Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

今年の〆は牡蠣づくし

2012年12月27日 | Life
卒業アルバムの原稿がようやく仕上がったので、午前中に印刷会社の人にそれを取りにきてもらった。
今年はずいぶん慎重かつ丁寧に編集したので、例年よりもずいぶん時間がかかった。
校正刷りをもって学校を何回往復したことか。
とても非効率で商売としては下手なやり方だと思うが、いま自分のできることを目一杯やっておけば、結果的にはいい仕事につながると思っている。
なんでもかんでも効率や損得で考えるのはまちがいだろう。



ふりかえると、2012年はとても充実した一年であった。これまでの人生で一番充実していたかもしれない。
いいかえると、自分のやりたいことを思う存分やったということだ。
やりきったとまではいえないにしても、一応、目標をクリアできたという感じ。
目標設定がうまくいったともいえる。目標って大事ですね。

具体的にいえば9月の個展開催と11月のフルマラソン完走ってことになるけど、そこにいたるまでの9ヶ月あるいは11ヶ月の行動そのものが今年の成果だということだ。
いきなり個展はできないし、いきなりフルマラソンも走れない。写真とマラソンってちょっと似てるかも?



今年の〆に京都へ牡蠣のコース料理を食べにいく。今夜は妻と自分へのご褒美だ。
生牡蠣にはじまり、焼き牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣のグラタンのほか、魚介類をいろいろ食べました。
ああ、満足、満腹。呑みすぎた。

SIGNの写真茶話会 存続の危機

2012年12月26日 | Photography
久しぶりにSIGNの写真茶話会へ行く。前回の参加は6月だったから、もう半年も経つのか。
この茶話会を主宰するYさんの話はいつ聞いても、何度聞いても新鮮だ。
いつも「写真とはなにか」ということを考えさせられる。
彼の写真論というより、もう宗教に近い。彼は教祖様なのだ。毎回ありがたいお話を聞くために信者が参拝してくる。

だが、Yさんはもっと仕事に本腰を入れるために(本業は写真とはまたべつのことをしている)、この茶話会を今回で終了にしたいという。
こんなにまっすぐに写真と向き合う場所は、わたしにはほかにないので、じつに惜しいことだ。
できることなら回数を減らしてでも存続させてほしい。その分、会費を上げてもいいから。
ほかの参加者からも同じような意見が出て、結局3月まで延長することに。そのあとどうなるかは未定である。



わたしにとってこの茶話会は、新作の方向性を見定めるための修行場のようなところだ。
Yさんに見てもらうだけでなく、写真に対するスタンスがそれぞれちがう参加者の反応や意見を聞くことが、わたしは大切だと思っている。
つまり自分の作品がどんなふうに見えるのかを客観的に判断する場として、ここは機能している。
それから、ほかの参加者の写真(わたしとまったくちがう)を見て、その人がなにを表現しようとしているのかを読み解くことがとてもおもしろい。
その人の写真のレベルが徐々に上がってくるのがわかるので、つづけて参加するとさらにおもしろい。

きょう参加したLさんの作品は写真1枚1枚のクオリティが高くなり、写真として成立するようになった。
あとはどうまとめるかという段階まで来ているのだが、どうやら彼女は文章と組み合わせてなにかをつくりたいようだ。
少し危険な方向にいこうとしている。

一般に写真と文字との親和性は高いと思われがちだが、それはおもに広告の世界の話で、じつは純粋に写真表現をするのなら、文字表現はじゃまなことが多い。
写真と文字を組み合わせてうまくいってる作品をわたしはほとんど見たことがない。
だいたい写真家の書く文章って饒舌なものが多くて、読んでいてこっちが恥ずかしくなる。
逆にいうと文章表現というものをナメている。そんな簡単に文章が書けるものか。(Lさんにいってるのではありません。あくまで自分への戒めとして書いています)

Mさんの写真も非常にレベルが上がった。というか、明るくなって前向きな印象の写真がふえた。
以前、フィルムで撮っていたころの写真とはまったくちがう。
わたしのススメでデジカメを買って、どんどん撮るようになった結果、いい写真がふえたということだ。
やはり写真は量を撮らねば、質は上がってこない。
そう思っていたら、Yさんが「じゃあ、ちょっと見ていて」というやいなや、彼女の写真をカルタ取りのようにパッパッと手にとり、みるみる半分くらいにしてしまった。
そうして残った写真群を見て、わたしはちょっとおどろいた。以前の写真と同じだ。
「これがMさんのコアとなってる写真でしょ」
Yさんはそれが見える人なのである。やっぱり教祖様はするどい。
だが、そのコアの部分を否定するのではなく、それをまさに核にして写真表現をしていく。
そういう覚悟が必要なのだとわたしは思った。

Nさんの写真は職場での人間関係が写っているので、くわしいことは書けないが、写真の力を最大限に発揮させている。
自己表現のツールとしてではなく、仕事のツールとしてうまく活用している。
ただ以前の彼の写真に感じた精神性というか神秘性が影を潜め、ただの説明的な写真になってしまったのが残念である。
この茶話会に参加するなかで、一定限の心のゆらぎは解消されたとみるべきか。
Nさんは写真以外にいろんな表現をもっている方なので、べつに写真にこだわる必要もないのかもしれない。



