Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

e-Taxに悪戦苦闘

2014年02月28日 | Life
きょうで2月もおわり。今週はあたたかい日がつづいた。
このまま春になればいいが、そうはいかないのがこの季節の常だ。また来週から寒くなるらしい。
寒さには耐えられるが、PM2.5はかんべんしてほしい。
ジョギングすると逆に身体を悪くしそうで、外に出るのをためらってしまう。



この季節の大仕事といえば確定申告であるが、今年から電子申告(e-Tax)しようと思い、いろいろ準備している。
まず必要なのが住民基本台帳カードというもので、これは地元の役所に申請すれば発行してもらえる。
ただし、なりすましを防止するために、その場ですぐにはもらえない。
後日、申請した本人の自宅に送られてくるハガキと本人確認のできるもの(免許証やパスポート等)を持って、再度役所へ出向くと住基カードがもらえるというしくみ。発行手数料は500円。

住基カードが手に入ってもすぐにe-Taxを利用できるわけではない。
このカードの中に本人を認証するための「電子証明書」なるデータを入れておかねばならない。
そのデータはカードを発行してもらうときに窓口で登録すれば、すぐに入れてもらえる。登録手数料は500円。
さらに住基カードをPCにつないで読みこむためのICカードリーダライタという端末の機械も必要だ。
これは家電量販店やネットショップでも売っている。1,000円から2,000円くらい。



さて、準備ができたら、国税庁のe-Taxのサイトから確定申告書を作成するのであるが、そのまえに2013年分の収支決算をあらかじめ済ませておく必要がある。
いろんな会計ソフトがあるので、それを利用して計算すれば、申告書に自動的に入力されるので非常に便利だ。ちなみにわたしは「弥生」というソフトを使っている。
わたしのようなフリーカメラマンは複数の会社や学校から収入を得てるので、それらの合計が売上となるわけだが、問題は支出の計算で、なにを必要経費とするかで事業所得が変わってくる。
そして、それに応じて所得税がかかるわけだから、できるだけ所得は少ない方が納税額も少なくなるというわけだ。
こういう悩みはサラリーマンや公務員にはわからないだろうな。

今月のはじめから一生懸命に計算してきた収支決算を、e-Taxのサイトからいよいよ申告しようと、きのうから悪戦苦闘している。
が、このサイトははっきりいってものすごくわかりにくい。あまりにもわからないので「e-Tax・作成コーナーヘルプデスク」へ3回も電話してしまったほどだ。
1回目は確定申告書の入力がおわって、さあ、送信しようとしたらエラーが出て、送信できないのである。
オペレーターの指示にしたがっていろいろやりとりした結果、どうやら原因はICカードのリーダライタの不具合かもしれないとわかる。
メーカー不明の安モノ(うえの写真左)を買ったために起きた事態である。泣く泣くあたらしいリーダライタ(写真右)を買いなおす。
2回目の電話は、e-Taxの利用によって5000円の特別控除が受けられるそうだが、それは申告書のどこに記入すればいいのか、という質問。
すると「ご質問の電子証明書等特別控除は平成25年分からなくなりました」といわれたので、開いた口がふさがらなかった。
カードの発行とリーダライタの購入に5000円くらいかかってるのに!

なんとか申告書を送信し、同時に納税までネットバンキングでやってしまおうと思ったら、またもや不明なことだらけ。
指定銀行のPay-easy(ペイジー)を利用して納税するのだが、そのページにいくと納付番号・納税用確認番号・納付区分という3つの番号やらパスワードを要求される。なにこれ?
で、またもやヘルプデスクに電話して、一つひとつタネあかしをしてもらった。
これほどわけがわからないのに、「e-Taxだとかんたん!」なんていって勧めているのは、国税庁や地方自治体がわたしたちをオンラインで縛って管理しようという意図があるのだと思う。

そんなこんなで、ようやく電子申告および納税は完了したのだが、なんだかすっきりしない気分なのである。
これから電子申告しようと思っている人は、よく考えて利用しましょう。締め切りは3月17日(月)。

