Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

2013年 私的カメラ総括

2013年12月30日 | Camera
きのう、久しぶりにヨドバシカメラで気になるカメラを触ってみた。

カメラ好きの友人が「ソニーのRX10がいいぞ」というので、これを触る。ソニーにしては意外に重い。さすがにF2.8通しのバリオ・ゾナーは、ガラスがぎっちり詰まっているという印象だ。たしかにおもしろそう。
だが、起動させてズームリングを回した瞬間に「こりゃダメだ」と幻滅。デジタルズームなのである。

つぎにパナソニックのLUMIX GMを触る。とても小さい。ホントに軽い。これでフォーサーズのセンサーが入ってるとは、なかなかすごい。
日々の記録用カメラとしては最強じゃないか。作品もつくれそう。
さらに気になっていたLUMIXのGX7とGH3も触ってみる。GX7はそれなりにいい。GMのあとで持つと、けっこう大きい。でもわるくはない。
GH3のシャッター音はとてもしずかでいい感じ。これなら仕事に使えそう。でもけっこうな値段なので、いまさら買う気は起きない。

ついでにオリンパスのOM-Dも触る。なんだかがちゃがちゃしている。昔のOMシリーズとは似て非なるものだ。形は似てるけど、米谷さんの精神は受け継がれていない気がする。こんなこというと、オリンパスファンから怒られそうだけど。

そして、くだんのニコンDf。やっぱり軽すぎる。これに25万円は払えない。それならもうちょっと貯めて、中古のバイクを買うかも。
いろいろ触ったけど、結局どれも「グッ」とくるものがない。
カメラ選びは性能もたいせつな要素だが、やっぱり手に持った感触が一番大事だ。

 [今年買ったカメラ] ニコンD800・ニコンF4・ニコンF5・ペンタックス67

たった4台だけだが、このなかで一番グッときたカメラは「F5」。こいつの尖り方はハンパない。
だが、現在、世界で一番尖っているカメラは「ライカMモノクローム」であることはまちがいないだろう。
年明けに「ニコン1 V3」が出るというウワサであるが、さてどんな顔をしているか、いまからたのしみだ。


撮ることの意味を考えた一年

2013年12月29日 | Photography


今年は銀塩写真に回帰した年であった。
モノクロフィルムで撮影し、アナログ暗室を復活させ、自宅(風呂場)で全紙プリントまで焼いた。
そのプリントを並べて写真展をしたことで、いままでぼんやりしていたイメージがはっきりとし、形に表すことができた。
同時につぎに撮るべきイメージも見えてきている。

また写真制作と並行して、自分が写真を撮ることの意味や写真でなにを表現しようとしているのかを文章化する作業をすすめた。
その結果、自分自身でも気がつかないまま「なんとなく」撮っていたものが、じつは自分の幼いころの記憶の「あること」に感応してシャッターを押していたことがわかった。
すなわち、写真表現のテーマが自分史を掘り下げるなかから見えてきたのだ。
そのテーマがまた撮影にフィードバックされ、視覚がより先鋭化したように思う。これはあたらしい制作態度の発見であった。
ただ、そのテーマと写真とがまだ完全に一体化していない気がするので、この掘り下げないしはまとめの作業は今後もつづくだろう。



ところで、先日撮った2歳になる娘さんの写真であるが、選んでもらうためのサンプル写真(L判58枚)とそれを入れるかわいいミニアルバム、そして後日、三面の台紙アルバムに仕上げて写真を納品したら、代金の入った封筒のなかにこんなメモが入っていた。
「今回は本当にありがとうございました。たくさんの写真とミニアルバムもいただくことができ、家族みんなで写真を見て楽しませていただきました(後略)」
たったこれだけのことだが、ああ、撮ってあげてよかったな、と感じた。
自分が撮った写真で喜んでもらえるというのは、カメラマン冥利に尽きると思う。

仕事の写真はもちろんだが、自分の作品としての写真を見た人が幸せな気持ちになってくれたら、なおうれしいだろう。
来年はそんな写真が撮れたらいいなと思う。

今年のラストスパート

2013年12月27日 | Life


年明けにしか撮れないとあきらめていたのに、今朝、N中学校から電話がかかってきて、急きょO先生の写真が撮れることになった。
個人撮影のセットを持って飛んでいく。
だが、あわてていたのでバック紙をグレーではなく、ブルーを持ってきてしまった。ブルーは生徒さんを撮るときに使っているものだ。
あいかわらずマヌケなわたしだが、こんなのは失敗に入らない。あとでグレーのバック紙と合成して入れ替えれば問題なし。デジタルでよかった。
なので裏返して白色のバックで撮る。

帰宅して、合成して、編集しなおし、見本のプリントを刷る。そのプリントとデータCDを宅急便で印刷会社へ送る。なんとか年内にすべりこみセーフ。
そのあと願書用の証明写真をおねがいしていたP写真館へいく。
ウチのように少人数だと割高になるので、たくさん発注するP写真館に頼んで、いっしょに出してもらったのだ。ありがたや。
去年までは自分でプリントして、裏に両面粘着シートを貼って裁断までしていたけど、正月返上のたいへんな作業なので、今回はもう外注した。
これで年内にするべき仕事はようやく全部できた。やったー!