とりあえず3月まではこのうどんが食えそうである。

ロイヤルエンフィールドの甘いワナ

2012年12月23日 | Life
18歳からバイクに乗りはじめ、これまで30年以上いろんなバイクに乗ってきた。
なかでも印象深いのは30歳半ばに乗っていたハーレーダヴィッドソンFLHRだ。
バイク好きはスピード派とのんびり派に分かれると思うけど、後者ならまちがいなくハーレーがおもしろいと思う。
圧倒的なパワーとあの鼓動感は一度乗ったら忘れられない。
現在はおとなしくカワサキのエストレアに乗っている。
単気筒250ccの非力なバイクだが、のんびり走るには不足はない。



どういうわけか、わたしのまわりでバイク熱が発症または再発した人間が増えている。
そんな病人の一人Kさんの誘いで、バイク屋筋のある店へいった。そこにある中古バイクを見るためである。
彼が店主と話こんでいるあいだ、わたしは奥にあるめずらしいバイクを見ていた。
それはロイヤルエンフィールドというインド製のバイクで、大阪でというか日本で見るのははじめてだ。
もともとはイギリスの会社であったが倒産して、インド工場が本社となり現在にいたっている。

店のまえに「ロイヤルエンフィールド展示試乗会」という幟があったので、「これ、エンジンかけてもらえるのですか?」と聞くと、一つ返事で「ああ、いまかけるから、乗ってみる?」と店主がいった。
ええっ、ホントに? こいつはヤバいぞ。



ビッグシングル(単気筒500cc)のトルク感はなかなかのもので、軽いクラッチをミートすると気持ちよくスピードがのっていく。
ほんの数100メートルほどしか走っていないが、時速60キロくらいでもたのしくて、自然と笑顔になってしまった。
パタパタという軽い音も心地よい。
ホントはもっとすごい音がするのだけど(インドで走ってるエンフィールドはえげつない音だ)、日本の排ガス規制でサイレンサーが長くなってるらしい。
ま、このくらいでおとなしく走るのもいいかもしれない。

もともとエンフィールドは右足に4速のチェンジレバー、左足にブレーキペダルが付いていて、慣れないと運転できない。
でもこれは最新のモデルで、右にブレーキ、左に5速のチェンジで普通のバイクと同じ。
そのうえセルスターターまで付いてるから、だれにでも簡単に乗れる。
昔のモデルにも乗ってみたいが、こんなにおもしろいバイクが新車で手に入るなら、これもアリか。
ハーレーほど強烈な乗り味はないけど、50歳代のオヤジがのんびり走るには排気量も車格も手ごろな大きさだろう。
って、もう買う気になっている? ああ、まんまとワナにはまってしまった。

ロイヤルエンフィールドのウェブサイト

新しい時代への架け橋

2012年12月22日 | Life
ちょっとした仕事つながりで、餃子大王のライブへ行くことになった。
場所はアメリカ村のサン・ホール。
餃子大王というのは知る人ぞ知る、現役の教員たちで構成するインディーズバンドだ。
wikipediaにも載っているくらいだから、けっこう知名度は高い。
わたしも名前だけは聞いたことがあったが、彼らの音楽を聞くのははじめて。
はてさて、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。



前座に2つのバンドがそれぞれ30分ずつ歌い、そのあといよいよ餃子大王の登場。ロックっぽいテンポのよい曲からはじまる。
ボーカルは張りのあるよく通る声で観客をグイグイと乗せていく。
どこかの学校の先生とは到底思えない、堂に入った歌いっぷりは大したものだ。
でもwikiに「天才的なMC」と書かれているとおり、曲と曲のあいだの方が断然おもしろかった。
ベースを弾く51歳のメンバーを紹介するときに「51は素数のように見えるけど、じつは3で割れる」とか「つぎに出てくる素数は2年後の53歳」など、数学の先生ならではの話題がずいぶん受けていた。
観客も学校関係者が多いのか?

「テレビの奴隷」という曲のあとで、「最近はゲームの奴隷とか、スマホの奴隷になってる人が多い」といって、スマホとガラケーとの所有率を観客に手をあげさせて聞いた。
すると6:4くらいでスマホの方が多かった。意外にガラケー率が高いのにおどろく。(客の年齢層が高いということ?)

←クリックするとライブ映像が見れます

ただ、はっきりいって楽曲のオリジナリティは低く、どこかで聞いたことのあるような感じの曲ばかりだった。
それなりにおもしろかったけど、わざわざ金を出してまで聞きに行こうとは思わない。
わたしと同年代のオヤジたちが一生懸命にやってる姿が、こちらにも伝わってくるライブであった。
でも、プロとアマの差は歴然としているというか、必死なところを見せるのは粋じゃない。

優れものキッチングッズ

2012年12月19日 | Life
最近買ったキッチングッズを紹介。

←これはなんでしょう?

左はシリコン製の落とし蓋。
煮物をつくるときに、材料の天地を返さないでうまく味をつけるには落とし蓋を使うといい。
わたしは料理によって木製のものと金属製のもの、それからクッキングペーパーを切ったものを使い分けている。
このシリコン製ははじめて使ってみたが、なかなか具合いがよい。
極端にいうと少し帽子のような形状になっていて、裏側が凹んでいるのが煮汁の対流を促している気がする。
それと中央に6個、端に12個開いている穴が絶妙で、蒸気を逃がしつつ吹き出した煮汁を材料の上面にもどして、味を全体に行き渡らせているようだ。
なぜか火力もいつもより弱火でいいし、煮る時間も8割くらいでいいから経済的。そしてうまく煮える。



じつはこれは「温泉おたまホルダー」という商品。パンダが温泉に浸かってるような姿がかわいい。
おたまの替わりに卵を入れてもかわいい。温泉卵ホルダーとよぼう。
ほかにカエルとネコとブタのもある。