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米の反ダンピング課税をWTO提訴 日本、二国間協議要求

2004年11月25日 | 経済
政府は24日、アメリカの反ダンピング(不当廉売)課税の算出方法が世界貿易機関(WTO)協定に違反するとして、アメリカとの二国間協議を求め、WTOに提訴した。日本のWTOへの提訴は11件目となる。
アメリカの反ダンピング課税の算出方法は「ゼロイング」方式と呼ばれ、ダンピングがあった取引だけを取り出して課税率を算出するものだ。日本は、この方法では大半の取引が正常に行われている場合でも、一度の安値取引があるとダンピングとなる上、過大な反ダンピング課税に結びつくと主張する。


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日本の提訴数が11てのは多いんだか少ないんだか…せめて、○○年に加盟して以来これで11件とか、ここ○年で○件目とか、最多は○○国で○件、みたいに書いてほしかったです。でも猫西の感想としては、少ない気もしますけどね。日本てスポーツなんかそうですけど、自分にとって有利なようにルールを変えるよう働きかける、という行動が少なそうな感じがします。ルールの中で智慧を絞って工夫して成績を上げるとか。スキーとか水泳とか、そうやって努力して好成績を残すようになった結果、ヨーロッパとかの働きかけで不利なルール改定とかされまくりでしたけど。
そんなわけで、何の理由もなくいきなり提訴とかって珍しい印象があるんですけど、最近何かあったっけなぁ…。アメリカから無茶な要求されて、「そういうお前の方が問題ありなんじゃぁ!」て感じで逆提訴、てのは以前あったと思うのですが。……新聞には出ていない何かで譲歩を引き出すための脅し、とかでしょうかねぇ? 今までだってその方式で課税をしていたわけだから、何を今更というか。けど今、日米間で問題というと…牛肉とか。基地問題とか。
それにしても、昔々(というほど昔でもないけど)、アメリカにとにかく頭を抑えられていた時代に比べると、隔世の感がありますね。