Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

旅のまえの悩み

2014年07月31日 | Camera
以前にも書いたが、来月の中旬に写真学校時代の友だちとニューヨーク/ロサンゼルスへ旅行するのであるが、わたし以外の3人はアメリカがはじめてなので、とにかく無事に帰国できることだけを行くまえから考えている。
でもここでいろいろ考えたり調べたところで、結局は行ってみないとわからないことが多いので、もうあとは運を天に任せて祈るしかないのだ。



いったい何回集まったのかわからないほど、頻繁にミーティングしているが、いよいよきょうで最後か。
梅田にある和食レストランで昼食をたべながら、最新版の行程表をチェックする。
途中から持ち物の話題になったが、結局さいごは「カメラはどれにする?」という話になってしまう。
みんな一応プロカメラマンなので、プライベートの旅行とはいえ、しっかり撮りたいという気持ちはつよい。
わたしは密かに、みんなで写真展なんかできたらおもしろいなと考えているくらいだ。



で、わたしの持っていくカメラであるが、この間、候補がつぎつぎと出てくるのだけど、なかなか「これだ」という決め手がない。
はじめに考えていたのは、ライカM8をメイン機に、ニコン1 V1をサブ機にする組み合わせ。
どちらも1000万画素機なのだが、すこし画素数が足りない気がしないでもない。
そのつぎに思いついたのが、ニコンD5300がメイン機、サブ機はやはりニコン1。
ところが事情あって、ニコン1をいっしょに行くGさんに貸してあげたので、D5300がサブ機となり、D800がメイン機に躍り出てきた。



でも、旅カメラの鉄則は「軽くてそこそこ写る」ことだと思うので、D800はどうでしょうか?
付けるレンズにもよるが、あれもこれもと考えていると、結局、仕事とおなじ装備になってしまってフットワークが損なわれることになりそう。
ならば、ここは男前に「ライカM2にズミクロン50ミリだけ!」ってことにはならないわな。フィルム高いし。
あと2週間、悩ましい日々はつづく。

どこまで意識して撮るか

2014年07月26日 | Photography
本日、写真茶話会RRの4回目。
前回の茶話会で見せた写真には「いくつかの作品が混在している」とSIGN氏がいうので、きょうはそのことを整理して帰りたい。
プリントをバイクの荷台にくくり付け、SIGN氏宅をめざす。



まず今月撮ったものを作業台のうえに並べてみる。
しばらく見たあと、SIGN氏は写真を三つのグループに分けた。
それぞれのグループごとに並べ替えてみて見ると、たしかに共通するイメージが見える。
要点は人物のあるなしとその大きさのようだ。
すなわち、人物が群像として大きく写っているグループ「群像シリーズ(仮称)」と、人物が点景として配置され一枚の風景画になっているグループ「印象派シリーズ(仮称)」、そして人物は写ってないが重量感・質感のあるものが主題となっているグループ「ベッヒャーシリーズ(仮称)」の三つ。

こうして分けてみると、撮影時に自分がなにに魅かれて撮っていたのかが、はっきり意識できておもしろい。
逆にいうと、夢中で撮っているときにはなにを撮っているのか、意外に自覚していないことがわかる。
第三者に見せることで、あらためて「こんなものを撮っていたのか」と認識するわけだ。
これは一枚の写真の中に情報が多ければ多いほど、撮影者の意識にないものが写り込むという、写真のおもしろさ・ふしぎさかもしれない。

きょうのグループ分けによって、もうすこし意識的に撮り分けることができたら、より作品としての質が上がると思う。
次回、ニューヨーク/ロサンゼルスの群像シリーズ。乞うご期待!

前へならえは必要か

2014年07月21日 | Life
きょうから二泊三日、F小学校5年生の林間学習でハチ高原へ行く。
プライベートでは冬場にスキーで何度か訪れたことはあるが、夏場に行くのははじめてだ。
また、この小学校は今年から撮らせてもらうことになったので、子どもたちはもちろん、先生方ともほとんどはじめての顔合わせである。
はじめてづくしで緊張ぎみだけど、とにかく子どもたちの思い出にのこるような、いい写真をたくさん撮ろうと思う。

林間学習のみならず、いろいろな学校行事のなかで子どもたちが集合するとき、たいてい前に立つ先生が「気をつけ」「前へならえ」「なおれ」などの号令をかけて整列させることが多い。
で、一回でうまく整列できないときはこれを何回かくりかえし、そうこうしているうちにしずかになって、先生の話を聞く体勢になる。
みなさんも経験あるでしょう。

じつはこの集合・整列のやり方は文部省(現文部科学省)が1993年に出した「体育(保健体育)における集団行動指導の手引」のなかで、きわめて具体的に書かれている。
この行動様式を習得していれば、秩序正しく能率のよい集団行動が行なえるので、体育の指導だけでなく学校の教育活動全体を通じて指導すべし、と必要性を説いている。



