Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

いろんな出会い・再会

2015年02月28日 | Life
火曜日からはじまった写真茶話会RR展はあっという間に週末をむかえた。
12時すぎに海岸通ギャラリーCASOに到着すると、メンバー3人がすでに在廊している。
土曜日だということもあって、つぎつぎと来廊者がある。うれしいかぎりだ。

考えてみれば、出品者それぞれの友だちやお知り合いが見に来てくれるのだから、個展よりもグループ展の方が来廊者が多いのはあたりまえ。だけど、場所が場所だけにわざわざ足を運んでくださるというのは本当に感謝しなければならない。
ちょっと意外だったのは、見に来られた方のほとんどがCASOにははじめて来たという。まあ、現代アートのギャラリーとしてできた場所なので、写真展をする団体は少ないのかもしれない。ちなみに「CASO」とは「コンテンポラリー・アート・スペース・オオサカ」です。くわしくはここ



きょうのトピックの一つめは、近くの小学校へソフトボールの大会に参加している小学生が、コーチに連れられてやってきたこと。
4~6年生のレギュラーが試合に出ているので、3年生以下の補欠メンバーがヒマつぶしに見に来たというわけだ。
おもしろかったのはコーチが「自分の撮った写真の説明をせよ」というと、子どもたちはハイッと手をあげて「この写真を撮ったのはボクです。中国で撮りました」などと、勝手に作者になったつもりで発表しだしたことだ。
多くの人のまえで大きな声を出すための練習なのかもしれないが、わたしの写真が俎上に上がっていろいろ解説されたのはおもしろかった。まさか目のまえにホンモノの作者がいるとは知らなかっただろうな。



二つめのトピックはfacebookでお知り合いになった方が、遠方からわざわざ見に来てくださったこと。
ふしぎなことに、はじめてお会いするのにずっとまえから知ってたような気分で、いろいろお話ができてじつに有意義でたのしい時間がもてました。この場を借りてお礼申しあげます。ありがとうございました。



三つめのトピックは8年ぶりにDさんと再会したことだ。わたしが写真専門学校のときに「現代社会学」(だったかな?)を彼に教えてもらったのであるが、年齢と居住地が近かったことで未だに懇意にしてもらっている。
ありていにいえば、わたしの友人や知り合いのなかでもっともキテレツで、波瀾万丈な人生をおくっておられる方だろう。(あっ、これ褒めことばですから誤解なきように)

夕方、ギャラリーをいっしょに出て、わたしの車で彼の家までお送りする。途中で夕食をたべ、近況報告やら昔話やらいろいろ話してるうちに、あっという間に時間がたつ。
そしてこのあと予想外の話が展開するのだが、その顛末はまた後日。
いやあ、彼は恩師というより悪友です(笑)

RR展の搬入完了

2015年02月23日 | Photography
昨夜のうちに雨はやみ、2月にしては暖かい朝を迎える。
きょうは午後から「写真茶話会RR展」の搬入だ。いよいよあしたからはじまる。
午前中、愛犬アルタを病院へ連れていき、椎間板ヘルニアと疑わしき症状を軽減する注射を打ってもらう。
そのあとかるく7キロほどランニング。



15時に海岸通ギャラリーCASOに着くと、すでにBさんとCさんが入口のまえで待っていた。
さっそく作品や道具をスペースYに運びこみ、展示の準備をする。
まずは大型プリントの裏に用意した角材を貼っていく。本来は木製のパネルもしくはロの字になった木枠を貼るのだけれど、今回は予算と時間を削減するためにタテに2本だけ、下駄のような形にして両面テープで貼りつける。
角材の上の木口にはあらかじめ穴をあけてあり、そこにヒートンをねじこんでおく。このヒートンにクギを引っかけるのである。



今回の展覧会は、7年まえに「SIGNの写真茶話会」としてはじまった自主研究の写真サークルの発展形として、去年生まれかわった「写真茶話会RR」に集う仲間たちによるはじめての作品展である。
長くおつきあいのある人もいるし、比較的最近メンバーに加わった人もいるが、主宰者のSIGN氏の人望のおかげで、みんなわだかまりのない和気あいあいとした雰囲気で毎回の茶話会をたのしんできた。

