やっかいだ。

きょうはそのうちの一つの小学校へ運動会のプログラムをもらいにいく。
新御堂筋をバイクでとばしていると、大阪もようやく秋の空気に変わってきたことを実感する。
夏のあいだもバイクに乗っているけれど、異常な日射しとアスファルトの照り返しで、信号待ちや渋滞はほんとに苦痛だ。エアコンの効いた車をうらめしく思ったりする。



いまさら書くまでもないのだが、ヤマハのSRというバイクは日本の名車だと思う。ただまっすぐ走っているだけなのにたのしい。こんなバイクは国産車にはあまりない。
どんなバイクでも長い距離(たとえば100キロとか200キロ)を走れば、そのバイクの性格(長所も短所も)がわかってきて、それなりにたのしめる。でもSRは跨がって、すこし走っただけでその良さというか、たのしさが伝わってくる。
たとえチョイ乗りでも、乗るたびにワクワクさせてくれる。イカレた車の多い大阪の町なかでも、このバイクなら自分のペースでたのしく走れるのだ。

ところで高齢者のもつ運転免許証を返納するキャンペーンがこのところ話題になっているが、普通免許よりもバイク免許の返納を考えた方がいいと思う。若いころバイクに乗っていた人が、ふたたびバイクに乗りだして大きな事故をおこしているからだ。体力や視力、バランス感覚あるいはスピード感覚が低下してきた人がバイクに乗るのは車より危険なのは明らかである。
高齢者にかかわらず、たとえば10年以上バイクに乗っていなかったペーパーライダーは、もう一度一本橋やスラローム、急制動などの再試験をして、一定の基準をクリアした人だけ乗車できるようにした方がいいのではないか? とくに大型バイクはそう思う。

そういうわたしもあの一本橋を渡れといわれると、はたして10秒以上で徐行できるか? かつては14秒で渡れたけどなあ。
YAMAHA SR400 : A LEGEND ALIVE

3年ぶりのスピードラン

2016年09月23日 | Life
朝一番にV小学校へ林間学習の写真の注文袋を回収にいく。帰宅して、袋の中身を確認して、銀行へいく。
お昼まえに印刷会社のWさんが今年のアルバムの見積もりをもってやってきた。あらかじめ電話で値段の交渉はほぼ済んでいるので、見積書どおりで今年もお願いする。細かい打ち合わせのあと、コーヒーを飲みながら世間話(他校や他業者の話をお互いにできる範囲で情報交換)をする。



昼から雑務のあと、ロードワークに出る。
ちょっと気になっていることが頭のなかでヘビーローテーションするうちに、どんどんペースが上がってきてなにも考えられなくなった。
自宅にたどり着くと、この3年間で一番速いタイム(10キロ51分26秒)だった。それほど夏場に走り込んでたわけじゃないのに、おどろきのタイムだ。
人は不安要因がある方が、べつの能力が高まるのかもしれぬ。



夜、録画していた「SONGS」を見て、宇多田ヒカルに泣く。

シン・ゴジラは観るべきか

2016年09月13日 | Life
空模様があやしいなか、U中学校へ先生方の集合写真を撮りにいく。
係の先生との打ち合わせでは、雨天なら体育館で撮る予定であったが、学校に着くと教頭先生が「玄関で撮ってほしい」というので、指示どおり正門を入った玄関先にひな壇を準備した。
なかなか先生方がそろわないのでヤキモキしていたら、とうとう大粒の雨が降ってきた。いまさら場所を移動することはできないので、素早く4カットほど撮った。帰宅して画像をチェックすると、予想どおり雨粒がストロボの光に反射して、白く写っている。
4カットをうまくパッチワークすれば、雨粒は修正できるのであるが、おそらく撮り直しになると思う。あーあ



徒労感を吹き飛ばすために、天王寺へ映画「シン・ゴジラ」を観にいく。
この作品は、新世紀エヴァンゲリオンの庵野秀明氏と日本の特撮映画の第一人者樋口真嗣氏がタッグを組んだ、一見の価値ありの映画だ。
はじまるやいなや、リアルな映像とテンポのよいカット割りに目が釘付けになり、120分という長尺でありながらさいごまで楽しむことができた。ネタバレになるのでくわしくは書かないが、この作品はたんなる子ども向けの怪獣映画ではない。むしろ大人が観るべきシリアスな映画だと思う。

以下、ネタバレ注意。
突如、巨大不明生物が東京湾に出現し、品川湊に上陸する。2時間後、ふたたび東京湾へもどっていくが、その間、政府や官邸はなんの有効な手立ても講じることができず、首都機能は一瞬にして止まってしまった。
数日後、今度は相模湾から鎌倉に再上陸した「ゴジラ」は進化し巨大化していた。自衛隊への武力行使を命令しながら、身の危険を案じた首相と官房長官はヘリコプターで安全なところへ避難するも、ゴジラの熱線によってあえなく撃墜。のみならず自衛隊のいかなる火力をもってしても、ゴジラはまったく動じない。多摩川を越え、暴れ狂うゴジラによって、東京は火の海と化す。
人間の無力さをこれでもかというほど、庵野監督はリアルに描写していく。このあと、いったいどうなるのか?