あとは年賀状づくりを残すのみ。
どれだけeメールやSNSが発達しようと、手書きのはがきや手紙の方が送り手の思いが伝わるような気がする。
面倒だけど、今年1年お世話になった人や大切に感じる人には、やっぱりリアル年賀状を送りたい。
すでに印刷はできているので、あとは宛名書きとひとことメッセージを書くだけ。
だけど、今からではもう元旦に着かないと思いますが、かんべんしてください。

光あふれる世界

2013年12月25日 | Life


人間ドックで右目に「緑内障の疑いあり」と診断されたので、近所の眼科で精密検査を予約した。
きょうがその検査日である。
まずはじめに予備検査として視力と眼圧をはかり、そのあとべつの部屋で視野検査というのをおこなう。
30~40センチくらいのドーム型の機械のまえに座って顔を近づけ、片目ずつその中を覗きこむと、正面に小さなオレンジ色の光が見える。
それをじっと見たまま(つまり目は動かさずに)、まわりの任意の場所からべつの光が現れるので、その光が見えたら手元のスイッチを押すという検査だ。まわりに見える光の点は、オレンジの光よりもずっと小さくて弱いので、集中していないと見落とす場合もある。
検査の途中でだんだん遠近感がなくなり、ただ白っぽい空間のなかにオレンジの点が浮かんでるように見えてきて、ヘンな感じだった。だいたい片目につき5分くらいその検査をした。

つぎに散瞳(さんどう)検査というものをするために、特殊な目薬をさして瞳孔を開いた状態にする。開くまでに15分くらいかかった。
その状態で3枚の写真を撮る。
しばらくすると先生に呼ばれて、撮った写真を見ながら検査結果を聞く。
結果は「異常なし」であった。
緑内障になると視野の一部が欠けてくるが、いまのところわたしの目は正常な範囲が見えているらしい。また眼底の写真にもとくに異常はないそうだ。とりあえず経過を見ながら、1年に1回くらい検査を受けに来てください、と先生がいった。
それから「瞳孔が開いているので、きょうは車の運転はしないように」といわれた。



眼科を出ると、そこは目が開けられないほど強烈な光があふれていて、まるで別世界であった。
たとえていうなら、55ミリf1.2の大口径レンズを付けて、絞りは開放・シャッタースピード1/1000秒・ISO100で撮った感じだ。わかるかな?
約3段半オーバーになるから、ハイライトは飛び、シャドーも締まらない。そのうえピントが薄く、ハレーションも盛大に出てくるであろう。
上の写真はその光景をイメージしてつくってみたものだ。意外にこれも表現になるかもしれない。タイトルは「散瞳世界」。

ともあれ、異常がなくてよかった。これでもうしばらくは写真の仕事ができそうだ。

黒い悪魔に乗る

2013年12月23日 | Life


女性のライダーもたくさんいるが、わたしは「バイクは男の乗り物」だと思っている。
50歳を過ぎて、真冬に鼻水たらしながらバイクに乗ってる女性なんていないだろう。(もし、いたらすごいです。お友だちになりたい)
わたしたちはイカレてることを自覚したときから、真のバイク乗りとしての資格が与えられる。

そんなイカレた知人のひとり、Mさんがあたらしいバイクを買ったというので、一目見るために午後から会うことにした。
買ったのはスズキのテンプターというバイクだ。テンプターとは「誘惑するもの(人)」または「悪魔」という意味だそうで、すごいネーミングのバイクだと思う。キャンディーズもびっくり。
ボディの色に合わせて、こいつは「黒い悪魔」と呼ぶべきか。

黒い悪魔はなかなか渋いカスタムが為されていて、まず最初に目を引くのはジビ製のミニカウルだ。はじめから付いていたのかと勘違いするくらい、なかなか似合っている。
それからタンクの両サイドにニーグリップ用のラバーが貼ってある。これによって英国車(つまりトライアンフ)っぽい雰囲気が醸し出されている。
さらにリヤウインカーがナンバープレートの基部に付け替えられて、元あった場所にサイドバッグ用の補助ステーが付いている。将来、ここにサイドバッグが付けられることはまちがいない。
いっしょに走っていて気がついたことは、フロントのウインカーが常時点灯していることだ。もしかしたらノーマルもそうなのかもしれないが、これは車幅灯として他車からの視認性がよくなるので非常にいいと思う。
ついでにいえばヘッドライトがまっ白なHIDランプになっている。実用性はわからないけど、やはり視認性は高いと思う。



CASOのまえの広場で写真を撮ったあと、すこしだけ乗らせてもらったが、単気筒400ccのトルクはなかなか扱いやすい。
排気音は悪魔とはほど遠い、とてもしずかな音であった。大和ステンレス製のもっとはじけるような音のするマフラーにするのも一興だ(近所迷惑なので本気にしないでね)。
南港通りをちょいと流して、そのあとガストでホットアップルパイ&ドリンクバーをたべながら、互いの近況などを話する。
仕事もようやく一段落つき、なんかほっとする午後であった。