そういうメンバーなので、作業は一人の人の作品をみんなで手伝い、それが済んだらまたつぎの人の作品をみんなで取りかかるという感じで展示がすすんでいく。
作品自体が大きくてどうしても一人では展示できないので、自然とみんなで一つの会場をつくりあげていく雰囲気になった。

19時すぎにようやく展示はおわり、会場を見わたすと予想以上におもしろい空間でできあがっている。
よくある写真サークルなら指導する先生の撮る写真にみんな似てくるのだけど、今回はひとり一人の作品がとても個性的で、だれ一人似たような写真がない。
でも個性的だがバラバラな印象ではなく、それぞれの作品と作品とが有機的につながったような、空間としての調和、まとまり感もある。
全体像を俯瞰して組み立ててきたSIGN氏の思惑どおりの仕上がりだと思う。



わたしの作品は900×1350ミリが1枚、600×900ミリが4枚で、大きな壁面を一人でぜいたくに使わせてもらっている。これまで個展やグループ展をいろいろやってきたけど、こんな展示ははじめてだ。大きいって気持ちいい!
個展とはまたちがった、グループ展ならではのおもしろさを味わえる展覧会です。
お近くの方は、ぜひご高覧ください。

会期:会期:2015年2月24日(火)~3月1日(日)
会場:海岸通ギャラリーCASO(11:00~19:00 最終日は17:00まで)
   大阪市港区海岸通2-7-23 TEL 06-6576-3633
   地下鉄中央線「大阪港」駅徒歩7分

前人未到の雪山をいく

2015年02月14日 | Life
わたしの実の妹はいまフィットネスクラブでエアロビにハマっている。
仕事帰りに毎晩スタジオの最前列でダンスを踊っているらしい。それも1時間くらいのレッスンを2本つづけて受けているとか。
仕事のストレスを運動で解消する、パワフルな大阪のおばちゃんである。やりすぎやろ。

一方、わたしがハマっていることといえば、週に2回ほどのジョギングくらいで、それ以外はとくに何もやっていない。
昔はカメラいじりが一種の趣味みたいな時期があったけど、機械式のフィルムカメラがなくなりデジタルカメラに移行してからは、もうそんなたのしみもなくなってしまった。デジカメはもはやカメラではないのである。

強いていえばアウトドアが好きなので、年に数回は山登りに行ったりする。ハマってるといえるほどではないが。
きょうは友だちのZさんとAさんの三人で、奈良県は上北山村にある和佐又山へ樹氷を見にいく。
二日まえからこの冬一番の寒気団が日本列島を覆っていて、各地で大雪を降らしているので、これはきっとすばらしい樹氷が見れるのではないか。



ところが和佐又山の登山口に着いてみると、お天気がよすぎて気温も高く、木々の枝には樹氷どころか雪のかけらもない。
まあ、それでも足跡のない新雪の上をざくざくと歩いていくのはたのしいものだ。山頂へのルートを示すピンクのテープを目印に道なき道をいく。



山の中腹にある山小屋まで1時間、そこからさらに1時間ほどで頂上に着く。
きょうは風もなく、本当に気持ちのいい天気だ。
山頂で記念写真を撮っていると、わたしたちが登ってきた足跡を頼りにつぎつぎとほかの人たちもやってきた。
その人たちの足もとを見ると、スノーシューという西洋のカンジキを履いている。これならふかふかの雪の上でも歩きやすいだろう。きょうのような山道ではアイゼンはあまり役に立たない。
下山して山小屋で昼食をたべているとき気がついたけど、ここでスノーシューやストックも貸してもらえるのであった。ひとつ学習しました。



山登りのあとは足の疲れを癒すために、たいてい近くの温泉へいくのがお決まりのコース。きょうは帰り道にある入乃波(「しおのは」と読みます)温泉へいく。
ここはもうずいぶんまえ(十数年ぶりか)にバイクツーリングで来たことがあるが、古くてちょっと暗いイメージだったのを覚えている。
でも、きょうはとても明るくてきれいになっていた。改装したんだね。入湯料800円でのんびりできました。カラダぽかぽかです。