ところが、この学校の先生は「はい、集合!」といったきり、あとの号令をいっさいかけない。
前に立っている先生のもとに、子どもたちが集まってくるのだが、列の先頭に立つ子どもは横一列にきちんと並んでいないので、前後にでこぼこしている。
また縦の列も同様に真っすぐにはなってなくて、左右にがたがたしている。
見た目はでこぼこがたがたしているけど、やがてしずかになって先生の話を聞く体勢になっていく。
そして、しずかになった時点で先生は話をはじめるのである。

門外漢のわたしがいうのもなんだが、これってすごいことだと思う。
なにがすごいって、自律的な集団づくりの理念がはっきりしているし、その方法論もしっかり統一されている。
一人でも「前へならえ」とやる先生がいればそれで終わりだからね。
軍隊のような整列をさせる学校が多いなかで、こんなやり方をする学校をはじめて見ました。いいね!

限界を超えていけ

2014年07月17日 | Life
きょうする予定だった仕事が、うまい具合いにきのう中にぜんぶ片付いたので、きょうは完全オフ日。

朝からNHKの連ドラ「花子とアン」を見て、facebookをチェックし、そのあとジョギングウェアに着替えて大阪城公園へいく。
容赦ない日射しのなか、無理しないようにゆっくりと走る。
先月買ったミズノのシューズはとても履き心地がよく、とくに接地感が優れているので走りやすい。
おかげでいつもどおり走ってるつもりなのに、あとでタイムをみるとけっこう速いペースだったりする。

きょうは12.5キロを65分くらいで走れたので、1キロ平均5分12秒。時速にすると11.5キロ/時だ。
この季節にこれだけのスピードで走れるなんて、われながら大したもんだと思う。シューズがいいのか、体力が付いてきたのか。(この能天気な自己肯定が人生をたのしく生きるコツです)

昼すぎに帰宅し、シャワーを浴び、入念にストレッチをする。
そばを湯がいて冷水でしめ、今朝つくったみそ汁にすこし酢を入れたものをぶっかけて食す。
午後から友だちを撮った写真をすこしプリントする。今度会ったときに渡すものだが、はたしていつ会えることやら。



夕方、シネ・リーブル梅田へ「ビヨンド・ザ・エッジ」を観にいく。
この映画は、1953年に世界ではじめてエベレスト登頂に成功したニュージーランドの登山家エドモンド・ヒラリーのドキュメント映画である。
エドモンド役をチャド・モフィットという俳優がやっているが、当時のじっさいの映像や会話などがうまく編集されていて、しかも3D映像なので本当に登っているようなリアリティがある。
見ていて息が苦しくなったよ。

それにしても8848メートルという高さは恐ろしい。そこはいっさいの生物の存在を拒否する死の領域である。
この映画を見ると、高所登山は本人の意思や体力とはまたべつの力、あえていうなら神さまの采配のようなものが必要だということがわかる。
知らなかったけど、ベースキャンプまで荷物を運ぶために600人ものシェルパの力を借りている。
エベレスト登頂は世界三大極点踏破という国家プロジェクトの一つだったのですね(あとの二つは北極と南極)。人間の野望ってすごいわ。

←この人がエドモンド氏です

異国で暮らすということ

2014年07月14日 | Life


オーストラリアへ語学留学しているEさんと久しぶりに会う。
今回は一時帰国で、今週半ばにはまた向こうへ帰ってしまうらしい。
写真学校で2年間いっしょに学び、卒業後は大手の写真会社に就職してバリバリ働いていた彼女であるが、その会社を退職しオーストラリアへ行ってしまったのがちょうど2年まえ。
退職の理由なんてヤボなことは聞かずに、ただ「たのしんでおいで」と送別会で話をしたのが、つい先日のようだ。

だけど2年間で一皮むけたというか、すごくたくましくなった感じで、ことばの端々にポジティブなエネルギーを感じる。
学生ビザで滞在しているので一応「STUDENT」なのだが、アルバイトで写真の仕事もしていて、当然クライアントはオーストラリアの人が多い。
そんなに英語が堪能ではない彼女は、「パッションでなんとかなります」と笑顔でいう。いいね!

異国で生活すると、その国の文化や習慣にふれるだけでなく、その国の人間そのものとふれるわけだから、いろんな意味で鍛えられると思う。
わたしも外国へはよく行くが、残念ながら長期滞在の経験がないので、彼女の話がとても興味深く、正直にいうと羨ましかった。
もう日本にも愛想が尽きてきたので、どこかしずかで美しい国に移住したいなあ。

わたしがいま一番行きたい国は北欧のフィンランドとかノルウェー。
ああでも、そのまえにドイツにも行きたいな。
理詰めでサッカーをする、あの職人気質にふれてみたい。ビールも飲みたい。ライカの工場も見たい。
つよく願えば、夢はかならず叶う。