Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

都会の桜はむずかしい

2013年03月29日 | Photography


大阪市内の桜はもう満開にちかい。
週末の雨で散ってしまうのではないかと心配なので、とりあえず近所をうろついて桜を撮りにいく。
きょうのカメラはニコンD800とライカM2。
近くの平野川に沿って桜がきれいに咲いている。
通行人のじゃまにならないように三脚を立て、露出ディレーモードでシャッターを切る。
露出ディレーモードというのはニコンのほとんどのデジタル一眼レフ機に付いている機能で、シャッターボタンを押すといったんミラーが上がり、2秒後にシャッターが切れるというものだ。(秒数は1~3秒で選択可)
これを使えばボディに極力振動をあたえないでシャッターを切ることができる。



都会で桜の写真を撮るのは意外にむずかしい。
背景に建物や公園の遊具などがどうしても入ってくるからだ。
なのでいろんな人工物を排するのではなく、わたしはむしろ積極的に写しこんで絵をつくるようにしている。
その場合、人工物とセットで生活する人の姿をどうしても入れたくなる。スナップぽい感じで。
桜をケータイで撮る老人だとか、公園でドロ団子をつくる子供、あるいは桜並木を散歩する夫婦など、なにか物語を付加した方がおもしろいと思う。
三脚を立てて堂々と撮っていると、あんがい怪しまれないものである。
ただ、そのフレームにうまく人が入ってくるのを狙うのはけっこうむずかしい。

雨の花見もまたよし

2013年03月28日 | Life
午前中、やわらかい雨をうけながら10キロ走る。
テンポよく走ると、いつも引っかかる信号を青で通過できる。ムキになってますますスピードが上がる。
どうしてそんなに必死に走るのか、自分でもわからない。



午後から友人のXさんと花見をする。
場所は河内長野駅からゆっくり歩いて15分くらいのところにある長野公園。
小高い山の中腹に少し開けたグランドがあり、一番見晴らしのいいところにベンチがいくつも並んでいる。
雨でも屋根があるから平気だ。
その一つに陣取り、デパ地下で買ってきた弁当やらつまみを広げる。

平日のまっ昼間からオヤジが堂々と酒を呑めるのは、桜の季節ならではだ。
最近観た映画の話から今夏の旅行の話、昔おなじ職場で仕事をしていたころの話、いまの仕事の失敗談など、とりとめのない話をしているうちに、ビール・ワイン・日本酒があっという間になくなる。
いや、あっという間に感じたけど、知らぬ間に5時間ちかくも呑んでいた。
冷えてきたので花見をおえ、駅前の小料理屋であたたかいものをつまみながら呑みなおす。

おわりよければすべてよし

2013年03月26日 | Life
朝一番にきのう撮ったW保育所のデータを整理してサンプルCDをつくる。
そのあと10キロ走る。きょうは身体が重い。
昼まえにアルバムの印刷代を一括して振り込む。いっぺんに預金の残高が減る。1年間の儲けがこれだけとは。
その足でサンプルCDを持ってW保育所へ。
一応、本年度の仕事はこれでおわり。



夜、仕事納めを祝って、妻と鰻のコースをたべにいく。
ジェノバ風サラダと肝煮が旨かった。たまには贅沢もよし。
帰りにカラオケで古いアニソンやらフォークソングをうたう。調子に乗って2人で3時間も。
会計のときサイコロを振ったらゾロ目が出て半額になった。ラッキー!

使うよろこびと撮るたのしみ

2013年03月24日 | Camera
わたしはいま仕事で撮っているものならAPS-C機で十分だと思うので、これまでまったくフルサイズ機に見向きもしなかった。
が、もうニコンはAPS-C機のプロ機をつくる気がないようなので、しぶしぶフルサイズ機を買うことにした。
「しぶしぶ」というのはフォーマットを変えると、また必要なレンズが増えるから本当は買いたくないという意味だ。
さしあたって広角のズームが必要なのだが、その費用を捻出する算段をただいま思案中。

「APS-Cで十分」なんていってたけど、いやあ、やっぱりフルサイズはよく写るわ。
イメージセンサの大きさと画素数がD7000の2倍以上なので、写らないわけがないのだが、これを見開きA3程度の印刷物にすると、その差はほとんどわからなくなってしまう。
でも撮ったデータをあとでトリミングするのなら、やっぱりフルサイズの方が有利かもしれない。
たとえば3年生になって撮影できない生徒さんは1・2年生の学級写真から切り抜いたりすることがあるけど、その学級写真をフルサイズのRAWデータで撮っておけばけっこう使えると思う。本人さんにとってはちょっと悲しい話だけど。



左の写真の白枠の部分をピクセル100%で拡大したのが右の写真であるが、凄まじい解像力なのがよくわかる。
もちろんブラさないように三脚とミラーアップを使っている。
こんなに高画素だと手持ち撮影には神経をつかう。常にシャッタースピードを意識して自分の限界を下回らないように気をつけなければならない。
ひとつ気になるのは液晶モニタの色がいままでの機種と少しちがって、ややグリーンが強い気がすること。
きょう、ニコンSSへ行ったついでに、そのことを話すると「正確にキャリブレーションをとった結果、こうなりました」といわれた。
そうか、それならいままでのモニタが少し赤いというか、マゼンタが強かったのか。
有料で色味の調整もできるらしいけど(¥3,150)、使っているうちに目が慣れてくるかな。

ともあれ、高性能なカメラで仕事をするのは安心感があるし、それを使うよろこびもある。
そして撮るたびにモニタに美しい画像が出てくるのがたのしい。

FX・DX・CX そろい踏み

2013年03月23日 | Camera


ニコンD7100が発売されることがアナウンスされた翌日、わたしはD800を買うことに決めた。
5年以上待ったのにD300の後継機はついに出てこなかったからだ。
いまD7000で仕事をしているけど、たまにサブ機としてD300を手にするとやっぱりいいなあと思う。
D7000は画質面ではなんの不足もないのであるが、機械としてみるとアマチュア機なのだな、これが。
そして残念なことにD7100もまったく同じなのである。

プロ機とアマチュア機とのちがいはなにかと聞かれたら、それは「重さ」なのかなと思う。
この間、F4を使っていてそういう結論に至った。
重いカメラは重くなるだけの理由がある。おそらくシャシーの剛性を高めるための素材やその厚みや組み立て自体が軽いカメラとはちがうのだ。
そうすることでハードな使い方に耐えうる堅牢なボディが実現しているのだろう。
たとえ吐き出す絵がD600と同じだとしても、D800はプロ機としての見合う性能があるのだ。

べつの見方をすれば、どのモデルを使っても(D3200でも)きっと仕事で要求されるクォリティの絵は撮れると思う。
でもエントリーモデルで仕事をするプロカメラマンはいない。
なぜなら不測の事態に対応する幅が狭いからだ。
プロ機はその幅が広い。つまり高額な金を払って保険に入っているという言い方もできる。

あとはクライアントに対する見栄もある。本音をいえば。

いずれにしてもD800の写りは文句なしによい。
心配していた24-85ミリf2.8-4の描写もまったく問題なし。このズームレンズは名玉と呼んでもいいのではないか。
これでようやくFX、DX、CXの各フォーマットがそろい踏みした。
もうなんでも撮れるぞ。(腕さえあれば)