再生の芽吹き

2014年02月24日 | Photography
明日香村といえば、石舞台古墳とか高松塚古墳で有名な飛鳥時代の史跡の宝庫であるが、史跡などのない場所にもステキなところはたくさんある。
そのひとつ、甘樫丘(あまがしのおか)公園へいく。公園といっても森のなかに遊歩道があって、所どころにベンチがある程度の小さな山だ。展望台からの見はらしがすばらしい。
きょうはここで友人のRさんの写真を撮る。



この写真は去年の「RBORN」につづく、「崩壊と再生」をテーマにした作品である。
植物や建物などが朽ちていくさまをモノクロで表現した前作に対し、今回は生命の芽吹きや循環するいのちの神秘、つまり「再生」に力点をおいた作品にしたいと考えている。
そのためにはどうしても再生を象徴するようなものが必要で、それに合うような被写体としてRさんをえらんだ。
まだ完全にイメージが固まっているわけではないが、いろいろ撮っているうちに方向性が定まってくると思う。

くわしいプロフィールはひかえるが、奈良の自然のなかで生まれ育った彼女は、やはり予想したとおり、自然の風景との一体感・親和性が高く、なんの指示もなくただ立っているだけで絵になる。
まるで今ここから生まれ出たような存在感を感じてしまう。
ポートレイトでもなく、風景写真でもない。この微妙な距離感がいいなとわたしは思うのだがどうでしょうね。



ところでRさんはルミックスLX5というコンデジを使っているのだが、いよいよ一眼レフタイプのカメラに挑戦しようと考えているらしい。
ニコンびいきのわたしとしては、D5300やD5200あたりをオススメしたいのだが、彼女の撮っている写真から考えると、キヤノンのデジカメの方がいいかもしれない。
すなわち、明るい・やや彩度高め・なめらか(やや軟調)な絵づくりが、彼女の作風に合うような気がするのだ。

ちなみにニコンの絵づくりは見た目に忠実・力強い(やや硬調)・適度な彩度という感じで、キヤノンより記録性の強い作風に向いていると思う。
報道カメラマンがニコンを、広告カメラマンがキヤノンをよく使っているのが、その証拠かもしれない。
とはいえ、カメラの設定やPCの後処理で自由に変えられるのがデジタルなので、ニコンでもキヤノンのような絵にできるし、その逆も可能だ。あくまでも傾向としての話。

さて、上の写真はどんなカメラで撮ったのでしょうか?

電球色にしたワケ

2014年02月22日 | Life
きのう、息子のおかげで(!)洗面所のトリプルスイッチを交換し、無事に蛍光灯が点くようになった。
結局、ランプが切れていたわけではないので、そのまま使えたはずであるが、少し暗くなっていたので、ちょうど交換時期であったのかもしれない。
で、あたらしく買ったランプは「クリア電球色」という赤みの強い光を発するタイプにした。
箱の裏面には「リラックスした雰囲気を演出したい方やリビング、寝室などの照明に」おすすめと書いてあるが、洗面所とは書いていない。洗面所でリラックスというのもヘンだし。



だけど洗面台の両脇についている電球と風呂場の電球は赤みの強い光なので、天井の蛍光灯も同じ色に統一しようと考えてこれをえらんだのだ。
予想どおり色のにごりがなくなって、洗面所全体がひときわ明るくなったし、鏡に映る自分の姿も美しく見える。ホントの話。
これは発表会などの撮影で、ステージライトの色とストロボ光の色がちがうと、たちまち色がにごって肌色が汚く見えるのと同じ原理である。
プロカメラマンは洗面所の蛍光灯にもこだわるのである。

さらにもう一つ、重要な理由がある。
それはわが家の洗面所および風呂場が、作品制作のための暗室でもあるからだ。
プリントの焼きぐあいを見るときに、ふつうの昼白色(5000K前後)と電球色(3000K前後)の光とでは、じつは見え方がちがう。
印画紙の白色(画像のハイライト部分)に赤みがのってくると、ほんの少しコントラストが下がって見える。
そしてここが大事なポイントなのだが、ほとんどのギャラリーや美術館の照明はハロゲンライトという赤みの強い電球が使われている。
つまりギャラリー展示を前提に作品をつくる場合、その環境光にできるだけ近い光で見ることが必要だというわけだ。
プロの写真家は暗室の蛍光灯にもこだわるのである。なんてね。