奈良にはたくさん山があるので、暖かくなったらまた登りに来たいものだ。

モノがうまれる瞬間

2015年02月11日 | Photography
スマホやタブレットで写真を見たり見せたりするのが今どきのやり方であるが、展覧会で見せる場合はそうはいかない。
額装する方法が一般的だが、最もかんたんなのは写真をそのまま壁に直貼りする方法だ。ちょうどその中間的な方法としてパネルに貼るというのがある。
昔は木製のパネルに水張りという方法で貼ったけど、今では発泡パネルにのりが付いていて、ウラの紙を剥がすとすぐに写真が貼れる便利なものがある。「ハレパネ」とか「のりパネ」という商品名で売っていて、大きさも種類も豊富にあります。



今月末に開催する写真茶話会RR展では全員の作品をこの発泡パネルに貼って展示することになっている。
貼り方はかんたんだが、ちょっとしたコツというか手順が必要なので、やったことのないメンバーにわたしが教えることになった。
まずWさんが自分の作品を持ってわたしの家に来た。練習用に2枚と本番用に1枚、手際よく(?)貼って完成。これから仕事の資料作成にも使える、と満足げにパネル貼りした写真を持ってかえった。



そのあとカッターマットや作業手袋をもって、今度はXさんの家へむかう。きょうはある用事でYさんが来ることになっている。そのYさんの写真にこれから発泡パネルを貼るのだ。
彼女はA3ノビサイズのプリントを17枚も出品するので、貼るだけでも半日仕事である。そのたいへんさを彼女はまだ知らない。
作業をはじめていきなりトラブル発生。Yさんの用意した発泡パネルのサイズでは全部のプリントを貼ることができないことが判明する。つまりパネルがぜんぜん足りないということ。とりあえず貼れるだけ貼って、あとはまた自分で貼ることにする。

ところで、わたしは写真は大きいほどおもしろいと思っている。今までL判やキャビネ判でしか見ていなかった人が、たとえばA3ノビサイズで自分の写真を見るとちょっとした驚きがあるだろう。さらに発泡パネルに貼って、それを手にすると一種の感動があると思う。
これは、ただの紙切れである写真をパネルに貼ることで物質感が上がるからだ。写真の上に透明のアクリル板を貼ったり、額装するのはこの物質感をさらに高める作業でもある。
その意味ではスマホで見る写真はただの電気信号であって物質ではない。

結局、発泡パネルに8枚貼り、そのうち3枚だけ四辺を断ち切って完成した。のこりは自分でがんばって仕上げてね。

風のつよい一日

2015年02月08日 | Life


去年の12月に一度案内したかと思うが、写真茶話会RR展がいよいよ近づいてきた。
会期は2月24日(火)から3月1日(日)、会場は大阪市港区の海岸通ギャラリー・CASOである。
きょうはSIGN宅で最終の打ち合わせ。あたらしく買ったダウンジャケットを着込み、バイクで向かう。



それぞれの展示場所、発泡パネルの裏に貼る角材の長さや本数、当日の作業に必要な準備や道具、そして当日までにやっておくことなどを一つひとつSIGN氏と確認する。
その間にメンバーのUさんからメールが入り、作品準備の段取りを決める。またSIGN氏にはVさんからレターパックで写真のデータが届く。いよいよスライドショーが完成したらしい。
展覧会に向けてみんな少しずつ形ができつつある。あと2週間ほどでそれを見ることができるのかと思うと、とても興奮してしまう。



打ち合わせを終え、かえり道の途中までSIGN氏といっしょに走る。それほど寒くはないが、風がつよい。
あたらしいマフラーが付いた彼のSRX6の右後方を走っていると、歯切れのいい単気筒の音が響き、時おりその排気の空気圧がわたしの顔にぶつかったりする(べつに痛くはないよ)。
穴虫の交差点を左に折れ、太子町のうら道を走っていると、ぶどうのビニールハウスが夕方の斜光線をうけて輝いている。

テレビやPCモニタの向こう側では残酷で凄惨な事件がつぎつぎと起こっているが、こちら側には目のまえに美しい風景がある。そのどちらも現実であることが悲しい。