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「対北朝鮮封鎖望ましくない」韓国大統領

2004年11月14日 | 国際
韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領は12日、南米三か国歴訪を前に立ち寄った米ロサンゼルスで講演、北朝鮮の核問題に関して「武力行使(を論議すること)は、哄笑の有効性に制約となる。封鎖政策も決して望ましい解決策ではない」と述べ、対話解決以外の方法はないとの見解を表明した。ブッシュ米大統領や、日本の対北朝鮮政策をけん制した発言と見られ、日米の反発を招きそうだ。
盧大統領はまた、核問題をめぐる6か国協議について「協議参加国間、さらに韓国、米国内で(核問題の解決方法で)意見の違いが存在する。これは問題解決を難しくする要素だ」と米韓の”温度差”に言及した。


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…………北朝鮮相手に本当に対話『だけ』で問題が解決するのであれば、今まで支援してきた膨大な米はなんだったのかと…。
ずっと長い間、対話だけで解決できないかと探っている間、こちらも譲歩をしていたにも関わらず、こっそり核開発してやったぜ、なんていってるわけですから。そりゃ今度は武器をちらつかせながら、泣きが入ってきちんと約束を果たすまでは退かない、という態度になりますよ。
武力行使が必ずしもよいとは思っていませんが、選択肢として残すのは必要というよりも当然だと思いますし(何しろ相手が北朝鮮なわけですから)、選択肢から消した途端に、またのらくらとごねて時間稼いで、みたいなことになりかねないと思います。
正直、経済封鎖は必要なんじゃないかな、とも思いますけどね。厳しい言い方になりますが、死者がそれで出たとしても、それは死者が出かねない状況を改善しないような、そんな指導者を戴いた国民にも責任はあるわけですから。もちろん、改善しようと努力中のところへ、手を差し伸べるのは当然だとは思いますけども、死者を出すに至った政治体制やらなにやら一切合財を見直すことなく、ただひたすらに対話をして相手の作戦に乗るのはいかがなものかと思うのです。「金正日体制が続いたのは、日本が食料支援したからだ。日本が食料支援しなければ、金正日体制はもっと早く崩壊し、多くの人が餓死せずにすんだ」…そんな論調だって成り立ちうるのではないでしょうか。
……はっ、もしかして盧武鉉大統領のこの発言て、安保理付託になった自分の国の未来を念頭においての伏線か!?