この映画はエヴァ作品とおなじで、非常に多角的に観ることのできる深い作品だ。子どものころからゴジラを見て育ったわたしくらいの世代なら、きっとおもしろいと思う。さらにエヴァファンならいろんな場面でニンマリしながら楽しめるだろう。

大和川を走るということ

2016年09月11日 | Life
かつて大和川は大阪平野を縦断し、途中で2つの川にわかれて淀川にそそいでいた。天井川であったため大雨が降るたびに洪水が発生し、田畑を台なしにしていたので、中甚兵衛という農民が中心になって幕府に付け替え工事を願い出た。そのおかげで江戸時代(1704年)に石川との分岐点から西に向かって川が付け替えられ、現在のような東西に流れる新大和川になったのである。



わたしが勤め人を辞めた17年まえの夏。
一日が長く、することがないので毎日のように大和川の河川敷をカメラ片手に散歩していた。散歩しながら、これから自分はどうやって生きていくのか、先行きの見えない不安が頭のなかで渦巻いていたように思う。
いまも大和川を走っていると、当時の思いが鮮明によみがえってくる。そして不安な気持ちをバネに、なんとしても写真で生きていくと自分に誓った思いもよみがえる。

中甚兵衛は付け替え工事が実現するまでに、47年間も江戸へ出向いて嘆願しつづけた。自分の人生のほとんどをかけたといえるだろう。甚兵衛さんにくらべたら、わたしなど甘っちょろいもんだが、黙々と大和川を走ることで自分の原点を忘れないでいようと思う。
本日の走った距離13.2キロ、かかった時間は1時間21分。まだまだ日中は暑い。

野球も撮れる? D500

2016年09月10日 | Camera
きょうは阪神甲子園球場で野球の試合を撮る。といっても、アマチュアの軟式野球で、出場資格が45歳以上の選手だけなので、それほど闘志むき出しのクロスプレーなどはないと思われる。
こちらもスポーツ専門のカメラマンから見れば、アマチュアに等しいので、まあお互いに気楽にやりましょう、てな感じで引き受けた。
気楽にとはいえ、一応お仕事なので、選手のみなさんに喜んでいただける写真を撮らねばならないのはもちろん。わたしは1塁側のカメラマン席から、もう一人のカメラマンはバックネット裏からベストショットをねらう。



ニコンD500はバッテリーグリップなしで秒間10コマの高速連写が可能だ。この連写モードにしておくと、シャッターボタンをかるく押し込むだけで2〜3枚は切れてしまう。速い! 逆に1枚だけ切るというのは無理だ。
カメラの性能はいいのだが、問題はこちらの腕である。アマチュア野球といえども、けっこうなスピードで投げ込んでくる球を、これまたけっこうなスピードのバットスウィングで打ち返すので、その一瞬を写し止めるのはなかなかむずかしい。
バッターの動きをファインダーのなかでよく見て、スウィングをはじめるすこしまえからシャッターを切りはじめないと、ぜんぜん間に合わない。ホント一瞬です。

まるで居合い抜きのように「エイヤッ」みたいな素早さでシャッターを切り、はたして球をミートする瞬間は写っているか。
これがまったくダメでした。一度に10数枚シャッターを切って、そのうちフレームに2枚くらい球が写っていたら儲けもの。だいたいは1枚または0枚というサンタンたる状況だ。秒間10コマでも決定的瞬間は写せないのである。
じゃあ新聞や雑誌に載っているプロ野球などの写真(そう、バットに球が当たるあの瞬間)はどうやって撮っているのか?
スポーツ専門のカメラマンに知り合いがいないので想像だけど、もっと連写性能の高いカメラをつかうか、その瞬間にタイミングを合わせて1枚だけ切るかだと思う。まさに真剣勝負。スポーツカメラマンはきびしい。

←これが本日のベストショット。素人カメラマンはこんなもんです(T_T)