Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

シュールな組合せ ニコンD200 × ライカR

2011年01月30日 | Camera


きょうは午後から大阪国際女子マラソンで選手たちがウチのすぐ近くの道路を走る。
朝早くからボランティアの人たちをはじめ、警官やガードマンたちもいろんな場所で準備をしている。
こんなに寒いのにご苦労なことだ。
わたしは午後からB音楽発表会の集合写真を撮りに行くので、レースの応援はできない。
なので交通規制のまだかかっていないスタート2時間半まえにコースを少し走ってみる。
40分で7キロほど走る。



12時まえに発表会の会場に入り、セッティングをして、担当者と軽く打ち合わせ。
第1部と第2部のそれぞれ演奏の終わったあとで撮るので、それまで1時間半ほど待機。
いつもは本を読んだりして待っているのだけど、きょうは会場周辺を散歩しながらスナップ撮影することに。
本日のカメラはニコンD200、レンズはライカのスーパーアンギュロンR21ミリとエルマリートR28ミリ。
上の3枚はスーパーアンギュロンで撮ったものだが、EOS 40Dの淡くて切ない絵とはまったくちがって濃厚な絵だ。
たとえるなら40Dが水彩画で、D200は油絵というか感じか。
色合いとコントラストの付き方が変わるとシャープ感までちがって見える。
同じレンズとは思えない。



こちらの3枚はエルマリートR28ミリだが、絵の傾向はスーパーアンギュロンと同じで非常に力強く、しかもシャープだ。
画像を100パーセントまで拡大するとたしかに解像度も高い気がする。
画素数はD200も40Dもほぼ同じ1000万画素なのに。
(申し訳ないが、ここに掲載の画像は1/4にリサイズし、しかもウェブ用に圧縮しているので本当の解像感は見えない)

きょうの結果をみるとD200もまだまだ捨てたものではない、というか、とてもいい絵の出るカメラだと思う。
ニコン純正のレンズだと色が派手に出すぎるきらいがあるが、ライカのレンズだと少し渋めの発色になり、かなり好みの絵が出てくる。
デジカメは新しいほどいいと思っていたけど、じっくり使うとまたちがったよさも見えてくるものだ。

[きょうの夕食]
めずらしく妻がアンコウ鍋をつくる。
プルプルの食感がやはり美味い。

都会の哀愁を写しだすスーパーアンギュロン

2011年01月29日 | Camera


きょうもEOS 40Dのためし撮り。
上の3枚はスーパーアンギュロン21ミリで撮ったカットだ。
きのうも書いたとおりシャープ感に乏しいが、やさしい色調で見ていて疲れない。
コーティングが古いからか、太陽光線が前玉に少しでも当たると盛大なゴーストが発生する。
でも最近のレンズはマルチコーティングで簡単にゴーストなんか出ないので、逆にこれは表現として利用価値がある。
このレンズは手放せないな。



一方、上の3枚はAFニッコール20ミリで撮った。
シャープでコントラストも高く、色乗りもよい、さすがはニコンのレンズだ。
同じボディで同じ設定(絞りf8、ISO200、AWB、ピクチャースタイル:風景)で撮っても、レンズがちがうとここまで出てくる絵が変わるとは。
このレンズはフルサイズで建築などを撮るときに役に立つレンズであるが、40Dに使うと32ミリというふつうの広角レンズになってしまうのが残念だ。



[きょうの夕食]
・小アジの南蛮漬け
・ナスの素揚げ
・ロースハムと切り干し大根のサラダ
・豚肉と白菜の煮びたし
・ひじき煮

EOS 40DとライカRレンズとの相性

2011年01月28日 | Camera


きのう、卒業制作展を見たあと、梅田周辺を歩いてEOS 40Dのためし撮りをする。
レンズはスーパーアンギュロン21ミリF4。
40Dに付けると約35ミリの画角になる。
どういうわけか、絞り優先のオートで撮ると超オーバーになる。
マニュアルにすると内蔵メーターがものすごくアンダーに表示され、使いものにならない。
しかたないので適当に露出を合わせて、モニタの白飛び警告で判断する。

ピントもあやしい。
接点のついた電子マウントアダプターなので、合焦するとマークと音が出るのだが、うまく出るときとまったく出ないときがある。
絞りを開放にしておくと比較的うまくいくのだが、f5.6に絞ると出たりでなかったりで、f8だとほとんど出ない。
たしか40Dはすべての測距点にクロスセンサーを配していたはずなのだが。
これもしかたないので目測で合わせる。



きょうは朝一番にZ中学校とA中学校にアルバムの校正を届ける。
エルマリート28ミリF2.8を付けて、30分の道のりを自転車で行く。
画角は約45ミリ。
露出はカン、ピントは目測、これって古いライカと同じじゃないか。
28ミリとか21ミリは被写界深度が深いから、f8まで絞っておけばパンフォーカスになるので問題ない。
気分だけはスナップ名人のフリードランダーやフランクやキムラと同じ。

