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Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

どろスパでパンいち

2016年07月29日 | Life
台湾旅行2日目、桃園から高速鉄道(新幹線)に乗って嘉義へいく。台湾国鉄なら3時間半かかる距離も高鉄なら1時間半だ。速い!



嘉義という町は去年日本でも話題になった「KANO~1931海の向こうの甲子園~」という映画の舞台である。
戦前、台湾がまだ日本の統治下であったころ、嘉義農林学校の野球部が台湾代表として甲子園に出場し、決勝戦にまで勝ちすすむ。おもしろいのはこの野球部は内地人(日本人)、漢人(中華系台湾人)、蕃人(台湾原住民)の3民族による混成チームであることだ。映画のなかで永瀬正敏演じる近藤監督が選手たちの個性をうまく引き出して、弱小チームを甲子園まで連れていく。いい話なのでぜひ観てほしい。号泣まちがいなし。
駅前から中山路を東に700メートルほどいくと、当時のエース呉明捷選手の銅像がロータリーの中央に立っている。いまもヒーローなんだね。



午前中、阿里山森林鉄道の車庫へいく。
たぶん鉄道ファンなら泣いて喜びそうな古い車両がたくさん置いてある。入園は無料。Pさんが嬉しそうに乗っているのはDL2という三菱重工製の車両だ。

午後からバスで関子嶺という温泉街へいく。
ガイドブックに「台湾でも有数の泥の温泉」とあったので、泥の風呂にドボンと浸かるのかと思っていたら、そうではない。
桶のなかに灰色の泥が入っていて、それを全身に塗りたくる。そのまま乾くまでベンチ等に座って待つ。泥が乾いたらシャワーで洗い流して、それからいくつかある温泉に入る。
肌をさわるとつるつるになった気がした。きっと泥のなかの有効成分が、乾くあいだに浸透するのだと思う。

じつはこの泥温泉は男女混浴で、水着を着て浸かるのであるが、わたしもPさんも水着を持ってきていない。全裸で入るわけにいかないので、下着のパンツ一丁で入った。堂々とそしらぬ顔をしていれば、まったく怪しまれることはなかった。今度来るときは水着を忘れないようにしようと思う。
温泉内での撮影は禁止だったので、顔まで泥まみれのようすをお見せすることができないのが残念である。

ご褒美はイタリアン

2016年07月25日 | Life
命がけの地車撮影のあと、はてしないRAW現像をする一方、M幼稚園とN小学校の宿泊行事を連チャンで消化する。
とにかく睡眠時間が足りていないので、一日中ねむくて頭がぼーっとする。
この季節にこれほど忙しいのはめずらしいが、からだもカメラも無事になんとか乗りきった。

昨夜は仕事の慰労と妻の誕生祝いもかねて、すこし贅沢にイタリアンをたべにいく。山盛りの前菜とフリッター、ピザ、パスタでもうお腹いっぱいになり、メインの肉料理は無理やり押しこんだ。(ストウブでつくった豚肉の煮込みは抜群に旨かった)
さいごのドルチェ盛り合わせはリクエストどおり「Happy Birthday ◯KO♡」と書いてくれたが、美しさがすこし足りないのが残念。





今朝は重いからだにムチ打って、ジョギングに出る。
3キロほど走ると急にからだが軽くなり、足の回転数が上がる。いつもの10キロコースを走りおえて、時計をみると今年二番目の好タイムだった。
この2週間、からだを酷使して疲れが溜まっていたのに、それがぜんぶ吹き飛んだ感じ。人間のからだって不思議だ。

そのあとO中学校へ写真をとどけ、かえりにジョギングシューズを買う。あたらしい靴で暑い夏を乗りきろうと思う。単純すぎるか。

命がけの撮影

2016年07月13日 | Life
近くの神社から鐘や太鼓のお囃子が聞こえてくると、いよいよ夏祭りの季節だ。
大阪の平野区にある杭全(くまた)神社の夏祭りは、9つの町がそれぞれ有する地車(だんじり)を2日にわたって曳行する。屈強な男たちが地車を押したり曵いたり、ときには回したりしながら町内を練り歩くのがこの夏祭りの特徴だ。
そして2日目のラスト、杭全神社にすべての地車が集結する「宮入り」が最高の見せ場となる。