X-T1はヤバい

2014年02月14日 | Camera
きょう、雪の降るなか、富士フィルムフォトサロン大阪へいき、明日が発売の「X-T1」をさわった。
これまで富士フィルム製のレトロ調カメラには二度も肩すかしをくらっているので、今回もあまり期待はしていなかった。(一度目はX100、二度目はX-Pro1)
結論からいおう。コイツは本物だ。



それは手に取ればすぐにわかる。手の中になんの違和感もなくスッと収まる感じがいい。
気になっていた重さも軽すぎず重すぎない、適度な重量でよろしい。
まず最初におどろくのは起動の速さだ。電源を入れると瞬時にモニタがONになる。その時間、わずか0.5秒。すごい!
わたしはふだんニコン1V1を使っているが、このカメラの起動の遅さにはいつもイライラさせられている。スイッチONから1枚目が撮れるまでに3秒は優にかかる。
X-T1なら1枚目を撮影するのに、1秒もかからないだろう。これなら決定的瞬間をのがすまい。
それから、電子ビューファインダーの見え具合いも秀逸だ。世界最短と謳うだけあって、タイムラグをほとんど感じない。EVFもここまで来たか。
それにファインダー自体が大きくて見やすい。やっぱりカメラはファインダーが命である。
オートフォーカスも相当速い。ニコン1と同等かそれ以上だ。スペックを見ると、やはり位相差AFとコントラストAFとの併用であった。(ハイブリッドAFというらしい)

あれこれさわりながらデモ機を見ていると、係の人がやってきた。わたしの質問にテキパキと応えて、いろいろ教えてもらった。
いいなと思ったのはハンドグリップと縦位置バッテリーグリップだ。係員がそれをカメラに装着してくれたので、持ってみたが非常にいい感じである。
おどろいたのはハンドグリップの底面にアルカスイス製の雲台に対応するレールが付いていたことだ。クィックシューなしで、カメラをそのまま雲台に取り付けることができるのだ。なんとマニアックな!
あとは画質であるが、ここは好みの分かれるところだ。わたしは富士フィルムの色が好きなのでまったく問題ないと思われる。

ボディのみで13.5万円、レンズキット(18-55mm)で17万円。さあ、どうする?

ひらひら時代到来か

2014年02月13日 | Life
ソチオリンピック男子ハーフパイプ:平野歩夢選手が銀メダル、平岡卓選手が銅メダルを奪取。



ニュース番組の半分が五輪の報道なので、見るとはなしに見ているが、メダルを獲るというのは本当にむずかしいことだ。なんといっても世界中でのベスト3位だからね。
その3人のなかに日本人選手が2人も入ったんだから、これはもう日本の五輪史上でも二番目に特筆すべきことではないか。(一番はやはり1972年の札幌五輪のスキージャンプで笠谷/金野/青地が金銀銅を独占したことでしょ?)

Wikによると、スノーボードの歴史は1970年代からはじまっている。当時は「スノーサーフィン」などと呼ばれていたようだが、五輪の正式種目になったのは1998年の長野大会からだ。
ちょうどこの年に平野選手は生まれているから、彼のおいたちがスノーボードの歴史そのものといってもいい。
とにかく彼らは若い。
インタビューの応答を聞いても、ことば足らずの部分はあるのだけど、そういう「素」のところに好感を抱く。とくに平岡選手の関西弁には親しみを感じてしまう。
つぎの目標を聞かれて「スノーボードは自由なスポーツなので、これからも自由にやっていきたい」と答えるあたりが、ヘンな組織にがんじがらめになっていない彼らのいいところだと思う。

この先、日本(いや世界か)のスノーボード界を牽引していくであろう彼らに、どうかキモチ悪い大人たちが群がらないようにと願うばかりである。
自由にはばたけ、ひらひらコンビ!