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自衛隊イラク派遣、延長なら協力継続 来日のクウェート副首相

2004年11月27日 | 国際
来日中のクウェートのジャビル・サバハ副首相兼国防相は26日、都内で読売新聞と会見し、自衛隊のイラク派遣延長問題について、「日本が決める問題」としながらも、「延長すれば、必要な協力を続ける」と語り、延長に期待を表明した。
サバハ副首相は、自衛隊派遣について「純粋に人道支援のためのものだ」との見方を示し、「クウェートは、従来から支援している」と強調した。そのうえで、「(派遣のせいで中東での)対日感情が悪化したという人があれば、その人はテロリストの立場に近い」と述べた。


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日本ではこないだどこかでアンケートの回答で、「派遣を延長すべきではない」という回答が多かったというのを見たんですが、なかなかどうして、見てくれている人は見ているんだなぁ、と。いや、猫西の身内に自衛隊の人はいませんけどね。猫西の家はもともとそうでしたけれど、震災以降はとくに「自衛隊ありがとう!」という気持ちが強いので。
この人が何をしに日本に来ていたのかは知らないので、もしかしたら日本から援助を引っ張るためにきてて、この発言はそれを踏まえたうえでのリップサービスかもしれない、と見ることもできますけれど、それでも少し…いや、かなり誇らしい気持ちになります。なんていうんだろう…オリンピックやスポーツ大会で日本人ががんばってるのを見て、嬉しいのと似ているような。日韓共催のWC以降、こういう素直なナショナリズムの発露は日本全体が右傾化しているからだというトンデモ仮説をどっかで見ましたけど、そういう人ってたぶんプロジェクトXみたいな番組も嫌いなんでしょうね。あれ見るたんびに、「わたしも地道にがんばろう!」て思うんですけど、それだっていわば同胞の努力を見て自分もがんばろうとする、「素直なナショナリズム」に入るわけですから。
…それはさておき。アメリカがイラクで蛮行を繰り返している(でもつい最近、大量破壊兵器開発所と思しき所が発見されましたね。…やっぱりね)→日本とアメリカは仲がいい→日本も敵と思われている、という3段論法でもって、イラク撤退を訴えている人が多かったですけれども、そういう方たちはこの人の発言をどうとらえるのか、ちょっと興味深いです。聞かなかったことにするのか、それは一部の意見と切り捨てるのか、素直にそうなのかと納得するのか。…てか、この人の発言を流用すると、日本の中での左巻きな人々ってのはテロリストに近い立場、ということになってしまいますが。
正直、猫西としては年内で撤退する理由なんてないと思うんですけどね。迫撃砲が数発打ち込まれた、死者が出る前に撤退、という意見が政治家の間で出されたという記事を見ましたけど、それもなんだかな、と思うのです。今のイラクで「絶対に」安全な場所なんてないでしょうし(保険のCMじゃないけど、それは日本だって一緒ですし)、だからこそできるだけ安全を確保して地元に受け入れてもらえるように努力している隊員の方たちの活躍を見るにつけ、「なんで送り出した日本の政治家が、その努力を認めないで、ケチつけてるんだろうか」と悲しくなります。まぁ外野のタワゴトは気にしない方向で、努力がちゃんと報われるといいですね。
ちなみに、自衛隊のHPは結構面白かったです。何かの拍子にひっかけたんですけど、意外な事実が満載だったり。関西が中部方面というのが猫西的トリビアでした。西部は九州方面になるそうです。