この2本のレンズはきちっと合焦していても切れ込むようなシャープ感はない。
ニコンの画像を見慣れた目で見るとどちらもボケているように見える。
40Dのシャープネス処理が弱いのかとも思い、きのうはピクチャースタイルを「忠実設定」でシャープネスを「4」にし、きょうは「風景」にした。
「風景」モードはもともとシャープネスは「4」に設定されている。
そうして撮った画像を見てみるとやはり線が太い。
ズミクロン50ミリやマクロエルマリート100ミリのようなシャープ感は感じられない。
たとえるならISO400のカラーフィルムで撮ったようなやさしい描写に見える。
これはこれで気持ちがいい。
使い勝手はあまりよくないが、Rレンズとの相性はなかなかよろしい。



[きょうの夕食]
・豚もも肉のカレー
・トマトとコーンのサラダ
・じゃがいものフリコ

フリコとは裏ごししたじゃがいもに、チーズとバターソテーした玉ねぎを混ぜこみ、丸く成形して焼いたもの。
もちもちして美味い。

作品からにじみ出てくるもの

2011年01月27日 | Photography


日本写真映像専門学校の卒業制作選抜展を見に大阪ニコンサロンへ行く。
会場に入ってすぐ目に飛び込んでくるのは、去年の8月にCASOで見たKさんの新作。
今回の作品は70×90センチものとても大きなプリントを絵画用の額で飾った力作である。
彼女の写真はどの作品にも通底する憂いというか、切なさのようなものがただよっている。
ことばで書くとありきたりなのだが、そういうある種の孤独感が見るものの心に強く響いてくる。
本人さんと話をするとあっけらかんとした普通の女性で、この人のどこにこんな強いイメージが潜んでいるのか、ふしぎに感じられる。
3月にこの学校を卒業し、春からまた別の学校でさらに写真の勉強をするという。
こんなにクォリティの高い仕事ができるのだから、もう今すぐにでもデザイン関係の仕事に就けそうなのに。



Mさんの作品は見るものを幻想的な世界へいざなう美しい写真だった。
「きれいな作品だけど、これは別にテーマなんてないんでしょ?」と本人さんに聞くと、彼女はなにやら小難しいテーマをしゃべりだした。
若者特有の独りよがりなテーマは、鑑賞者が作品をたのしむ自由を狭めてしまい、ときには誤解を与えるので説明しない方がいい。
そのテーマがまちがっているといってるのではない。
ただ彼女のいうテーマを表現するのならば、この写真の撮り方が本当に適しているのか。
逆にこの作品を見せたいのならば、その心のうちにある本当のテーマとは何か、もっとよく考えるべきだ。
本来、テーマというのはその作品の中から否応なくにじみ出てくるものでなければならぬ。



Mくんの作品は動物のクローズアップをデザイン的に構成したものだ。
きれいにまとまってはいるが、若者らしさに欠ける気がする。
写真1枚1枚のクォリティは高いのだけど、写真の奥行きというか、見えない部分に潜む「何か」が感じられない。
ちょうど退職老人たちが写真愛好クラブなどで撮るお花や風景のようだ、といえばいいすぎか。



[きょうの夕食]
・エリンギとエノキ茸のバターソテー
・小芋の煮もの(失敗)
・子持ちシシャモの焼きもの
・鶏もも肉のワイン蒸しなど

小芋を煮てるときに、ほかの仕事をしていたら、みごとに焦げつかせてしまった。
ぜんぶ炭にならずによかった。

笑うしかない

2011年01月26日 | Camera


「我ながら賢明な選択だ」なんて調子に乗ったことを書くものではない。
仕事で使っているニコンのレンズに例の「ニコンF→EOS」用のマウントアダプターを付けて、さあ撮ろうとしたらファインダーが真っ暗だ。
レンズキャップのはずし忘れかと思ったら、絞りが最小になっていることに気づく。
で、絞りを開けようとしたら、あれっ? 絞り環がない!
そうであった、最近のGタイプレンズは絞り環が付いてなかったのだ。
ふだんボディ側で絞りを操作してるので、こんな基本的なことに気がつかないなんて、笑うしかない。
古いタイプのレンズ(仕事ではあまり使わない)には付いてるので大丈夫だが、よく使うレンズは40Dに使えないことが判明。

気を取りなおして、ライカRレンズを付けてみる。
こちらはすべて絞り環が付いているので問題なく使えそうだ。
予告どおり「40D VS D300」ということで、マクロ・エルマリート100ミリを使ってみた。
絞りはf8、ISO400で撮影。



これはなかなかいい勝負だ。
40Dもよく写ってるではないか。
色味の忠実さでいうと、D300の方が実物に近い。
40Dはやや暖色がかっているが、これはあとでいくらでも調整できる許容範囲というか、好みの問題かもしれない。
ただ同じ露出で撮ると40Dの方が少しアンダーになるので、じつは+2/3EV補正して撮影している。
これはメーカーや機種によって露出の考え方がちがうので仕方ない。
あと同じAPS機でも焦点距離が1.6倍と1.5倍とでは画角が少しちがう。
どちらがよいというわけではないが。

一番上のカットは40DにエルマリートR28ミリを付けたものだが、EOSデジタルに共通するあの軟弱なイメージが、アダプターリングのおかげで引き締まった感じに見えるのがいい。
さらに角形フードが精悍な面がまえを演出していて、仕事のできるカメラという雰囲気がする。



[きょうの夕食]
・しめじのバターソテー
・上ミノの鉄板焼き
・かぶらと油あげの具たくさん味噌汁
・タコとキュウリの酢のもの
・あんかけカニ玉