今年はひさしぶりにこの夏祭りの撮影依頼がきた。おもに来年のカレンダーに使われる写真を撮るのだ。
きのうは5つの地車に付いて町内を回った。きょうはあとの4つと宮入りのシーンを撮る。11時まえに撮影ははじまり夕方に一旦休憩する。19時からはいよいよ宮入りだ。
各町だいたい30分間隔で神社にやってきて、大きな鳥居をくぐって入って行くのであるが、その間、ものすごい人数の警官(100人くらい?)が人間の鎖をつくって、神社のまえを走る国道25号を通行止めにする。

神社まえの交差点は演舞場となり、文字どおり縦横無尽に地車が行ったり来たり回ったりする。昼間の曳行とちがうのは地車の前後に、おなじハッピを着た女子数十人がお囃子にあわせて「それそれ」とかけ声をかけて走り回ることだ。
この人たちを避けながら地車に接近して撮影するのはとてもたいへん。ぼやっとしていたら人がぶつかってきたり地車に敷かれそうになる。じっさい2回ひやっとする場面があった。翌朝の新聞に載らなくてよかった。

9台すべての地車が宮入りしたのは午前0時をまわっていた。2日間、じつにタフな撮影であった。32GBのメディアカード4枚と16GBを2枚も撮ったので、あしたからのファイル整理がたいへん。気が遠くなる。とりあえず帰って寝る。

ひまわりに祈る

2016年07月10日 | Life
きょうは音楽教室の発表会の撮影。
ピアノやバイオリンを演奏する生徒さんの個人写真は希望者だけなので、撮らない人の演奏中はその演奏を聞いてゆっくりできる。
曲目はクラシックから映画音楽、童謡、最近の歌謡曲まで、じつに多彩である。



きょう演奏していた曲のなかで印象にのこったのは、葉加瀬太郎の「ひまわり」という曲だ。葉加瀬氏の曲はどれもステキだが、この曲もとてもうつくしいメロディなので、一度聞いたら耳から離れなくなる。
帰宅してYoutubeでオリジナルを聞いてみる。さいごに大勢の子どもたちと合奏する部分があって、なんだかわからないけど涙が出てきた。最近、酔っぱらうとどうも涙腺がよわくなる。とくに小さな子どもたちが一生懸命になにかする姿を見るとだめですわ。



この子どもたちが戦争やテロで傷つかない平和な世界をつくりたいとだれもが思っているはずなのに、でも現実はそうはならない。
参議院選挙の開票速報では自民公明が改選議席の過半数を獲り、さらに憲法改正に賛成する議員数が2/3を超えたことを伝えている。いままでもそうだったけど、これでもうアベ政権のやりたい放題である。
うつくしい曲を聞きながら祈るしかないのか。

円高株安でだれが得をするのか

2016年06月24日 | Life
英国がEUから離脱する国民投票が過半数で可決した。これは世界経済から見ると非常に大きな事件なのだろうけど、株も国債も所有しないわたしのような庶民には、あまり実感のわかない話だ。
想像力が乏しいといわれればそうかもしれないが、地球上に70億以上いる人間のほんの数パーセントの人間が巨大な富を有し、その人たちがやれ株価が下がっただの、円相場が上がっただの言ったところで、9割以上の人間には関係のない話なのである。
そしてもっと想像力をたくましくすれば、日本人のほとんどはいくら「豊かでない」といっても、世界中の貧困率からいえば相当上位に位置する。その日本人が、貧困に苦しむ人たちになにもせず、自分の損得だけで英国のEU離脱をどうこう言うのは、あまりにも馬鹿げているし恥ずかしい言動だと思う。

英国はEU諸国から流入する移民を拒否して、自国の経済をなんとかしようという判断が今回の国民投票の結果につながっているわけであるが、これもまあムシのいい話ではある。いまだユーロを使わず、ポンドを使う国だから当然といえば当然か。
また国民投票のやりなおしを求めて、ネット上でものすごい署名があつまっているけど、これも民主主義を標榜する国なのだから、どうなるのかなとやや覚めた気持ちでわたしは見ている。

とにかくお金を武器に世界を征服しようとする輩と、そうはさせないとミサイルや爆弾で対抗している輩がシリアやイラクやトルコやいろんな国で戦っている。米国のいいなりであるわが国でもいつテロが起きてもふしぎではない。(だからといって集団的自衛権を行使すべきだとは思わないが)
なにをどうすればいいのか、わたしには具体的なことはいえないけれど、こういう緊迫した国際情勢のなかで日々くらしているという認識をもつ必要はあると思う。