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パキスタン救援物資搬送、女性自衛官も通信業務に奮闘

2005年10月23日 | 国際
パキスタン救援物資搬送、女性自衛官も通信業務に奮闘 (読売新聞) - goo ニュース
【イスラマバード=平本秀樹】パキスタン大地震で被災地に救援物資をヘリ輸送する活動を行う日本の自衛隊では、数少ない女性自衛官も奮闘している。
「(首都イスラマバード近郊の)チャクララ空軍基地で燃料補給し、15時半までに離陸できなければ任務を中止せよ」
イスラマバードのパキスタン軍用ヘリポートに設置された自衛隊の通信室に、北部方面ヘリコプター隊(北海道)通信班の3等陸曹、金子織恵さん(32)の声が響く。
金子さんの任務は自衛隊ヘリと交信し指示を与えること。現地で活動する自衛隊の中で、女性は金子さんと広報担当の2人だけだ。
倉庫用コンテナを改造した通信室に冷房はなく、日中の気温は40度に達する。窓もなく、室内は蒸し風呂状態。北海道で生まれ育った金子さんにはこたえる。
ヘリに同乗するはずの案内役が出発時刻になっても現れなかったり、携帯電話の会話が混信してヘリとの交信が途絶えたりなど、日本では予想もしなかったトラブルも続発する。環境は過酷だが、金子さんは「自分の任務は、物資を被災者に運ぶのを手助けすること。自衛隊が少しでも多くの物資を運べるよう頑張りたい」と意気込みを語った。 →情報源

* * *

もっとこういう話がいっぱい表に出てくればいいのに。自衛隊の方々の活躍は、あんまりにも…………なんてか、地味で。その苦労が知られていないことが多いような気がします。
でも、地味な部分こそが大事なことって、意外と多いですよね。多分。家を建てるのだって、土台をしっかりしていないといけないわけですが、外装に比べて土台って地味だし。
猫西は、警察はさておき消防士と自衛官は尊敬しているので、もっと多くの人に認められるようになればいいな、と常々思ってます。本当かどうかはわかりませんが、ひところは自衛官の子供は小学校などで、教師から「人殺しの子供」となじられることもあった、という話を見たことがあるんですが…さすがに今はないでしょうしね。
今の日本がもし特定アジア以外からの信頼を得ているとすれば、もちろん経済力を抜きにして語れないでしょう。けれども、多分、それだけではないと思っています。
たとえば、パキスタンの地震。インドネシア沖地震による津波と異なり、パキスタンの地震ではあまり寄付が集まっていないそうです(→情報源)。で、うっかりニュースソースは忘れてしまったのですが、日本はもう巨額の援助を表明し、かつもう半分ぐらいはすぱっと払ってしまったのだとか。嫌味な言い方をすれば、津波の時に巨額の援助を表明しながら、うやむやのうちに1/20に値切ったどこぞの国とは違うわけです。口先だけではないわけで。
それにプラスして、多くはないかもしれませんが、人手も出している。そうした、地道な努力が重なって、今の日本があると思います。陰徳あれば陽報あり。…けど、それはいいんだけど、もっとそうした努力と努力の成果をはっきり声高に言い立てても、罰はあたらないと思うんですけどね。
……………アメリカのように、臆面もなく自国の努力の成果を世界に向けて発信する日本。想像できないなー…。