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第2次大戦で破壊のドイツの教会、10年かけて再建

2005年10月28日 | 国際
第2次大戦で破壊のドイツの教会、10年かけて再建 (朝日新聞) - goo ニュース
第2次大戦末期、米英軍の大空襲によって破壊された独ドレスデンの聖母教会が、このほど再建された。10万個以上の破片を集め、可能な限り元に戻す「世界最大のパズル」と呼ばれた難工事だったが、着工から約10年かけて完成にこぎつけた。内装整備を終える30日、シュレーダー首相や米英政府の関係者も出席して完成式典が開かれる。
教会は市中心部にあり、高さ約91メートル。1743年に建設された独有数の規模のプロテスタント教会で、街のシンボルだった。1945年2月13~14日、米英軍の大空襲で崩れ落ちた。
戦後、旧東独政府は資金不足などから再建に消極的だったため、教会はがれきのまま放置された。だが、89年のベルリンの壁崩壊で機運が盛り上がり、地元住民らが再建団体を結成。94年5月から再建に着手した。高さ14メートルのがれきの山から破片を取り出して再現する「気の遠くなる作業」(工事担当者)を続け、足りない部分は新しい石を補った。
総工費は1億3000万ユーロ(約184億円)。7割以上が世界各国からの募金でまかなわれたという。空爆に参加した英兵士の息子らがつくった黄金の十字架が「和解の象徴」としてドームの上に取り付けられた。
工事責任者のエベルハルト・ブルガーさんは「世界中からの寄付などたくさんの人々に支えられた。戦後の和解を進め、強固にしたい」と話している。 →情報源

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…スペインのサグラダ・ファミリア教会でしたっけ。ガウディの。あれもそうですけど…ヨーロッパの人は総じて気長なのかな。さくっと作っちゃえばいいのに、面倒なことをしているなぁ、とは思いますが…それもまた大事なのかもしれませんね。
しかし、さすが石造りの文化というか。日本は基本木造建築だから、似たようなことは難しい気がします。でかい梁ぐらいならもう一度使えるかもしれませんが、さすがにパズルは無理だしねぇ。
10万個以上のピースかぁ…猫西もパズル好きだけど、最高までで3000だし。しかも立体だし。結果として建て直しのほうが安上がりだったかもしれませんが、こういうのは費用だけの問題でもありませんしね。…それにしても気の長い話だ…。