にぅすの小箱。

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「ウオームビズ」の着こなし指南サイト オンワード樫山

2005年10月05日 | 社会
「ウオームビズ」の着こなし指南サイト オンワード樫山 (朝日新聞) - goo ニュース
オンワード樫山は、暖房温度を下げるために厚着する「ウオームビズ」の着こなしを男性に指南するサイトを、5日から自社ホームページに立ち上げる。内勤、営業、管理職と職種に応じて、着ぶくれを防ぐ薄地のVネックニットやスリーピーススーツの着こなし、胸ポケットに入れるハンカチの結び方などを紹介する。同社はVネックニットの売り上げが伸びるとみて、秋冬物商戦向けに例年の3倍の7万5000枚を生産している。 →情報源

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ちゃっかりしているというか商魂たくましいというか…ま、でもいいんじゃないですかね。クールビズもウォームビズもそうですけど、単に環境だけの問題じゃなくって、冷え込んだ消費者心理を浮き立たせる効果もあるっぽいですし。個人的に、景気ってのは結局社会において金の流れる総量の多寡だと思っていますんで。景気が悪いと思うと余計に節約して貯蓄に回そうとする気持ちが強くなりますからね。そういう意味では、公共工事増やして強引に金が流れる量を増やすのもあながち間違いではないと思うんですが、いかんせん、つぎ込んだ金の割りにイマイチ全体に流れない印象がありますからねぇ。それに比べて、クールビズ・ウォームビズなんかで「環境に優しく」ついでにちょっとおしゃれしてみよう、というブームは、案外懐も緩みがちというかなんというか。
「王様の仕立て屋」という漫画でも指摘がありましたが、日本においてスーツってのは…なんていうか、おしゃれの範疇に入らないというか。一種の「制服」であって、あんまり「着こなす」という発想がないように見えます。会社員の皆様方においては、どうせ毎日着るものですからね。これをきっかけに、「ちょこっと」おしゃれを意識していけば面白いんじゃないかな、と思います。
…貧乏でも人生に気持ちの余裕は必要です。